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大名と御伽衆 from books.google.com
... 大名の御伽衆のなかに、物読み法師や物語憎らしいものが、出てくる。ということは、いいかえれば、それ以前からいた物読み法師や物語僧が、この頃になって、大名の御伽衆の一員として、召抱えられたことを意味する。御伽衆に関しては、拙著『大名と御伽衆 ...
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... 大名として、また秀忠の御伽衆の一人としても知られている。秀忠の御伽衆としては、 1060 を興行し、 11 にも参加している佐久間大膳亮勝之(寛永十一年一六三四〉没、六十七歳)がいる。勝之は始め北条氏に仕えたが、小田原没落後蒲生氏郷に属し、関ヶ原の ...
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... 大名と御伽衆』を著し、戦国大名および桃山時代、江戸時代の諸家において、御伽の席に侍して主君の御相手を勤める御伽衆もしくは御咄衆の存在を明らかにされているが、この延俊に近侍していた人々も、まさしくこの御咄衆(御伽衆)と呼ぶにふさわしいもので ...
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... 御伽衆として、将軍に古物語を語っていたのである。戦国時代に有力な地方大名によって召抱えられた御伽衆は、大名の力によって多少の差はあるが、かなりの数である。秀吉が朝鮮役に出陣したとき、八百人の御伽衆が馬廻衆として従ったことは有名である ...
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... 御伽衆として、将軍に古物語を語っていたのである。戦国時代に有力な地方大名によって召抱えられた御伽衆は、大名の力によって多少の差はあるが、かなりの数である。秀吉が朝鮮役に出陣したとき、八百人の御伽衆が馬廻衆として従ったことは有名である ...
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... 御伽衆の作法をとき、次地方大名はもちろんのこと中央に覇をとなえた秀吉や徳川の将軍家が、御伽衆を尊重し、期待したのは、咄の面白さもあったが、彼等の体験談にあった。山伏を御伽衆にしたのも、山伏が地理や政治情勢に通じていたからである。また各 ...
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... 御伽衆になって、いくさ話を申し上げました。諸大名も心斎親子を呼んで、いくさ話を聞いたそうであります。この時は秀忠将軍の知っておられる戦もあるので、それを目に見えるように、誰からも異議の出ないように、嘘なしに話せたとみえます。これは読むの ...
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... 大名の御伽衆」や「御伽噺の變遷」などの、相互に緊密に關聯しあふ新舊とりまぜ十二篇の論文から成立つてをるが、それらは渾然たる統一のなかにも自ら三部に系統づけられると思ふ。第一部はいは、本書の中核をなす研究で、「御伽衆について」「職諸大名の ...
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安藤直太朗 90 御伽衆と御同朋衆とは、その活動の時期においてもずれがあり、前者は主として、戦国乱世以降、すなわち戦国大名等に近仕して、夜伽に奉仕し、いわゆる御咄衆として、いわば話芸をもって、興味ある古物語や戦陣の武功譚等をおもしろく ...