消費者にとっては便利な時代になった。スマホが普及し、その日のうちに配達してくれるサービス。そして、24時間営業していて、公共料金の支払いも出来るコンビニ。普段、何気なく使っているこのようなサービスを誰が担っているか考えたことはなかった。どれだけ大変な思いをしている人がいるのかということも。
この本を読んで、コンビニ本部とフランチャイズ契約した個人オーナーが、人たるに値する生活を送れない状況になっても、契約を盾に年中無休で働かされている事実を初めて知った。また、会社の利益を守るためにはあらゆる手段を使ってオーナーを潰しにかかる企業側の闇と、これを追認する不当な判決を言い渡した裁判官たちの実態にも驚かされた。
これからコンビニのオーナーとして起業しようと考えている人はもちろん、普段何気なくコンビニを利用している人も一度は本書を手に考えてほしい。セブン元オーナーが裁判闘争に至る経緯をはじめ、登場人物たちの人柄や裁判での主張なども丁寧に描かれており、専門的な知識がなくても読める構成になっている。著者の綿密な取材の努力が伺える一冊だと思う。

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セブン元オーナーはなぜ闘ったのか ――日本のコンビニを問う 単行本 – 2024/12/30
村上恭介
(著)
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購入オプションとあわせ買い
365日、24時間営業は本当に必要なのか――。
24時間年中無休、大量発注・大量廃棄、理不尽なFC契約、そして「社会インフラ」の押し付け…。
問題だらけの日本のコンビニの在り方を問うノンフィクション。
セブン‐イレブンは、いやコンビニの世界全体も、松本さんの裁判を機に、明らかに新時代を迎えた。
そんなタイミングで上梓された本書のラストは、「コンビニ」という存在を突き詰める上で、きわめて重要な問題提起で締め括られている。読者にもぜひ、一緒に考えていただきたいと思う。――解説 斎藤貴男
東大阪市にあったセブンイレブン優良店のオーナーは妻の死、人手不足から深夜営業をやむなく中止。
これに対しセブン本部は「顧客からのクレームが異常に多い」とフランチャイズ契約の解除を通告。
他店のオーナーをはじめ社会的な支持を受けるオーナーに対抗し、人を雇って店舗を監視・盗撮したり、果ては駐車場に仮店舗を設置するなど閉店に追い込むため異常な工作を仕掛ける本部。
本部の主張を鵜吞みにした裁判官によって、元オーナーは裁判では敗訴したが、事件をきっかけに経産省は営業時間の裁量を認めることをコンビ業界に求めるなど、大きな変化をもたらした。解説は、ジャーナリスト・斎藤貴男氏。
▼ 目次
はじめに
第1章 「24時間営業」を問う裁判でオーナー敗訴
第2章 セブン本部に異議を唱えるまでの苦難
第3章 時短営業への挑戦と支援の広がり
第4章 規制に動き出した公取委、経産省だが
第5章 世論の批判で態度一変、店舗の盗撮
第6章 異常な人格攻撃と弁護団の反撃
第7章 証人尋問でセブンを追いつめる
第8章 セブンの主張を鵜呑みにした地裁判決
第9章 一審よりひどい高裁判決と最高裁の追認
第10章 コンビニは「社会インフラ」なのか
あとがき
解説 斎藤貴男
24時間年中無休、大量発注・大量廃棄、理不尽なFC契約、そして「社会インフラ」の押し付け…。
問題だらけの日本のコンビニの在り方を問うノンフィクション。
セブン‐イレブンは、いやコンビニの世界全体も、松本さんの裁判を機に、明らかに新時代を迎えた。
そんなタイミングで上梓された本書のラストは、「コンビニ」という存在を突き詰める上で、きわめて重要な問題提起で締め括られている。読者にもぜひ、一緒に考えていただきたいと思う。――解説 斎藤貴男
東大阪市にあったセブンイレブン優良店のオーナーは妻の死、人手不足から深夜営業をやむなく中止。
これに対しセブン本部は「顧客からのクレームが異常に多い」とフランチャイズ契約の解除を通告。
他店のオーナーをはじめ社会的な支持を受けるオーナーに対抗し、人を雇って店舗を監視・盗撮したり、果ては駐車場に仮店舗を設置するなど閉店に追い込むため異常な工作を仕掛ける本部。
本部の主張を鵜吞みにした裁判官によって、元オーナーは裁判では敗訴したが、事件をきっかけに経産省は営業時間の裁量を認めることをコンビ業界に求めるなど、大きな変化をもたらした。解説は、ジャーナリスト・斎藤貴男氏。
▼ 目次
はじめに
第1章 「24時間営業」を問う裁判でオーナー敗訴
第2章 セブン本部に異議を唱えるまでの苦難
第3章 時短営業への挑戦と支援の広がり
第4章 規制に動き出した公取委、経産省だが
第5章 世論の批判で態度一変、店舗の盗撮
第6章 異常な人格攻撃と弁護団の反撃
第7章 証人尋問でセブンを追いつめる
第8章 セブンの主張を鵜呑みにした地裁判決
第9章 一審よりひどい高裁判決と最高裁の追認
第10章 コンビニは「社会インフラ」なのか
あとがき
解説 斎藤貴男
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社旬報社
- 発売日2024/12/30
- 寸法1.4 x 12.8 x 18.8 cm
- ISBN-104845119684
- ISBN-13978-4845119684
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問題だらけの日本のコンビニの在り方を問うノンフィクション。

商品の説明
著者について
村上恭介…ジャーナリスト。関西大学文学部哲学科卒。主に労働問題を報道する連合通信社に入社、労働部長、関西総局長などを経て2001年からフリー。過労死、労働争議、企業不祥事、冤罪、近現代史などをテーマとする記事を週刊誌に執筆。「大阪路上生活報告-拡散する経済難民」で週刊金曜日ルポルタージュ大賞報告文学賞を受賞。共著に「この国のゆくえ」(金曜日)、「70年代/若者が『若者』だった時代」(同)がある。
斎藤貴男…ジャーナリスト。主な著書に『機会不平等』『民意のつくられかた』(岩波現代文庫)『戦争経済大国』(河出書房新社)『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)『日本が壊れていく』(ちくま新書)ほか。
斎藤貴男…ジャーナリスト。主な著書に『機会不平等』『民意のつくられかた』(岩波現代文庫)『戦争経済大国』(河出書房新社)『「東京電力」研究 排除の系譜』(角川文庫)『日本が壊れていく』(ちくま新書)ほか。
登録情報
- 出版社 : 旬報社 (2024/12/30)
- 発売日 : 2024/12/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 200ページ
- ISBN-10 : 4845119684
- ISBN-13 : 978-4845119684
- 寸法 : 1.4 x 12.8 x 18.8 cm
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2025年3月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入この本を読み、コンビニ本部の闇と裁判官の不公正な判断が理解できたと思う。非理法権天、闘うコンビニオーナーの出現に期待したい。
- 2025年2月9日に日本でレビュー済みAmazonで購入以前、トラブル相手のオーナーの店の駐車場に
コンビニ本部側が新たに店舗を建てるという事件があり、
衝撃的な映像・画像で世間が驚きましたが、
この本は、その時の事件について、初めのオーナーの異議の
申し立てから地裁・高裁・最高裁までの裁判を追った
貴重な記録。非常に細かく、著者の文章がうまく、
3ページくらいずつで章分けされて小タイトルが付けられているので、
レイアウト的にも内容の流れも追っていきやすいです。
コンビニ側は、上場企業で、ビジネスモデルを確立しており、
かつ、株主・投資家のために1円でも多く収益を上げなくてはならず、
オーナーの要求を認めると逆に株主から訴訟を起こされかねないため
それでこういう行動を取ったのかなと思いました。
また裁判所は、コンビニの対応・行動は契約書に明記されているもので、
契約時に錯誤等があったわけでもないので、
三審とも、判決としてはこう判断するしかなかったのかな、と感じました。