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能の演出 from books.google.com
世阿弥の時代から現代まで、能はどのように変貌したのか。鼓や笛の音からその歴史を探る。能の演出の変遷に音楽面からアプローチした画期的な研究。
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... 能であり、次に狂女物を据ゑればそれが破の能であり、最後に早舞物を持つて来ればそれが急の能である。修羅物は五番立の演出の時は破の初めの能であつても、初番に置かれる時は序の能の位で演じられなければならず、また狂女物は本来(五番立の標準でいへ ...
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... 能」はして行くので、このような芸術は世界にあまり類例があるまい。事によると、世界唯一のものかも知れないと思われる。なお、こうした珍らしい「能 ... 演出の、能のリズムに対するタッチが必然的に洗練され、且つ高められて来た事は云うまでもない。また ...
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... 能を面白く見せる工夫小書演出の歴史と諸相』横道萬里雄山中玲子・松本雍、檜書店、二〇〇九『能のデザイン」平凡社カラー新書増田正造、平凡社、一九七六『梅若能面百姿』梅若紀彰著、増田正造写真、平凡社、一九八五『尾張徳川家能楽名宝図録』朝日新聞 ...
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... 演出者という立場を認識している人は、現状ではそう多くない。申合セ(三六ページ参照)でも、自分の演技がしやすいように注文を付けるだけで、能全体の演出には無関心な人がすくなくない。無関心なばかりか、演出権を濫用して能を破壊している例さえ見受け ...
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... 演出が増えた)。砕動風とはいえ鬼能らしさが、演出に確保されていたことの、発見の意義は極めて大きい。重荷を後場に残し、責め道具に使う、現行からは瞠目すべき演出は、古態の詞章、元頼本の役指定に照らせば、世阿弥が考案した可能性も十分にある。後 ...
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... 能もかういふ道を通過して来たのだなといふ静かな見方が一番正しいのです。或は、能を普及させようとする野心のある方などには、黒川能の演出などが参考になることが多いと思ひます。なぜなれば、意識した品格といふものを持ち過ぎてゐませんから、その点 ...
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... 能の家元制度も強化され出した江戸中期以降になりますと、観客層を増加させるためにも、ますます小書演出の数を増してきます。例えば観世流では、当時上演されていた二百十番の曲目の約半数について、延べ二百五十種の小書がついていました。能の演出は ...