タイトル通り、「公共選択論」の入門として手に取った。
学問全体のイメージをつかむことができるので、入門書として非常に優れている。
現代国家(政府)の分析としては非常にシャープな学問であることがよくわかる。
だが個人的には、最終的には公共性なき「公共政策論」という印象が拭えない。
思うに、事実と規範の二分法を前提に事実の領域にとどまり得るという、
いささか楽観的な前提には限界があるのではないか。
最終章で提案される「参加システム」が、そのすぐ後に編者によって
「合理的経済人という公共選択論の哲学を逸脱している方向」(269)と冷たく評されるのは示唆的だ。
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入門公共選択: 政治の経済学 ペーパーバック – 1983/1/1
加藤 寛
(編集)
- 本の長さ274ページ
- 言語日本語
- 出版社三嶺書房
- 発売日1983/1/1
- ISBN-10491490604X
- ISBN-13978-4914906047
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登録情報
- 出版社 : 三嶺書房 (1983/1/1)
- 発売日 : 1983/1/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 274ページ
- ISBN-10 : 491490604X
- ISBN-13 : 978-4914906047
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,426,907位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 602位経済学入門
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