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マルクス主義と民族問題 from books.google.com
学問の世界でも民族に関する理論的探求が焦眉の課題となっている。民族とは一体何なのか。民族問題はいかにして解決しうるのか。諸民族共存の平和な共同体はいかにして実現 ...
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... マルクスは、「民族」の形成を資本主義の形成とむすびつけてはいないが、レーニンおよび彼に依拠したスターリンは、それを結びつけることをきわめて重要と考えた。またマルクス主義者の民族問題にたいするたいどについて、マルクスとエンゲルスは、いくつ ...
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... 民族問題への対応が鈍かった。第一次世界大戦後、ウィルソンやレーニンによって提唱された民族自決主義は、戦後体制の形成のうえで一つの重要課題であった。なかでもマルクス主義の民族理論がモロッコ問題に加え、地方問題を抱えるスペインに影響力を持っ ...
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... 民族問題を考察する上での基準としてきた。ところが、実際には、マルクス主義において民族理論をもっとも詳しく体系的に展開したのは、オーストロ・マルクス主義者オットー・バウアーであった。にもかかわらず、バウアーの民族理論が、長らく軽視ないし ...
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... マルクス主義理論の有効性でもなければ,社会主義的現実そのものでもなかった。勝利しなかったものが,敗北することはなく ... 問題から目をそらすわけにいかない。さて,向坂逸郎『マルクス主義と民族問題』(慶友社,昭和 29 年)は,敗戦後,昭和 20 年代の日米 ...
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... 民族自決理論スタマルクス主義革命理論のなかで,民族問題ほど多くの異説を生み,始祖マルクス,エンゲルスからレーニン,スターリン,毛沢東へと大きな飛躍を示した例はほかにはない。マルクスの時代の社会的・経済的条件においては,民族問題はそれほど大きな問題 ...
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... マルクス主義をめぐる議論は、バウアーとスターリンのネーションの定義方法で具体化した。バウアーは「ネーションとは、共通の運命を通じて結びつき、しっかりし共同体になる人々の全体である」と論じた。スターリンの結論は『マルクス主義と民族問題 ...
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... 民族の概念のうちに求めたものであり、単なるロマン主義的・情緒論的な民族意識を ... マルクス主義以外の民族理論がよくいうような、『民族精神』、『民族的自我』など ... 問題」(一九一三年)のそれがよく知られている。いま井上清の簡潔な要約をかりれば ...