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増補 不登校、選んだわけじゃないんだぜ! (よりみちパン!セ) 単行本(ソフトカバー) – 2012/3/16
貴戸理恵、常野雄次郎
(著)
最もリアルで評価の高い、不登校「入門」
「不登校は病気じゃない、自分で選んだんだ。」そう言った瞬間にこぼれ落ちていく本当の気持ちと背負わされていく責任、見えなくなる現実。
もと小学校不登校者である若き研究者と、もと明るい不登校エリートがリアルなことばをさぐる。
「不登校は病気じゃない、自分で選んだんだ。」そう言った瞬間にこぼれ落ちていく本当の気持ちと背負わされていく責任、見えなくなる現実。
もと小学校不登校者である若き研究者と、もと明るい不登校エリートがリアルなことばをさぐる。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社イースト・プレス
- 発売日2012/3/16
- 寸法13 x 1.5 x 18.8 cm
- ISBN-104781690254
- ISBN-13978-4781690254
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商品の説明
著者について
■貴戸理恵(キドリエ)
1978年福岡県生まれ。社会学者の小熊英二氏、上野千鶴子氏に学ぶ。東京大学大学院修了。現・関西学院大学助教。
■常野雄次郎(ツネノユウジロウ)
1977年兵庫県生まれ。ランカスター大学卒業。TOEIC対策学校講師、獨協大学外国語教育研究所非常勤講師などを務める。
1978年福岡県生まれ。社会学者の小熊英二氏、上野千鶴子氏に学ぶ。東京大学大学院修了。現・関西学院大学助教。
■常野雄次郎(ツネノユウジロウ)
1977年兵庫県生まれ。ランカスター大学卒業。TOEIC対策学校講師、獨協大学外国語教育研究所非常勤講師などを務める。
登録情報
- 出版社 : イースト・プレス; 増補版 (2012/3/16)
- 発売日 : 2012/3/16
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 208ページ
- ISBN-10 : 4781690254
- ISBN-13 : 978-4781690254
- 寸法 : 13 x 1.5 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 435,008位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 37,910位絵本・児童書 (本)
- - 116,325位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年11月23日に日本でレビュー済み
長い不登校を経て東京大学へ行った著者と、フリースクールの東京シューレへ通った著者。どちらが書いたとも分からず混在する、独白形式です。フリガナあり。初版は2005年。時代背景は、不登校はそっとしておきなさいと言われ、不登校の選択肢がそこまで多くなかった時代です。主流のカルチャーに対する、カウンターカルチャーもあるよという主張に思えます。(行かなくても東大とフリースクール)なんらかの解決という点では、それらの選択が成功したとも思えない迷いが散見されます。
2020年代というと中学受験まで受験が下がってきて、国連が日本の競争主義的な教育環境をイジメや学校嫌いとの関連で問題視しています。その意味では東京大学に入ったというのは、その価値システムに入ったままではある。しかしその頂点を獲ったからには、学歴システムをもう少し壊してほしい。周りの専門家は不登校本人の気持ちに入り込めていないと著者は言う。しかし違和感を抱くものの、どう変えるべきかを捉えていない。子供の不安な気持ちを独白しているが、それを助けようと支援する本とまでは言えない。それを求めるならもっと他にもあります。
「学校に行くのをやめたけど、今では社会人としてうまくやってます」というありふれた明るい不登校のPR文章。やめて重荷から救われることも確かだが、これを「とてつもなくウソっぽい物語」と例えています。シューレ出身のまわりの人も安定した職がある人は少数だとするし、続いて青年期にも尾を引く不登校の負い目に対して思想として不登校を受け入れる方法を解説して「自分を肯定する」ことへと結ぶ。
言い換えると、多くの場合、身内も先生も医者も、不安や自己肯定感に対してうまく手伝ってくれないので、自分で導き出さざるを得ないし、自己解決しきれてない。そういう独白のように思えます。学歴の優越性では解決ではない。フリースクールという選択肢は、ない時代よりは伸び伸びと成長できたが、解決ではない。
愛情やアドラー心理学、共感、自己肯定感、アンガーマネジメント、学歴偏重への批判、父性の欠如、色々な理論に現在では辿りつきやすいですけど、周りにもそうやって支援する大人が増えればもっと解決が早まるのでは。そう変わって欲しい。
2020年代というと中学受験まで受験が下がってきて、国連が日本の競争主義的な教育環境をイジメや学校嫌いとの関連で問題視しています。その意味では東京大学に入ったというのは、その価値システムに入ったままではある。しかしその頂点を獲ったからには、学歴システムをもう少し壊してほしい。周りの専門家は不登校本人の気持ちに入り込めていないと著者は言う。しかし違和感を抱くものの、どう変えるべきかを捉えていない。子供の不安な気持ちを独白しているが、それを助けようと支援する本とまでは言えない。それを求めるならもっと他にもあります。
「学校に行くのをやめたけど、今では社会人としてうまくやってます」というありふれた明るい不登校のPR文章。やめて重荷から救われることも確かだが、これを「とてつもなくウソっぽい物語」と例えています。シューレ出身のまわりの人も安定した職がある人は少数だとするし、続いて青年期にも尾を引く不登校の負い目に対して思想として不登校を受け入れる方法を解説して「自分を肯定する」ことへと結ぶ。
言い換えると、多くの場合、身内も先生も医者も、不安や自己肯定感に対してうまく手伝ってくれないので、自分で導き出さざるを得ないし、自己解決しきれてない。そういう独白のように思えます。学歴の優越性では解決ではない。フリースクールという選択肢は、ない時代よりは伸び伸びと成長できたが、解決ではない。
愛情やアドラー心理学、共感、自己肯定感、アンガーマネジメント、学歴偏重への批判、父性の欠如、色々な理論に現在では辿りつきやすいですけど、周りにもそうやって支援する大人が増えればもっと解決が早まるのでは。そう変わって欲しい。
2015年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不登校当事者の目線で書かれている数少ない不登校関連本です。当事者の意見は大体こんな感じだと思います。
「私たち(不登校)の話はをしているのに結局私たちの意見は入っていない」
この言葉が印象に残っています。
結局、学者や教師、医者にしても経験を元にして話している訳ではない。
もっと不登校当事者の意見を聞き入れて欲しい。
これからの社会の大きな課題だと思います。
「私たち(不登校)の話はをしているのに結局私たちの意見は入っていない」
この言葉が印象に残っています。
結局、学者や教師、医者にしても経験を元にして話している訳ではない。
もっと不登校当事者の意見を聞き入れて欲しい。
これからの社会の大きな課題だと思います。
2017年7月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者のお二人にもそれぞれの辛さがあった・あるのはわかります。(わかったつもりになるんじゃないと言われるかもしれませんが)
ただ周囲にとけこめず(現在も継続中)学校に行くのが辛かったけど、不登校をする選択肢も、根性も、受け入れてくれる環境も無かった身にとっては、不登校の当事者お二人の経験と考察よりも、喧嘩した際「学校行ってないくせに!」と貴戸さんに叫び、「ふつうの人になりたいです」と文集に書いた (それを「夢がない」とお母さんと貴戸さんは笑い転げたということが、最悪) 貴戸さんの妹さんの描写が最も強烈に刺さり、共感しました。
ただ周囲にとけこめず(現在も継続中)学校に行くのが辛かったけど、不登校をする選択肢も、根性も、受け入れてくれる環境も無かった身にとっては、不登校の当事者お二人の経験と考察よりも、喧嘩した際「学校行ってないくせに!」と貴戸さんに叫び、「ふつうの人になりたいです」と文集に書いた (それを「夢がない」とお母さんと貴戸さんは笑い転げたということが、最悪) 貴戸さんの妹さんの描写が最も強烈に刺さり、共感しました。
2019年6月11日に日本でレビュー済み
著者は恵まれ過ぎている。
大卒の両親、恐らく裕福な家庭だろう。
母親はすぐに理解を示し、サポートしてくれる。父親は何も言わず見守り養う。
なのに母親に文句言ったり、妹を笑ったり、ただの自意識過剰の嫌な女だ。
一つも迷惑かけて悪かったなんて思っていないのが、文面からにじみ出ている。
罪悪感で一杯の不登校児と対極だ。
大学院へ行ったというのも、今時金さえ払えばどこでも大学に入れる。ましてや院(笑)
相当研究したい事もなければ、就職を先延ばしにする為の逃げ場所でしかない。
「誰も私を理解しない、出来るわけがない」という不遜な態度は、ちゃんと親元から自立してから言ってよね。
両親のお陰でいつまでも我儘娘で居られる幸運に、少しは感謝して欲しい。
普通でありたいと願った妹さんが、とても可哀想だ。ミイラ取りにならなかった彼女の努力を称え幸せを祈る。
大卒の両親、恐らく裕福な家庭だろう。
母親はすぐに理解を示し、サポートしてくれる。父親は何も言わず見守り養う。
なのに母親に文句言ったり、妹を笑ったり、ただの自意識過剰の嫌な女だ。
一つも迷惑かけて悪かったなんて思っていないのが、文面からにじみ出ている。
罪悪感で一杯の不登校児と対極だ。
大学院へ行ったというのも、今時金さえ払えばどこでも大学に入れる。ましてや院(笑)
相当研究したい事もなければ、就職を先延ばしにする為の逃げ場所でしかない。
「誰も私を理解しない、出来るわけがない」という不遜な態度は、ちゃんと親元から自立してから言ってよね。
両親のお陰でいつまでも我儘娘で居られる幸運に、少しは感謝して欲しい。
普通でありたいと願った妹さんが、とても可哀想だ。ミイラ取りにならなかった彼女の努力を称え幸せを祈る。