本の題目が、『英語教育における自動採点 現状と課題』となっているので、教育全般や、とりわけ英語教育に関係する人達がこの本を手にすると思われます。
まことに僭越ながら、ITやコンピューターに疎い読者の一人としては、6章、7章から読むのがおすすめだと、最後まで読んで思い知らされました。
AIの進歩には目覚ましいものがあって、色んな分野でAIが文字情報を読み、文書作成までやってくれる状況になっている現在、これから先の開発には、この世界には馴染みが薄い者にとっては、驚くような展開が待っているのだろうと推察します。
しかし、自然言語の文法を「生成」することは、コンピューターにはできないと思っています。外国語としての英語の学習においても、「それを肩代わりする様なもの」は現れないと思っていますが、この本に書かれている様な、自動採点の技術が進んで、学習者も教える側も、それぞれの’仕事’を円滑に進めることができる
様になる将来を期待したいです。
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