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ボディ&ソウル: ある社会学者のボクシング・エスノグラフィー 単行本 – 2013/2/5
- 本の長さ406ページ
- 言語日本語
- 出版社新曜社
- 発売日2013/2/5
- 寸法14 x 3.1 x 19.4 cm
- ISBN-104788513196
- ISBN-13978-4788513198
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登録情報
- 出版社 : 新曜社 (2013/2/5)
- 発売日 : 2013/2/5
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 406ページ
- ISBN-10 : 4788513196
- ISBN-13 : 978-4788513198
- 寸法 : 14 x 3.1 x 19.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 843,778位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22,219位スポーツ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
法政大学教授/博士/専門:キャリア開発
一般社団法人 プロティアン・キャリア協会 代表理事
株式会社 キャリアナレッジ 代表取締役社長 個人投資家
著書33冊 社外取締役・顧問35社 歴任
UC.Berkeley 元客員研究員
メルボルン大学 元客員研究員
日本学術振興会特別研究員
(DC2・PD:一橋大学・SPD:東京大学)
企業研修/登壇 200社以上
ソニーG NTT東日本 NTT西日本 三菱UFJ SBG ダイキン みずほFG 富士通 Amazon ソフトバンクG NTTドコモ NTTデータ NTTcom 東京海上日動 パーソルキャリア デンソー コンセント MKI オムロン GDO ブラザー工業 みずほ銀行 北國銀行 協和キリン、三井情報 三井物産 三菱商事 住友商事 丸紅 伊藤忠商事 リクルート 野村証券 中外製薬 田辺三菱製薬 ダイキン工業 花王 ポーラ化成 エーザイ 日本ハム NTT東日本 ファミリーマート 花王 オムロン 電通デジタル アステラス パナソニックコネクト パナソニックインダストリー パナソニックオートモーティブ、パーク24、旭化成、ソニーセミコンダクタソリューションズ(登壇企業一部リスト、順不同)
集団・組織のダイナミックな相互作用
分析を得意とする。
日経ビジネス記事/
日経STYLE U22 連載/
プレジデントオンライン連載 /
NewsPicks特集記事/
JobPicks連載/
BUSINESS INSIDER 連載/
日本の人事部 連載/
日経doors 連載/
毎日新聞 連載/
専門分野:
①都市エスノグラフィー
②組織エスノグラフィー
③キャリアエスノグラフィー
2018年 日本の人事部「HRアワード:書籍部門」入賞
『先生は教えてくれない就活のトリセツ』
2015年 法政大学 ベストティーチャー賞 受賞
2006年 第一回地域社会学会研究論文学会表彰(奨励賞)
論文:田中研之輔『若年滞留層の社会的排除』
ソフトバンクアカデミア外部一期生
専門:社会学 社会調査論
関心:経営×キャリア×社会
特技:テニス (コーチ暦 23年)
趣味:読書漁→ひたすら本を読み漁る
講演・著書執筆等 依頼:
ktanaka76※hosei.ac.jp
→※を@に変換
プロフィール:
一橋大学大学院(社会学)、日本学術振興会特別研究員(DC2・PD:一橋大学・SPD:東京大学)を経て、メルボルン大学大学院政治学部社会学プログラム・カリフォルニア大学バークレー校社会学部で、計4年間客員研究員をつとめ、2008年3月末に帰国。
2008年4月より現職。これまでに、一橋大学・慶應大学・早稲田大学・立教大学・デジタルハリウッド大学・駒沢大学・東洋大学・東京家政学院大学でも、兼任講師として教壇に立つ。教育・研究活動の傍ら、グローバル人材育成・グローバルインターンシップの開発等の事業も手がける。
一般社団法人 日本国際人材育成協会 特任理事。
Global Career人材育成組織TTC代表アカデミックトレーナー兼ソーシャルメディアディレクター。
デジタルハリウッド大学客員准教授。
著者HP: http://tanaken.info
オンライン講座schoo担当科目: https://schoo.jp/teacher/490
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ストリートとの関係、ボクシングジムの規律、身体を磨き上げていく日々、著者の成長記録を追体験できるのが興味深い。
さらに、ドキュメンタリータッチで描かれながらも、社会学理論も十二分に活かさせていく。
お勧めの著作
したがって、四六時中ボクサーに密着するのでなければ、著者のように筆が立つ人がボクサーになるしかないのかもしれない。
ボクシングジムとは学校であり、教会であり、家族であり、工場である。そして、ジムはまた-何よりも-夢を生み出す機械だ(P355)。
ボクシングジムがなんたるかの根幹は日本や東南アジアとかわらないだろう。しかしながら、これを見事に言葉に変換している点でこの本は出色だ。
そして、シカゴならではの事情。この時期のシカゴでは、麻薬中毒になるかチンピラ同士の小競り合いで命を落とすか、さもなくば、刑務所の中にいるか。ボクシングジムは、自身をこれらと断絶する数少ない施設だそうだ。選手の層が厚いわけだ。
とりわけ圧巻なのは、ボクシングジムにおいて構築されるボクサーの身体&精神についての考察であり、ジムという特異な空間での反復的な練習と、仲間たちとの会話や無言のやり取り、トレーナーからの示唆などが、ともすれば社会的落伍者になっていたかもしれない個々の人間を、自他ともに承認された立派なボクサーたらしめていく過程についての分析である。ボクサーの「工場」であり、「道徳の学校」でもあるジムで、ボクシングという複雑な技法を成り立たせている「主体」である身体がどのように形成され、また自らの欲望を巧みに制御し生活を設計していく精神が発動していくのか、その詳細を、社会学・人類学的な理論を駆使しつつ、だがそれ以上に現場での透徹した観察や聴き取り調査を通じて明らかにしていく言葉の表現には、学ばされるところが非常に多い。
社会学的なボクサー論として優れているのはもちろんのこと、他のスポーツにおける身体&精神について社会学する際にも、あるいはさらに拡げて何らかの協同的実践に関する人間の本性について議論する際にも、必ず役に立つ知見が満載の本であるといってよい。