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アメリカ環境政策の展開と規制改革―ニクソンからバイデンまで (アメリカ環境法入門3/現代選書) 単行本(ソフトカバー) – 2022/4/28
畠山 武道
(著)
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◆好評の著者【アメリカ環境法入門】シリーズ、待望の第3弾が登場! ◆
【目次】
◆第1章 環境規制政策の展開
1 前史―アメリカにおける環境保護の濫觴
(1) 公有地および野生生物保護の長い伝統
(2) 公衆および労働者の安全衛生保護
(3) ケネディ・ジョンソン政権の取組み
(4) 環境保護に取り組みはじめた議会
2 環境規制システムの形成(ニクソン~カーター政権)
(1) 強い環境対策を求める世論が沸騰
(2) ニクソン大統領と環境政策への野望
(3) フォード政権・カーター政権
3 規制緩和時代の環境政策(レーガン政権)
(1) レーガン政権が押し進めた規制緩和
(2) 大統領の一方的な権限による規制改革
(3) 政権を危機に追い込んだワットとゴーサッチ
(4) 議会の反撃,環境団体の抵抗
(5) レーガン改革とは何だったのか
4 グローバル時代の幕開けと環境政策(H・W・ブッシュ政権)
(1) 環境大統領をめざして
(2) CAA改正法の成立
(3) 気候変動問題で孤立するライリー
(4) ノーネットロス
(5) ブッシュの変節
5 分極化時代の環境政策(クリントン政権)
(1) クリントン政権の登場と環境政策の再検
(2) ギングリッチと「アメリカとの契約」
(3) 自然環境保全では大きな成果
(4) 世紀の転換期の環境政策
6 国内外の危機と環境政策(W・ブッシュ政権)
(1) 環境法制の小刻みな掘り崩し
(2) 特異な行政スタイル
(3) ブッシュ政権に対する評価の乱高下
(4) 勢力均衡で袋小路におちいった議会
(5) ブッシュ政権が残した負の遺産
7 社会の分断と環境政治の漂流(オバマ政権)
(1) オバマ政権への期待
(2) オバマ環境立法の挫折
(3) 公然化した金権主義と反科学
(4) その後もジグザグが続く
(5) 歴史上もっとも反環境的な議会
(6) オバマ政権環境政策の実績
8 環境保護システムの敵視と破壊(トランプ政権)
(1) トランプ政権の「業績」
(2) 動かなかった議会
◆第2章 歴代政権と環境規制改革
1 1970年代の規制改革
(1) ニクソン政権の「生活の質」審査
(2) フォード政権の経済影響評価
(3) カーター政権の規制分析審査
(4) 1970年代大統領規制審査システムの問題点
2 レーガン政権と規制影響分析
(1) 規制緩和特別委員会の設置
(2) 大統領命令12291
3 H・W・ブッシュの中途半端な規制改革
4 クリントン政権が試みた多様な規制改革
(1) 大統領命令12866
(2) 環境規制の再構築(reinvention)
(3) 自然保護分野における新たな挑戦
(4) 環境規制再構築プログラムの全体的評価
5 W・ブッシュ政権と改革の乱用
(1) 次世代環境法論の終焉
(2) 自発的手法を多用
(3) 強化されたOMB/OIRA審査
(4) 政治による科学の修正
6 オバマ政権と規制改革の夢
(1) 次世代環境プログラムの終焉
(2) 大統領命令13563
7 トランプ政権による規制の縮小
(1) 海図なき規則の撤廃と規制予算
(2) 誇張された規制緩和の効果
8 バイデン政権と伝統的システムの復活
◆第3章 規制改革理論の変遷
1 厳格規制立法の功罪
(1) 1970年代環境法の特徴
(2) 野心的な法律の功罪
2 厳格規制に対する批判の台頭
(1) 国家規制批判の先駆者たち
(2) 社会規制改革のロードマップ
3 効率的規制論の台頭
(1) 批判の口火を切ったアーカマン
(2) 環境規制改革論の伝道師スチュワート
(3) その他の効率的規制論者(クーリー,ブライヤー)
(4) 効率的規制論者からみたレーガン政権の規制緩和
(5) 効率的規制論に対するラーテンの批判
4 排出枠(排出許可証)取引をめぐる議論
(1) 市場ベース規制論者の願いがかなう
(2) 排出枠取引の導入に対する抵抗勢力
5 息を吹き返した費用便益分析
(1) モラールの規制点数表
(2) 費用便益分析マニア・サンスティーン
6 次世代改革提案の興隆
(1) 次世代改革提案の背景
(2) イエール大学次世代プロジェクト
(3) 次世代改革提案の内容
(4) スタインツオーの次世代改革論批判
7 自己規制の法理論
(1) 自己規制を支持する論文が急増
(2) 自己規制の内容
(3) オーツの再帰的環境法論
(4) 自己規制手法に対する批判
8 協働ガバナンス論
(1) フリーマンの協働ガバナンス論
(2) 協働ガバナンス論の問題点
(3) 成功した自然資源管理
(4) 協働ガバナンスモデルの歴史的位置づけ
9 環境規制改革の「失われた世代」
(1) 理念なき自発的取組みの推進
(2) 「行き詰まりを打破する」プロジェクト
(3) セカンドベスト論の登場
10 排出枠取引は生き残れるか
11 プライベート・ガバナンス論は救世主たりうるか
12 伝統的環境規制システムは復活するか
◆第4章 まとめ
1 漂流するグリーン国家
2 成功した環境政策
3 環境をとりまく状況の変化
4 環境規制改革論のゆくえ
【目次】
◆第1章 環境規制政策の展開
1 前史―アメリカにおける環境保護の濫觴
(1) 公有地および野生生物保護の長い伝統
(2) 公衆および労働者の安全衛生保護
(3) ケネディ・ジョンソン政権の取組み
(4) 環境保護に取り組みはじめた議会
2 環境規制システムの形成(ニクソン~カーター政権)
(1) 強い環境対策を求める世論が沸騰
(2) ニクソン大統領と環境政策への野望
(3) フォード政権・カーター政権
3 規制緩和時代の環境政策(レーガン政権)
(1) レーガン政権が押し進めた規制緩和
(2) 大統領の一方的な権限による規制改革
(3) 政権を危機に追い込んだワットとゴーサッチ
(4) 議会の反撃,環境団体の抵抗
(5) レーガン改革とは何だったのか
4 グローバル時代の幕開けと環境政策(H・W・ブッシュ政権)
(1) 環境大統領をめざして
(2) CAA改正法の成立
(3) 気候変動問題で孤立するライリー
(4) ノーネットロス
(5) ブッシュの変節
5 分極化時代の環境政策(クリントン政権)
(1) クリントン政権の登場と環境政策の再検
(2) ギングリッチと「アメリカとの契約」
(3) 自然環境保全では大きな成果
(4) 世紀の転換期の環境政策
6 国内外の危機と環境政策(W・ブッシュ政権)
(1) 環境法制の小刻みな掘り崩し
(2) 特異な行政スタイル
(3) ブッシュ政権に対する評価の乱高下
(4) 勢力均衡で袋小路におちいった議会
(5) ブッシュ政権が残した負の遺産
7 社会の分断と環境政治の漂流(オバマ政権)
(1) オバマ政権への期待
(2) オバマ環境立法の挫折
(3) 公然化した金権主義と反科学
(4) その後もジグザグが続く
(5) 歴史上もっとも反環境的な議会
(6) オバマ政権環境政策の実績
8 環境保護システムの敵視と破壊(トランプ政権)
(1) トランプ政権の「業績」
(2) 動かなかった議会
◆第2章 歴代政権と環境規制改革
1 1970年代の規制改革
(1) ニクソン政権の「生活の質」審査
(2) フォード政権の経済影響評価
(3) カーター政権の規制分析審査
(4) 1970年代大統領規制審査システムの問題点
2 レーガン政権と規制影響分析
(1) 規制緩和特別委員会の設置
(2) 大統領命令12291
3 H・W・ブッシュの中途半端な規制改革
4 クリントン政権が試みた多様な規制改革
(1) 大統領命令12866
(2) 環境規制の再構築(reinvention)
(3) 自然保護分野における新たな挑戦
(4) 環境規制再構築プログラムの全体的評価
5 W・ブッシュ政権と改革の乱用
(1) 次世代環境法論の終焉
(2) 自発的手法を多用
(3) 強化されたOMB/OIRA審査
(4) 政治による科学の修正
6 オバマ政権と規制改革の夢
(1) 次世代環境プログラムの終焉
(2) 大統領命令13563
7 トランプ政権による規制の縮小
(1) 海図なき規則の撤廃と規制予算
(2) 誇張された規制緩和の効果
8 バイデン政権と伝統的システムの復活
◆第3章 規制改革理論の変遷
1 厳格規制立法の功罪
(1) 1970年代環境法の特徴
(2) 野心的な法律の功罪
2 厳格規制に対する批判の台頭
(1) 国家規制批判の先駆者たち
(2) 社会規制改革のロードマップ
3 効率的規制論の台頭
(1) 批判の口火を切ったアーカマン
(2) 環境規制改革論の伝道師スチュワート
(3) その他の効率的規制論者(クーリー,ブライヤー)
(4) 効率的規制論者からみたレーガン政権の規制緩和
(5) 効率的規制論に対するラーテンの批判
4 排出枠(排出許可証)取引をめぐる議論
(1) 市場ベース規制論者の願いがかなう
(2) 排出枠取引の導入に対する抵抗勢力
5 息を吹き返した費用便益分析
(1) モラールの規制点数表
(2) 費用便益分析マニア・サンスティーン
6 次世代改革提案の興隆
(1) 次世代改革提案の背景
(2) イエール大学次世代プロジェクト
(3) 次世代改革提案の内容
(4) スタインツオーの次世代改革論批判
7 自己規制の法理論
(1) 自己規制を支持する論文が急増
(2) 自己規制の内容
(3) オーツの再帰的環境法論
(4) 自己規制手法に対する批判
8 協働ガバナンス論
(1) フリーマンの協働ガバナンス論
(2) 協働ガバナンス論の問題点
(3) 成功した自然資源管理
(4) 協働ガバナンスモデルの歴史的位置づけ
9 環境規制改革の「失われた世代」
(1) 理念なき自発的取組みの推進
(2) 「行き詰まりを打破する」プロジェクト
(3) セカンドベスト論の登場
10 排出枠取引は生き残れるか
11 プライベート・ガバナンス論は救世主たりうるか
12 伝統的環境規制システムは復活するか
◆第4章 まとめ
1 漂流するグリーン国家
2 成功した環境政策
3 環境をとりまく状況の変化
4 環境規制改革論のゆくえ
- 本の長さ392ページ
- 言語日本語
- 出版社信山社
- 発売日2022/4/28
- 寸法13.2 x 1.8 x 19 cm
- ISBN-104797234369
- ISBN-13978-4797234367
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商品の説明
出版社からのコメント
◆アメリカ環境規制の法と動向を概観◆
1970年代に始まり1990年代に転機をむかえたアメリカ環境政策の変遷をたどりつつ、それらと平行して進行した環境規制改革をめぐる議論の経緯と動向、その特徴を、簡潔に概観する。また、関連文献や、学界の動き・背景、全体的特徴などを精査。アメリカ環境法の学習にも、個々の法律や判決の意味を正確に理解ができて、使いやすく、便利。
1970年代に始まり1990年代に転機をむかえたアメリカ環境政策の変遷をたどりつつ、それらと平行して進行した環境規制改革をめぐる議論の経緯と動向、その特徴を、簡潔に概観する。また、関連文献や、学界の動き・背景、全体的特徴などを精査。アメリカ環境法の学習にも、個々の法律や判決の意味を正確に理解ができて、使いやすく、便利。
著者について
畠山武道(はたけやま・たけみち):北海道大学名誉教授
登録情報
- 出版社 : 信山社 (2022/4/28)
- 発売日 : 2022/4/28
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 392ページ
- ISBN-10 : 4797234369
- ISBN-13 : 978-4797234367
- 寸法 : 13.2 x 1.8 x 19 cm
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