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存在と言葉 from books.google.com
... 存在の思索」とは、そのような歴史的運命の背後に潜む存在の真理を回想しながら、蹴って積極的に、「存在者の存在に呼應すること( entsprechen )」( WP35 )を目指し、存在の呼び聲に答えてその見守りの語の世界へと出で立と( 7 )たのである。ところでこの言葉 ...
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... 言葉を語るものとして公共的・個別的であり、公共性と個別性は自我の二面である。そして公共性が個別性を超えた合意を内容と ... 存在了解が問題なのである。そのために、一意性の言語が持つ存在了解の枠組を問なくてはならない。その前に、一意性を本質と ...
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... 存在」は、存在者を存在 58 もいえるであろう。(日理想社刊、 0 - 5 判七丄ハ頁二三 0 円)在」の開示をもっ「言葉の哲学」ないしは「言語の哲学」とでだとハイデッガーはいうのである。ハイデッガ I の哲学は「存めるものは、哲学であり、また科学に優位 ...
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... 存在を確保して行くわけでもある。そしてもし又我々が言葉を通じて考えるならば、言葉は我々がそれを通じて一つの確実なものに到達するための手段でありつつ、しかも同時に我々が存在しうるための条件でもある。従って言葉に於いて思考する時には、我々は ...
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... 言葉の奇蹟に驚く新鮮ささえ失われている。魔術師の指さきから描かれる虹のように、言葉が存在を新鮮に目覚ますということは、すぐれた詩人の場合のみに属する稀有の事象となっている。言葉がわれわれにとって表象であるというのは、あたかも交換値に ...
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... 言葉が存在しはじめるそこから、言葉自身による一つの現実空間の形成がある、といった感じである。現実が言葉を刻むのではない。寸断された言葉があるのではない。言葉が創造する。色や形や音を持った言葉があるのではない。言葉から色や形や音が出発する ...
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... 言葉と存在の根源であることを突き止める。それが空海の「法身」であり「大日如来のイマージュ」として表される。真言とは真の言葉という意味だが、人間意識の最下層に見出される言葉と存在分節の起源が空海の真言であり現世を出現させる仏なのである ...