※訳者は『
瞬間の君臨(極の不動)
』のあとがきにおいて、本対談集を「一番優れたヴィリリオ入門書」としていた。2003年に「目下[…]訳出を準備している」「近刊」とされていた本書(224頁)。まさかの16年越しの翻訳である。
時間爆弾
戦時
時間に対する戦い。
時間バンカー
考古学
速度学。
遺伝子爆弾
優生学
科学の事故。
黄昏の夜明け。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
黄昏の夜明け: 光速度社会の両義的現実と人類史の「今」 単行本 – 2019/10/4
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥2,970","priceAmount":2970.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,970","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"H40OO2Y2PDtHxJO3ncL%2F39SPmoHp%2B9VSXvK806IPKwSx9o11qLSva2HGLClfprZHdHXn4FZ%2BvHtxWsmY8mckqqnWGnb6lG8HIPAWG1oZ%2BO8EJ6uK9SEWgzFmfYgi%2FSDgfrKjChupJeg%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥2,580","priceAmount":2580.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"2,580","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"H40OO2Y2PDtHxJO3ncL%2F39SPmoHp%2B9VSCE8Ex8%2BidNs32IPG3Qzsx%2B0f0s1kMH9NlQ9nI%2FqxANO3rjtvEhz5H5YgBY8OBj%2BPXnxoc1L1P28y5Dcnf%2FuCwY5Nnx4k26wPl5UDPTwEnzyCaG47XGQKc%2FBPq0S0WG%2BqL%2BDX8RkgTMQ1Nl9im5RAuw%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
昨年九月に逝去した世界的思想家P・ヴィリリオは、学者・編集者のS・ロトランジェを聞き手として行われた9・11(2011年米国同時多発テロ)直後の緊急対談と、その根底構造に迫る一連の対談とによって、本書で現代世界の最前線の問題を照し出します。
9・11は「事故が兵器になる」グローバル社会の歪みを露呈させました。ヴィリリオはその背後にある世界構造の変化を明らかにします。情報と巨大エネルギーが結びついた事故は新しい戦争の形であり、もはや戦争は場所を選びません。その大変動に「地政学」や「核抑止」という古びた衣装で立ち向かおうとしても、もはや地理的な国境は、瞬間移動による富のフローが作り出す「格差という境」へと姿を変え、人々の移動を加速させ、場所を問わずに力を行使する高度な情報技術によって簡単に突破可能になっているのです。
すでに台座がボロボロなら、その上に立つ像を修復しても意味はありません。ヴィリリオは、「身体」の速度が生み出す多様な時空を礎石にして世界の台座を組み直します。ヴィリリオがいう「身体」は、生物的身体、生態環境的身体、社会的身体という三つの身体の相互関係によって構成されています。近代は、治水灌漑や植民地などを通じた生態環境的身体・社会的身体の整備と破壊によって「現実」を作り出してきました。しかし今日、人類は遺伝子操作による生物的身体の整備と破壊をも始めようとしています。そこで行われる生物的身体の解体は、「完全な人間」を作り、異質なものを排除し、社会を解体するナチスの夢の再現へと繋がるものではないでしょうか? ヴィリリオ思想はそれに立ち向かい続けてきました。「現実」は在るものではなく、固有身体を通して作り出される出来事であり、「現実」に責任を負うのはあくまで人間なのだと。(つちや・すすむ フランス現代思想)
9・11は「事故が兵器になる」グローバル社会の歪みを露呈させました。ヴィリリオはその背後にある世界構造の変化を明らかにします。情報と巨大エネルギーが結びついた事故は新しい戦争の形であり、もはや戦争は場所を選びません。その大変動に「地政学」や「核抑止」という古びた衣装で立ち向かおうとしても、もはや地理的な国境は、瞬間移動による富のフローが作り出す「格差という境」へと姿を変え、人々の移動を加速させ、場所を問わずに力を行使する高度な情報技術によって簡単に突破可能になっているのです。
すでに台座がボロボロなら、その上に立つ像を修復しても意味はありません。ヴィリリオは、「身体」の速度が生み出す多様な時空を礎石にして世界の台座を組み直します。ヴィリリオがいう「身体」は、生物的身体、生態環境的身体、社会的身体という三つの身体の相互関係によって構成されています。近代は、治水灌漑や植民地などを通じた生態環境的身体・社会的身体の整備と破壊によって「現実」を作り出してきました。しかし今日、人類は遺伝子操作による生物的身体の整備と破壊をも始めようとしています。そこで行われる生物的身体の解体は、「完全な人間」を作り、異質なものを排除し、社会を解体するナチスの夢の再現へと繋がるものではないでしょうか? ヴィリリオ思想はそれに立ち向かい続けてきました。「現実」は在るものではなく、固有身体を通して作り出される出来事であり、「現実」に責任を負うのはあくまで人間なのだと。(つちや・すすむ フランス現代思想)
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社新評論
- 発売日2019/10/4
- ISBN-104794811268
- ISBN-13978-4794811264
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 黄昏の夜明け: 光速度社会の両義的現実と人類史の「今」
¥2,970¥2,970
最短で5月17日 金曜日のお届け予定です
残り2点(入荷予定あり)
¥1,320¥1,320
最短で5月17日 金曜日のお届け予定です
残り6点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
著者について
Paul VIRILIO(1932-2018)現実を構成する空間・時間・速度の関係を軸に、変貌する世界の今を解き明かすフランスの思想家。情報速度が身体・社会・世界に及ぼす影響を明るみに出した。
Sylvere LOTRINGER(1938-)パリ生まれのポーランド系ユダヤ人。学者・編集者。
Sylvere LOTRINGER(1938-)パリ生まれのポーランド系ユダヤ人。学者・編集者。
登録情報
- 出版社 : 新評論 (2019/10/4)
- 発売日 : 2019/10/4
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 4794811268
- ISBN-13 : 978-4794811264
- Amazon 売れ筋ランキング: - 940,573位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
光速度社会が作り出す「光と闇」を、世界を創造した神の視点で俯瞰するポール・ヴィヴィリオ。肉声を通して身近に感じられる刺激的な一冊。意外な発見も。若いころに、聖ベルナデット礼拝堂(私は、竹下節子「ルルドの泉」で知った奇跡の少女ベルナデットの死後100年を記念して建てられた)の設計者のひとりであること、あるいは日本でもおなじみのニコラ・バタイユが脚色・演出したランボーの「地獄の一季節」の舞台デザインを手掛けていたことなど。みずからをアナーキスト・クリスチャンだと定義していること。そして人類が期待する第三の地平のなかで、エコロジー派に何らか形で結びついているテロリズムについて、その自殺的な側面は、決してアラブ的なものではなく、イスラム的なものでもなく、フランス的なものでもない、日本赤軍派の重信房子らが、自殺的テロ攻撃という種をまいた、と厳しく指弾していること。2018年9月に86歳で天に召されたが「空間」から「時間」それを超えた「速度」というコンセプトへの道筋が、よくまとまったあとがきも含め見通せる。