心理学者の視点で文学を読むというとても新しい視点で、面白い内容です。
この本は主に発達心理学の知見から、青少年期の課題、虐待からの立ち直り、道徳性の発達、愛着理論などを扱っています。
心理学や教育に興味がある人にオススメの一冊です。また、文学が好きな人にももちろん読んでいただきたいです。小説の新しい読み方が見つかるかもしれません。
もう一つ、この本のオススメポイントは、非常に読みやすいという点です。書き方は論文形式のフォーマルなものですが、素人でも十分に理解できるほどわかりやすい文章です。これほど内容が濃く、詰まっているのに読みやすいというところに筆者の素晴らしい文章力がうかがえます。
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