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コモンズ: ネット上の所有権強化は技術革新を殺す 単行本 – 2002/12/1

4.1 5つ星のうち4.1 26個の評価

サイバー法の第一人者レッシグ氏による待望の新刊!

前著『
CODE』は昨年春刊行以来、坂村健氏(コンピュータ学)、東浩紀氏(哲学研究者)、西垣通氏(メディア論)をはじめとした有識者たちにジャンルを超えた反響を起こし、いまやサイバー法議論においてそれ抜きには語れない名著となった。インターネットがあたりまえになった現在、いま起きているネットと法律にまつわる最高にホットな論点を、レッシグ&山形浩生(翻訳)のコンビで贈る!

既存のネット関連の本は、所有権強化こそが技術革新につながるという議論を展開し、ネットについても著作権侵害のツールという面だけが強調されることが多かった。本書はこれにまっこうから対立し、所有権強化はかえって技術革新の可能性を殺し、われわれすべてにとって悪い結果をもたらすと明確に論じている。アメリカに追随して各種所有権強化の声があがっている日本にとっても、いま考えなければいけない重要なことだ。
前作『CODE』より内容の具体性も高く、マイクロソフト裁判の背景なども詳解する。あまり理解されていない司法省側の議論が、ここで明示され、知的財産権の分野で働く人のみならず、ネットに関心のある一般の読者にも必携の一冊。
AUTHORBIO: ■ローレンス・レッシグ…スタンフォード大学法学教授であり、サイバー法の世界的な第一人者。
邦訳『CODE』(翔泳社刊)はネットとサイバー法の新しい視点を提示した。
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出版社より

コモンズ~ネット上の所有権強化は技術革新を殺す

”自由”か”コントロール”か? ”革新”か”後退”か?

既存のネット関連の本は、所有権強化こそが技術革新につながるという議論を展開し、ネットについても著作権侵害のツールという面だけが強調されることが多かった。本書はこれにまっこうから対立し、所有権強化はかえって技術革新の可能性を殺し、われわれすべてにとって悪い結果をもたらすと明確に論じている。アメリカに追随して各種所有権強化の声があがっている日本にとっても、いま考えなければいけない重要なことだ。

前作『CODE』より内容の具体性も高く、マイクロソフト裁判の背景なども詳解する。あまり理解されていない司法省側の議論が、ここで明示され、知的財産権の分野で働く人のみならず、ネットに関心のある一般の読者にも必携の一冊。

【原書タイトル】the furure of ideas:the fate of the commons in a connected world

第一部 ドット・コモンズ

第一章 「フリー」

第二章 構成部品:「コモンズ」と「層」

第三章 電線上のコモンズ

第四章 ワイアードされたものたちのコモンズ

第五章 無線のコモンズ

第六章 コモンズの教訓

第二部 ドット・コントラスト

第七章 現実空間での創造性

第八章 インターネットからのイノベーション

第三部 ドット・コントロール

第九章 旧 VS 新

第一〇章 電線-ひいてはコード層-をコントロール

第一一章 ワイアードされた者-ひいてはコンテンツ層-をコントロール

第一二章 ワイヤレス-ひいては物理層-をコントロール

第一三章 何が起きているんだろうか

第一四章 alt.commons(代替案としてのコモンズ)

第一五章 オーリンにはわかっている

商品の説明

商品説明

アメリカでは著作権にまつわる問題が噴出している。もはや著作権の本来の意義を大きく超え、創作活動に悪影響を及ぼすまでになったと主張する向きも多い。この潮流はインターネットの世界においても同様であり、ソースコードを公開する「オープンソース」の立場と企業が中心となるソースコードを明かさない立場が互いの優劣を競い合っている。どちらが真に優れたコードを作り出し、発展に寄与するものなのか? さらに拡張してフリーなリソースとはどのように発展に寄与するものなのか? 本書はこの部分について解説を試みている。

本書のキーワード「コモンズ」は共有性、すなわち多数の人々によって平等に保有または享受されることを意味する言葉だ。話はインターネットの創生から始まるが、電話網に代表されるワイヤードにおける「コモンズ」の寄与、そして無線世界でのアプローチなどを踏まえ、「コントロール」するべきものとするべきでないものを明確に定義し、インターネットでの所有権のあり方について議論を行っている。昨今のアメリカでは音楽の配信・映画の配信に伴う著作権の問題や一部企業の製品による独占的な市場のコントロールの問題に対して重要な判決が下されているが、このような事態に対して著作権は企業が利益を確保するための手段に成り下がり、本来の目的から大いにゆがめられていると世間からも非難の声が上がっている。ましてやアメリカではミッキーマウスの著作権に代表されるように行き過ぎた面が見られる。

本書はそのような流れに対し、最も進歩を促すリソースの所有形態を提示している。当然、本書の意見については企業としては賛同できない部分もあるかもしれない。しかし自社の製品を生み出す源泉がいったい何であるのかを考えれば、そして市場の成長を促すものが何であるのかを考えれば、行き過ぎた所有権はトータルでマイナスに働くということに気が付くだろう。

本書はインターネットでの所有権のあり方について、その意味と理由を含めて学ぶことのできる書籍として大いに役立つだろう。インターネットを信奉するすべての人におすすめしたい。(斎藤牧人)

内容(「MARC」データベースより)

自由か、コントロールか? 革新か後退か? インターネットの自由を守るためにいかなる規制が必要なのか、「自由のための規制」について論じる。2001年刊「CODE」に続く、より実践的な書。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 翔泳社 (2002/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 500ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4798102040
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4798102047
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 26個の評価

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ローレンス・レッシグ
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上位レビュー、対象国: 日本

2014年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知的財産そのものの是非に関して,簡単に思いつく議論は先回りして論じてあります.その分長いですが,今でも十分に読む価値があります.

社会全体の利益と,特定の個人(達)の利益を取り違えていると,この本の議論は最初難しく感じます.普段メディアで耳にする視点の多くは後者ですから,自然と慣らされてしまっているのかもしれません.
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知的財産権の本を読んでいて、コモンズが元長野県知事の田中康夫氏が政策として出していたこともあり、興味を引いた。
2003年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まあ、何とか無理して時間をかければ英語でもこの本を読めなくはない。私はその程度のものである。で、山形さんの訳がこれほど早く出ることも予期せずに、原書をえっちらおっちら二ヶ月ほどかけて読み終えた直後。にこの訳書を入手したのである。
訳者山形さんの知の質量ゆえに、日本語として入ってくるメッセージの入り方が、英原書との間にほとんどギャップがなかった。さらにいえば、訳者あとがきにおいて、明瞭に論点を要約し、そして、日本社会への意味合いが説かれている。
日本では、個別にテクニカルな次元に止められがちな問題が、アメリカでは憲法に関わる、すなわち、そもそもの国の成り立ちに関わる本質的な問題であること。それゆえに、この原著のメッセージが極めて重いものであること。レッシグの議論をおさらいするとともに、山形さんの視点が加わることで、実に有意義な一冊となっていると思う。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年9月3日に日本でレビュー済み
かなり ざくざくって翻訳するのは
あんまり 肌に合わないのですが、、、それはおいといて

スティグリッツが(情報の非対称性でノーベル賞をとった経済学者の方です)が、著作権問題について
レッシングと同様の発言を繰り返していた、スティグリッツは、レッシングと異なり主として「貪欲経済主義」
との関係から述べていたので、興味を持って読んだのですが 非常に明晰で説得力がありました

取り上げられる事案の何割かは既に報道で聞いたことのあるものでしたが、こういう話だったのね
というのが、まあ良くわかります。ITも法も私の専門でも無いのですが、貪欲な既得権益者が社会全体の発展の
阻害になる構図を阻止する普遍的な重要な戦線のひとつだということが理解できました。
2010年3月14日に日本でレビュー済み
最近、『REMIX』が翻訳されたローレンス・レッシグの旧作。
『CODE』よりも、より具体的な政策提案がなされていて、彼の問題意識がどこにあるのかが、分かりやすい。

『REMIX』を読む前に復習として読んでみたが、7年以上前に出版された本だけど、まったく古臭さは感じられない。むしろ、ここで彼が問題を提起していることについては、今もなお、議論されていいことだと思う。
しかし、日本の現状は、こういう議論がなされておらず、インターネットの世界でのイノベーションも生まれてきていない。

Winnyの裁判でも、P2P技術が生み出す可能性があったイノベーションについてはあまり考慮されず、著作権侵害のほう助性の有無の話ばかり。
彼の主張していることがすべて日本においても妥当するかどうかは疑問だけど、少なくともネットへの規制がどうあるべきかを議論する際には、考慮されるべきだと思うが、そういった気配はまったくない。
なんでなんだろう?読みながら疑問に思う。
インターネット登場以後の日本の法学者の怠慢なのだろうか。個人情報保護や著作権保護に関する書物は多いが、イノベーションの可能性や「自由」を守るために法的規制をといった主張はほとんど読んだことがない。
そもそも日本でインターネットに関するイノベーションって生まれたのかな?自分が使ってるwebサービスのほとんどはアメリカのものだし。
面白い論点なんだけどな。自分が大学にいたころにインターネットがあったら、こういう研究をしてみたかった。早く生まれ過ぎた...
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年1月5日に日本でレビュー済み
作者はイノベーションには自由に利用可能な共有財産としてのリソース
が必要だと訴えている。独占がいけないことはわかっていたので、上記
の共有財産としてのOSの問題、アクセス回線の問題(特に有線)は目
新しくはなかった。しかし、
●著作権、特許権の過剰運用が何故問題か?
●ネットワークのプロトコルのトレンド
 ・端末をインテリジェントにするか、回線網をインテリジェントにするか
 ・NATによるプライベートアドレスでアドレス枯渇を防ぐ方法では
  何故まずくて、IPV6による方法が望ましいか?
●無線の周波数の割り当て政策の問題
に関しては、勉強が足りなかったことを認識した。
共有財産としてのリソースを、なんらかの形で増大させる方向で貢献でき
れば、よいのだが自分にはその力がない。だから多くの人にこの本を読んで
もらって、問題意識を共有する手伝いができればと思いレビューを書いた。
少々影響され過ぎて翻訳者の山形の煽りに乗っかり過ぎかもしれないが、
自分は面白かったからそれもまたいいと思ってる。
そこで面白く思ってくれそうな人の条件を下記に思いつくだけ並べる。
・山形浩生の翻訳作品が好きな人(伽藍とバザールを読んだことがある人)
・インターネットの誕生からWWWの発生、MOSAICの誕生の歴史を雑誌、
書籍、自身のネットワークライフの歴史?のいずれかを通してある程度
把握してる人
・NHKの変革の世紀(特に第3回)を見て面白いと思った人
・NHKの電子立国日本の自叙伝を見て面白いと思った人
・WIREDマガジンを読んでた、サイゾーを読んでた人
・日経産業新聞、日刊工業新聞、ZDNN等、技術と経済、社会が一応微妙に
でも交錯するニュースソースを好む人
・コンピュータとネットワークも結構詳しい経済学部の人
・コンピュータとネットワークも結構詳しい法学部の人
・日経新聞を好むエンジニア
・日経サテライトニュースが好きな人
多分一つ当てはまると複数当てはまるような条件しか網羅できていないので、
無意味な行為かもしれないが1読者の熱意の表れと思い笑って欲しい。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年3月3日に日本でレビュー済み
セカンドライフの利用方法について日米で大きな開きがある。

日本の商業主義に比べて、米国でのキーワードは

・New Media
・創造工学/クリエイティビティ学習
・Creative Commons/フェアユース/著作権

このあたりにあったと思う。

原著の出版が2001年と古いが、今セカンドライフを掘り下げて調べていく中にあって、米国の動きや教育機関におけるブームに関連性を見出すことができた。

しかし、長すぎる・・
着想の原点と、著者が考える理想の状況を語るには16ページで足りるのではないかと思う。

レッシングを好きになりたい人は買う。
何を言っているのかが知りたいだけの人は彼のブログを読む。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年11月12日に日本でレビュー済み
 ローレンス・レッシグ氏は、サイバー空間とアイディア空間の環境保護活動家のようだ。コントロールすべきものと、コントロールすべきでないもの(正確には、コントロールを最小化すべくコントロールすること)とのデリケートなバランスを模索しつつ、可能な限り、イノベーションにオープンな社会を求めている。
 本来コモンズ(共有地)であるはずの地上が、私有地に切り分けられながらも、公道や公園といった人が自由に行き来できる場を残すことで、私達は散歩ができ、休息でき、イマジネーションを膨らませることができるのと似ている。本来、そうした共有地はしかるべく残されるべきであるが、現代の特許制度は、かなり違った形に進化しているとレッシグ氏は言う。特に、ソフトウェア特許とビジネスモデル特許、そして著作権の拡大。せっかく、広大なコモンズを提供できるインターネットというサイバー空間が生まれたのに、時代はどんどん、そのコモンズを狭め、すべてを私有地化する方向に動いているというのだ。サイバー空間を豊かにしてきた人の多くは、ネット空間が私有地化されることを望んでいないのに、権益を守りたい巨大な旧勢力によって、新しい空間ががんじがらめのコントロール下に置かれようとしている。。。各種知的財産権について考えるとき、まずは本書内でも紹介されているトマス・ジェファソンの言葉を噛みしめてから、再考していくべきかと思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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