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母子避難、心の軌跡―家族で訴訟を決意するまで 単行本 – 2013/12/26
森松 明希子
(著)
2人の幼子を抱えて郡山市から大阪に母子避難した母親の感動の手記。安心した支えの中で自らを語り始め、家族4人で訴訟を決意するまでを赤裸々に描く。裁判では「普通の暮らし、避難の権利、つかもう安心の未来を」と訴える。
- 本の長さ167ページ
- 言語日本語
- 出版社かもがわ出版
- 発売日2013/12/26
- ISBN-104780306760
- ISBN-13978-4780306767
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登録情報
- 出版社 : かもがわ出版 (2013/12/26)
- 発売日 : 2013/12/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 167ページ
- ISBN-10 : 4780306760
- ISBN-13 : 978-4780306767
- Amazon 売れ筋ランキング: - 989,099位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 118,467位社会・政治 (本)
- - 138,390位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供を放射能汚染から守りたい人達に是非読んでほしい。実際に福島で何がおこっているのかが、よくわかります。
2019年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
".ふつうの一般市民がある日をさかいに『原発難民』と呼ばれ、究極の『自己判断』と『自己決定』をし、不安定な避難生活を今なお『自己責任』の下に余儀なくされるこの現実を(中略)知らせるべきだと思ったのです。"原発賠償関西訴訟の代表をつとめる著者の言葉は311において問われた【ふつう】【日常】【家族】といった様々なことを強く考えさせてくれる。
個人的には、読書という行為は自身の感情や知識、著者との距離感いった様々な要素によって読後感は当然、それぞれによって違うのが【当たり前であり楽しみ】だと考えているのですが。そういった意味で、私自身が縁があってこの本の著者をゲストに迎えたイベントのスタッフとして、以前サポートする機会があり、手渡されたこの本を交えて著者本人と実際に様々な対話をした記憶がある本書の存在を大阪北部地震をキッカケに"思い出し、そして、久しぶりに手にとって。 "やはり色々と言葉に出来ない、整理されないままの感情に包まれた。
福島の原発事故によって何が失われたのか?ふつうとは?家族とは?この国に生きる以上、誰にでも起こりうることを考えたい誰か。正しいとされた事ではなく、正しさを自分なりに考えたい誰かにオススメ。
個人的には、読書という行為は自身の感情や知識、著者との距離感いった様々な要素によって読後感は当然、それぞれによって違うのが【当たり前であり楽しみ】だと考えているのですが。そういった意味で、私自身が縁があってこの本の著者をゲストに迎えたイベントのスタッフとして、以前サポートする機会があり、手渡されたこの本を交えて著者本人と実際に様々な対話をした記憶がある本書の存在を大阪北部地震をキッカケに"思い出し、そして、久しぶりに手にとって。 "やはり色々と言葉に出来ない、整理されないままの感情に包まれた。
福島の原発事故によって何が失われたのか?ふつうとは?家族とは?この国に生きる以上、誰にでも起こりうることを考えたい誰か。正しいとされた事ではなく、正しさを自分なりに考えたい誰かにオススメ。
2014年7月6日に日本でレビュー済み
東日本大震災の後、母子避難を余儀無くされ、強制避難勧告区域から外れているというだけで国、東電からも殆ど何の保証も得られないという厳しい状況下で、必死に我が子を守るために頑張り続ける人々の現状を、どれだけご存知でしょうか…
震災から3年以上が経った今、当たり前だった日常生活に戻れない人々がたくさんおられます。
この本には、辛い現実と戦っておられる多くの被災者の一人である筆者が、国、東電を相手に、当たり前の権利を訴えるため、集団提訴に踏み切るまでの思いが綴られています。
自分自身がまさか原告になるなんて…という筆者の文章を拝読し、地震大国・日本に住んでいる限り、誰もが同じ立場になる可能性がある事に気付かされます。
筆者は、避難するもとどまるも苦渋の選択ということを分かってもらいたいとも書いておられます。
仕事で福島を離れる事ができない夫を残し、母子非難、そして訴訟を決意するまでどれだけ迷われ勇気が必要であったかということが、この本を読めば分かります。
また、原発賠償関西弁護団の弁護士による寄稿「なぜ原発賠償関西訴訟が提起されたのか」もとても分かりやすく書かれています。
一人でも多くの方が、この貴重な本を通してこの現実を知り、考えて欲しい…そう強く願って止みません。
震災から3年以上が経った今、当たり前だった日常生活に戻れない人々がたくさんおられます。
この本には、辛い現実と戦っておられる多くの被災者の一人である筆者が、国、東電を相手に、当たり前の権利を訴えるため、集団提訴に踏み切るまでの思いが綴られています。
自分自身がまさか原告になるなんて…という筆者の文章を拝読し、地震大国・日本に住んでいる限り、誰もが同じ立場になる可能性がある事に気付かされます。
筆者は、避難するもとどまるも苦渋の選択ということを分かってもらいたいとも書いておられます。
仕事で福島を離れる事ができない夫を残し、母子非難、そして訴訟を決意するまでどれだけ迷われ勇気が必要であったかということが、この本を読めば分かります。
また、原発賠償関西弁護団の弁護士による寄稿「なぜ原発賠償関西訴訟が提起されたのか」もとても分かりやすく書かれています。
一人でも多くの方が、この貴重な本を通してこの現実を知り、考えて欲しい…そう強く願って止みません。
2014年2月2日に日本でレビュー済み
原発賠償関西訴訟原告団代表である著者が、東京電力福島第一原発事故のあと母子での避難を選び、そして集団提訴に踏み切るまでの思いが綴られています。
一般的に、国や自治体の指示がなくとも避難に踏み切ったり訴訟を起こす人のことを、強い人だとかしっかりしている人、と思うかも知れませんが、これを読めばこころの動きや悩み、心細さ、子を思う気持ちは避難しようとしまいと同じである、ということが判ると思います。お子さんの一人に甲状腺エコーA2判定が出たとの件も記されています。
筆者は「出ても地獄、とどまっても地獄」と書いています。これは本書を読めばよく判ります。
私見ですが東京電力や国は、わざと原発事故被害者を分断するかのような対応をとっているようにしか思えません。放射能汚染の実態についての自由な発言すらはばかられる現状なのですから。だからこそせめて正義を見たい、裁判に訴えたい、と思うのは当然だと思います。
是非、この筆者の思いに触れて欲しいと思います。
著者の思いのほかに実用的な情報も。例えば、著者が福島県郡山市で住んでいたマンションが地震により給水設備を破壊され、各部屋での水漏れにより床上15cm程度の浸水が発生したとのこと。当然の事ながらそこには(放射能汚染の問題がなくとも)住めない訳です。阪神淡路大震災の際にもマンションの建て替え問題で自治会が揉めたという話がありましたので、これは地震の多い国の集合住宅に住む際に覚悟しなければいけないことですね。また、預けられない年齢の子どもが居ると、働き口を探す相談に行くことさえ困難である、ということも。この日本の一大事においてさえ硬直した行政の対応も、自治体を問わず存在する問題だと思います。
なお本書は、著者による文章の他に、大阪府スクールカウンセラーである本多利子氏、原発賠償関西弁護団の弁護士中島宏治氏の寄稿文も。本多氏の文は、誰が何処で何してどうなった、が今ひとつよく判らないのが残念。筆者との出会いや「がれき」と呼ばれたものの本当の姿など、大事なことが含まれているので、何かの機会に是非改めて発表して頂きたいと思います。中島弁護士の文章は、各地で起こされるであろう裁判の原告の基になる内容が含まれているので参考になると思います。
追伸:本書中で、著者が「私のことが描かれている」と感じたという絵本 およぐひと (エルくらぶ) 長谷川集平著が紹介されていますが、こちらもお勧めです。幼稚園の年長さんや小学校低学年の子どもにでも判るように、あの震災と原発事故で大人がどんなことを思っているのか、どうして悲しいのか、...など、言葉に出来ない気持ちを伝えてくれる絵本です。
一般的に、国や自治体の指示がなくとも避難に踏み切ったり訴訟を起こす人のことを、強い人だとかしっかりしている人、と思うかも知れませんが、これを読めばこころの動きや悩み、心細さ、子を思う気持ちは避難しようとしまいと同じである、ということが判ると思います。お子さんの一人に甲状腺エコーA2判定が出たとの件も記されています。
筆者は「出ても地獄、とどまっても地獄」と書いています。これは本書を読めばよく判ります。
私見ですが東京電力や国は、わざと原発事故被害者を分断するかのような対応をとっているようにしか思えません。放射能汚染の実態についての自由な発言すらはばかられる現状なのですから。だからこそせめて正義を見たい、裁判に訴えたい、と思うのは当然だと思います。
是非、この筆者の思いに触れて欲しいと思います。
著者の思いのほかに実用的な情報も。例えば、著者が福島県郡山市で住んでいたマンションが地震により給水設備を破壊され、各部屋での水漏れにより床上15cm程度の浸水が発生したとのこと。当然の事ながらそこには(放射能汚染の問題がなくとも)住めない訳です。阪神淡路大震災の際にもマンションの建て替え問題で自治会が揉めたという話がありましたので、これは地震の多い国の集合住宅に住む際に覚悟しなければいけないことですね。また、預けられない年齢の子どもが居ると、働き口を探す相談に行くことさえ困難である、ということも。この日本の一大事においてさえ硬直した行政の対応も、自治体を問わず存在する問題だと思います。
なお本書は、著者による文章の他に、大阪府スクールカウンセラーである本多利子氏、原発賠償関西弁護団の弁護士中島宏治氏の寄稿文も。本多氏の文は、誰が何処で何してどうなった、が今ひとつよく判らないのが残念。筆者との出会いや「がれき」と呼ばれたものの本当の姿など、大事なことが含まれているので、何かの機会に是非改めて発表して頂きたいと思います。中島弁護士の文章は、各地で起こされるであろう裁判の原告の基になる内容が含まれているので参考になると思います。
追伸:本書中で、著者が「私のことが描かれている」と感じたという絵本 およぐひと (エルくらぶ) 長谷川集平著が紹介されていますが、こちらもお勧めです。幼稚園の年長さんや小学校低学年の子どもにでも判るように、あの震災と原発事故で大人がどんなことを思っているのか、どうして悲しいのか、...など、言葉に出来ない気持ちを伝えてくれる絵本です。