傷痍軍人療養所の病棟で書かれた「戦中手記」を読むと、すでに「敗戦」は予知され、「戦後」は先取りされていたことが判る。戦後まもなく書き始められた「現代詩とは何か」 ...

新しい感動と出発に向けたアンソロジー。戦後の代表詩人たちの青春を動かした詩との出合い、核心に迫る詩の精髄。世界との接触を失わないための“窓”たる詩の魅力を鮎川信 ...

鮎川信夫年譜大正九年(一九二〇)東京市に生れる。昭和二年(一九二七)七歳中野区桃園第二尋常小学校入学、以後淀橋区戸山小学校、早稲田中学、早稲田第一高等学院を経て、早稲田大学英文科進学。昭和十二年(一九三七)十七歳中桐雅夫編集の詩 ... 論集『現代詩作 ...

すべては、コトバを始原に現存する。詩人は歴史の尖端にあって、停滞せずモダンを横断しつづけなければならない―吉岡実、鮎川信夫から吉増剛造、ねじめ正一まで、現代詩の ...

今日の代表的詩人を網羅し、時代の言葉の可能性を最も遠くまで展望した、最大かつ最高度の詩集シリーズ。本書には生前最後に刊行された『宿恋行』と没後刊行された『難路行 ...

... 詩を「都市」(田村隆一編集)誌上に発表。昭和四十六年一九七一年五十一歳この年より「ユリイカ」誌上に自伝的短篇を発表。後に『厭世』に収録される。六月、『歴史におけるイロニー』(筑摩書房)、九月、『鮎川信夫詩人論集』(晶文社)、十二月、『鮎川信夫 ...

... 鮎川信夫「戦後詩の拠点」「鮎川信夫著作集』第二巻(思潮社、一九七三年)三三〇頁。初出は、「戦後詩の拠点」「鮎川信夫詩論集』(思潮社、一九六四年)。初出稿の末尾に「未発表、一九五七年」と記載。鮎川は『新領土』終刊「四月」としているが、正確には ...