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CODE VERSION2.0 単行本 – 2007/12/1

4.6 5つ星のうち4.6 21個の評価

サイバー法といえばレッシグといわしめた『CODE』。
原書刊行から7年、wikiを出発点とした待望の改訂版!

前著『CODE』では「規制」とはなにか?「自由」とはなにか?誰が誰のために規制をするのか?
そのときの責任は?など、まだネット規制が多くの人々にとって現実味がないところで、
その実現性を議論し、そのあるべき姿---民主的な価値を守るため、コードによるネット規制に
不完全な部分を設けろという主張---で多くの論者を驚かせた。

それから7年(原書刊行より)。ネットをとりまく状況も変わってしまった。そしてよくも悪くも、
人々もまた他人事ではいられないほど関心が高まっている。本書は、現在のネットの状況に
あわせ、事例を一新した改訂版(Version2.0)である。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 翔泳社 (2007/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 552ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4798115002
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4798115009
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 21個の評価

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ローレンス・レッシグ
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カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
21グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年10月26日に日本でレビュー済み
インターネットはレッセフェールではうまくいかず、法、規範、市場、コードの4つでうまく規制するべき、特に国の関与は大事:
規範:社会やコミュニティの不文律
市場:ものの値段を通じて振る舞いを規制する
コード:インターネットのアーキテクチャ、例えば実名でないと登録できないとか

ただし、規制が不完全なことに価値がある。例えば、人を不快させる情報(例:著作権、暴力、ポルノ)へのアクセスはコントロールされきれていないが、そのことで、多様な情報へのアクセスが担保されている。しかし、テクノロジーの進歩により、コードによって、完全なコントロール可能な将来が予見されるがそれはディストピア。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月9日に日本でレビュー済み
子供の時からネットに触れてる身で、法と資本と方法論によりネットはどんどんつまらなく不自由になってると感じてました。お金と夢が語られ始め、法が広がっていく過程をまざまざと感じたとでもいうか、私は体感的にそういうことを感じていましたが、裏側の理屈の大家をやっと見つけたという感じです。今の子供たちは私たち世代のようにネットで遊んだり学んだりしていないのかもしれない、とうっすら思いました。用意された遊びではあるのかもしれないし、また別の遊び場があるんでしょうが。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サイバー法の分野では重要文献とされている本。ネット時代における法規制についての包括的な議論に始まり、技術の進歩により規制と管理がいかに容易になるか、不当な規制に抵抗し如何に自由を守るかという話を経て、最終的に、現代社会における自由とは、民主主義とは何か、国家と世界市民などの本質的な考察に至る。ネット時代の法と自由を議論する上で必読の本。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年12月10日に日本でレビュー済み
サイバー空間については「政府は規制できず、自由が広く実現される世界」という認識が強い。
しかし、本書はそうした見通しに異議を申し立てる。

サイバー空間は技術面からすれば全面的に規制することも自由を認めることもともに可能であり、ゆえに我々自身の手でどのような制度設計にするかを選択していかなければならない領域だというのが筆者の主張である。
成行きに任せ放置するというのは、自由な空間がつくられるのではなく、最悪の状態を実現させるだけである。
しかし、現実はそれに近いところに向かっていると警鐘を鳴らす。

サイバー空間の議論としても十分面白いが、それにとどまらない、一般の「規制」の考え方としても本書は非常に興味深い。
筆者は規制の手段として「法」「規範」「市場」「アーキテクチャ」を挙げる。
この「アーキテクチャ」というのは物理的にその実行を食い止めるもののことだ。
例えば、不法侵入を食い止める手段として、法はそれを違法行為と認定し、規範はそうした行いをするものを不正な人と批判するのに対し、アーキテクチャは鍵によって実際に入れなくすることに対応する。
このアーキテクチャのポイントは「事後的な報復によって行為を抑えさせる」のではなく最初から行動を不可能にしている点、認知を必要としない点(法や規範はそれを知らない人には抑止力がない)である。

サイバー空間の特徴は、この「アーキテクチャによる支配」のウェイトが非常に高いこと、そしてアーキテクチャ自体が高度に設計可能であることだ。
決して、サイバー空間は「自然に」そのように作られているのではない、それは作りかえることも可能なものであり、そこに我々の選択が必要なのだ。

内容はとても面白いし、サイバー空間を考えるにも、法哲学的な問題を考えるにも読むべき本であろう。

最後に訳であるが、訳者自身が非常にくせのある訳し方をする人だというのはあるが、個人的には別に特に悪い訳だとは思わなかった。
もう少し全体に堅めに訳してもいいとは思ったが
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年8月2日に日本でレビュー済み
だいぶ前に出た『CODE』の改定版。サイバー世界における規制の在り方について書いている。

それにしてもすごい本だ。自分も今はシステムの構築に携わっているが、もともと法律を勉強し、勤めてからも情報公開制度や個人情報保護制度を担当してきていたので、プライバシーの保護についても、ちょっとは知っているつもりだった。

でも、ここまで深く、インターネット時代の法、憲法の解釈を検討している書物は初めてだ。再読して、改めてそう感じた。

著書が言うように、インターネットにおける規制はだんだん増している。しかも、それは、大勢の人の間ではむしろ肯定的に受け止められている。

ただ、それって本当は非常に怖いことなんだ。きちんとした議論もなく、ネットでの匿名の発言を規制したりすることは、私たちの自由を知らぬ間に制限していくことにつながる。

日本では、こういった議論がされていないな。住基ネットの時もそう。人間にコードを振ることが尊厳を冒すだとか、セキュリティが心配だとか、そういった議論に終始してしまい、ネットでの自由とそれを実現するためのアーキテクチャ、法といった議論がなかったように思う。初版のときも、今もそれは変わっていない。

著書が最後の「補遺」で言うように、この本は決してネット社会だけではなく、現実の社会の民主主義過程を取り戻すことの重要性を教えてくれる。日本は心配だな。

いい本、読んだ。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初のやつも読んでたけど、いま読むとこの本が危惧していた「インターネットに対する権力や企業が画策するコードによる規制」はほぼ完遂してしまったという手遅れ感がある。この手の本なので訳がいまいち(原文を想像しないと意味がつかめない)のは仕方ないとしても、書籍版の初版は誤字脱字が酷すぎる。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年9月24日に日本でレビュー済み
 あまりにも有名なスタンフォード大学の憲法学教授ローレンス・レッシグ教授によるサイバー法の本である。本書は、法律実務家が参照して役立つアンチョコ的な本ではない。サイバー法の全域を根源的に考察する哲学書にも近いものである。本書の根底には、「自由とは何か」「規制とは何か」というような憲法学上の根本命題の考察が脈打っている。

 レッシグ教授が本書で提案しようとした大きな理論の一つとして、規制の四要素論とでもいうべきものがある。レッシグ教授によれば、規制には、法・(社会)規範・市場・アーキテクチャの四要素が存在するという。この四つの要素の総和が、自由や権利を記述する。簡単言うと、法・規範・市場・アーキテクチャ(コード)の制約を受けていない状態、それが無制約な自由の状態ということができるだろう。
 従来、憲法学が主たる考察対象としていたのは、法による規制であった。レッシグ教授の功績は、政府による法的規制以外にも、自由に対する脅威として規範・市場・アーキテクチャが存在することを指摘した点にある。とりわけインターネットの世界は、アーキテクチャの塊である。リアルスペースとは異なり、人工の空間であるインターネットにおいては、インターネットを規定する技術的特性が、インターネット上の行動を制約し、促進してしまう。
 だからこそ、インタネット上の権利や自由を本当の意味で擁護するためには、インターネットのアーキテクチャを憲法の価値に照らしていかにデザインするかが問題とされるのである。

 本書では、レッシグ教授の目指す憲法政策が身近な具体例を用いて分かりやすく説明されている。読み物としても単純に面白い。インタネットがいかにあるべきかについて少しでも興味があるのであれば手にとって見ると良いだろう。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年6月23日に日本でレビュー済み
他人に勧めるためにURL確認のために開いてみましたが、星1つのレビューが1件のみで全体評価が低いので投稿します。確かに訳は変換ミスも残っていたり、ちょっといただけないなと思うところもありますが、それほど酷い訳というわけではありません。内容を考えたら翻訳版であっても読む価値はあるでしょう。もちろん原書でスラスラ読めるならその方がいいかも知れません。

内容は、私が情報系の学生なので例えばTCP/IPのことはある程度知っているのもありますが、親切に書いてあります。勧めてくれた友人は法律系の学生ですが、TCP/IPがどこまでできて何ができないかを知らなくても理解できるようになっています。これは一例ですが、どんなバックグラウンドの人でも楽しめるのではないかという本です。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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