朝鮮戦争の勃発によりアメリカの対日政策は転換し、日本は警察予備隊を創設、再軍備への道を歩きだす。そこには出発点から、その後の防衛論議を大きく歪める数々の要因を孕 ...

戦車は戦争の道具としてあるのではなく、戦争を抑止するのに必要な装備品である。敗戦国という社会環境の下で、十余年の空間期間をおいて再出発した戦後日本の戦車開発の苦 ...

いのちの声を聴くことからの再出発。戦後日本の平和教育論は、戦争の悲惨さを伝える方法の限界にぶつかり、その内容や方法の工夫を広げてきた。しかし今あらためて、いのち ...

... 日本敗戦後、連合国軍最高司令官総司令部( GHQ )の保護と育成の下に再出発した日本の労働運動は経済・社会情勢を背景に急進的かつ政治的色彩の濃いもので、日本共産党も大きな影響力を及ぼしていた。 8 「総評結成」 7 月 11 日日本労働組合総評議会 ...

土方草介 15 新日本の時代、「新生・再出発」の時代人種問題は歴史の底流をなすと聞いていた。民族的優越感の存在も聞いていた。同基地のアルバイトでも、日本人労務者に対する態度に、白人と黒人の違いを見ることがあった。少々のサボタージュを黒人は ...

関正昭. 6.戦後、日本語教育の再出発日本語教育史は大きく三期に区分されることは序章で述べた。本節では、その第三期に当たる「国際交流のための日本語教育の時代(戦後~現在)」の中で、特に敗戦直後の状況を取り上げる。その直前まで続いていた日本語普及 ...

... 戦後の政府開発援助( ODA )も、戦後日本が再出発したとき、アジア諸国に対するお詳びの気持ちを込めた対外経済援助がそのスタートだった。「千年経っても加害者は加害者」ならば、反省と補償をこれからも延々と続ける以外に道はなくなる。「被害者と加害 ...

... 日本は敗戦国としての『罪』を償い、国際社会に復帰することができると信じて、処刑台の階段を上った。戦犯裁判の刑死者たちは文字通り、戦後日本の再出発の人柱となったのだ」巣鴨刑務所で処刑された「 BC 級戦犯」のことを詳しく調査した上坂冬子氏も次 ...

... 再出発した戦後日本は、過去半世紀近くにわたって、国の内外から「理念なき国家」として厳しい批判にさらされ続けてきた。欧米諸国からのいわゆる「ジャパシング」(「日本叩き」)とアジア近隣諸国の反日感情の挟撃に加えて、遠く中近東に発生した湾岸危機 ...

... 日本が 50 - 60 年代に提供した「資金協力」は、アメリカの対外援助と比べて二つの相違点がある。第一には、政策的意図については、日本の「資金協力」の主要な動機は「戦後 ... 再出発点のなかで決定され、特に、 50 年代において日本が対外資金の提供を始め ...