平安貴族を取り巻く「モノノケ」観念の解明

... 平安時代の物語であることが分かる。更に読み進めば、平安時代の最盛期、十世紀から十一世紀、摂関政治の時代であることを知るだろう。ざたせつかあかし作者である藤式部が、登場人物の紫上になぞらえて紫式部と呼称されたり ... 貴族の世界の女のスタンダード.

平安時代の王朝貴族は、中国の歴史書から、舞楽から、見たこともないシルクロードを想像し憧れていた。『竹取物語』でかぐや姫が五人の求婚者に求めたものは、すべてシルク ...

夢のお告げを信じ、加持祈祷にすがったとされる平安貴族。しかし彼らの日記からは、用事をサボる口実とするなど、夢を巧みに利用した姿が浮かび上がる。彼らが夢にどう対処 ...