『私はあの子のことを、よくわかってやろうとしませんでした。...中也が詩を作るのに反対しながら、私は一方でお茶にばかり熱中していたんです。』明治四十年、医者の長男と ...

... 上に降る雪は-わが子中原中也を語る』で微細にわたり明らかにされている。ぼくはいまそれらの諸論に付加すべきなにものをももってはいない。たんに中也の詩集や作品を読むことでしかこの詩人の内面にふれえない者として、詩人と生活を共にし、あるいは ...

... 也(のちに緑野)の命名によるものというが(母フクの口述録『私の上に降る雪はわが子中原中也を語る』による。村上護編、講談社刊。以下、タイトル後半部省略)、中也自身は、東京にでてから友人たちに森鷗外を名付け親だと語ることがあったという。謙助は ...

大岡昇平. [収録単行本〕◇『中原中也』(一九七四年一月十五日、角川書店) ... 私感」、粟津則雄「雑誌雑感」、保昌正夫「「若草」と「やぽんな」と――館の雑誌 ... 上に降る雪は[本]『大岡昇平全集第十四巻』(一九七五年二月二十八日、中央公論社) [初出] ...

... 私の上に降る雪は――わが子中原中也を語る』(講談社一九七三・ 10 )大岡昇平『中原中也』(角川書店一九四・ 1 )河上徹太郎『わが中原中也』(昭和出版 一九七八五)四谷花園アパート』『文壇 145 安原喜弘『中原中也の手紙』(書肆 ... 中原中也参考文献目録.

6 ぶらり中原中也と長谷川泰子が歩いた京都鴨川べりを南へ下ってみた。「スペイン「式」の家=写真上=を出て、河原町通を越えると賀茂大橋。大文字山がよく見える。賀茂川と高野川の合流地点北には私 ... 降る雪はわが子中原中也を語る」は講談社文芸文庫にある ...

村上護. おうなとり、『私の上に降る雪は』というのであった。サブタイトルは、「わが子中原中也を語る」とつけ、宣伝広告のキャッチフレーズには「九十四歳の畑の稀有の語り下ろし」とつけられて、なにかと話題をよんだ本だ。中原中也についての肝心な ...

... 中也が詩人となるために、たとえばタバコの吸い方から帽子のかぶり方まで教えた人だ。ダダイスト高橋新吉もまた強烈な影響を与たとえばこんなふうに、私 ... 中原中也が生前、どんな人と付き合っていたか、それらの人名だけでも示して先に ... 上に降る雪は ...

... 私は、「いいえ、なにもいいませもうろうん。楽に亡くなりました」とお答えしました。中也の意識は朦朧として、なにかいうような状態ではなかったんです」と、「私の上に降る雪は/わが子中原中也を語る』(講談社文芸文庫・村上護編)の中で回想している ...

... 私*『世界の名曲』第一巻付録中央公論社刊、一九七二年八月。*第一巻は「ヴィヴァルディ/ヘンデル」。「信太妻の話」を読む ... 上に降る雪は□詩人と音楽□漱石の恋*『サンケイ新聞』(夕刊)一九七四年一月十二日。*中原フク述、村上護編『私の上に降る雪は ...