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コメント: ◆2018年8月初版。◆カバーにスレ、縁キズあり。◆帯なし。◆中古品ですが、使用感はあまりなく、良い状態です。◆中身に書き込み等はありません。◆アルコール除菌後、防水対策の上、丁寧に梱包し、迅速に発送いたします。
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田園のイングランド;歴史と文学でめぐる四十八景 単行本(ソフトカバー) – 2018/7/26

4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

田園風景広がるイングランド48の町を、
土地の見どころから文学・歴史まで、
ロマンたっぷりに執筆者32人が紹介。

読んで、観て、聞いたことのある町へ
本を片手に旅したくなること間違いなしの一冊。

想像膨らむ町の風景写真、多数掲載!
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商品の説明

著者について

宇野 毅(ウノ タケシ)
明治大学経営学部教授。早稲田大学法学部卒業、同大学大学院
文学研究科修了。2002-03 年、ケンブリッジ大学客員研究員並びに
ロンドン大学高等歴史研究所(IHR)客員フェロー。
著書等に
『【増補版】現代イギリスの社会と文化 ゆとりと思いやりの国』
(宇野毅 著、彩流社、2015年)、
『イギリスの四季 ケンブリッジの暮らしと想い出』
(石原孝哉・市川仁・伊澤東一・宇野毅 編著、彩流社、
2012年)など。

市川 仁(イチカワ ヒトシ)
中央学院大学法学部教授。
著書等に
『イギリスの四季 ケンブリッジの暮らしと想い出』
(石原孝哉・市川仁・伊澤東一・宇野毅 編著、彩流社、
2012年) 、『イギリス検定 あなたが知っている、
知らないイギリスの四択・百問』(川成洋・市川仁・
石原孝哉 著、南雲堂フェニックス、2011年)など。

石原 孝哉(イシハラ コウサイ)
駒沢大学名誉教授。
著書等に
『悪王リチャード三世の素顔』(石原孝哉 著、
丸善プラネット、2013年)、
『イギリスの四季 ケンブリッジの暮らしと想い出』
(石原孝哉・市川仁・伊澤東一・宇野毅 編著、彩流社、
2012年)など。

伊澤 東一(イザワ トウイチ)
拓殖大学名誉教授。
著書等に
『英米文学に描かれた時代と社会
シェイクスピアからコンラッド、ソロー』
(川成洋・吉岡栄一・伊澤東一 編、悠光堂、2017年)、
『イギリスの四季 ケンブリッジの暮らしと想い出』
(石原孝哉・市川仁・伊澤東一・宇野毅 編著、彩流社、
2012年) など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 彩流社 (2018/7/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/7/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 240ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4779124999
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4779124990
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.8 x 1.6 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 3個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年10月8日に日本でレビュー済み
ヨーロッパは旅行で訪れると楽しい所が多いが、私が住みたいと思ったのは、イングランドの小川が緩やかに流れる緑に恵まれた田園地帯でした。

『田園のイングランド――歴史と文学でめぐる四八景』(宇野毅・市川仁・石原孝哉・伊澤東一編著、彩流社)では、ロンドン近郊、イングランド南東部、南西部、東部、中部、北部の48カ所が取り上げられています。

懐かしいウィンザーは、このように紹介されています。「(ウィンザー)城の南端に位置するサウス・ウィングに向かって、数キロ先からロング・ウォークという一直線の道が続いている。道の両脇は広い芝生そして並木になっており、散歩には最適である。この道に沿ってしばらく歩き、遠くから眺めるウィンザー城もまた美しい。道沿いの並木を越えるとそこはもうウィンザーの田園である。道から少し外れて田園風景を楽しむのもいいだろう。・・・辺り一帯がテムズ川のほとりの緑豊かな田園地帯であり、イングリッシュ・カントリーサイドを堪能できる」。

ウィンストン・チャーチルの生家・ブレナム宮殿に関して、興味深いことが書かれています。ウィンストンの父、ランドルフ・チャーチルは第7代マールバラ公爵の三男で、母のジャネット・ジェロームはアメリカ人富豪の次女でした。「ランドルフ卿の父は、身分の違いを理由に初めこの結婚に反対していたので、1874年4月の結婚まで時間を要した。チャーチルは同年11月30日に生まれているので、2か月の早産ということになるが、状況を勘案すれば、現実的には、チャーチルの両親は当時の厳しいヴィクトリア朝の道徳的規律を破って、フライングしたのであった」。

日本でも評判を取った連続テレビ・ドラマ『ダウントン・アビー』の舞台となったカントリー・ハウスのハイクレア・カースル(その敷地は東京ディズニーランド8個分)にまつわる裏話が綴られています。ハイクレア・カースルの当主であった第5代伯爵ジョージ・ハーバートは、1921年にツタンカーメンの墓を発見したエジプト学者ハワード・カーターの後援者として知られています。「『ダウントン・アビー』でも時代の変化と共に、屋敷の維持管理が難しくなり、農地や牧場の管理も若い世代が新しい感覚で経営に乗り出すのだが、19世紀末頃から、アメリカ人富豪の娘との婚姻により持ちこたえたカントリー・ハウスも多かったようである。『ダウントン・アビー』の現伯爵夫人であるコーラはこの例である。娘を貴族に嫁がせたいアメリカの富豪と、妻の持参金でなんとか屋敷を維持したいイギリス貴族の思惑が合致し、200人余りのアメリカ人女性が貴族の家系に加わったという」。

ノルマン人の侵略地・ヘイスティングズの記述のおかげで、疑問に思っていたイギリス歴史の転換点の謎が明らかになりました。「時に1066年10月14日早朝、ハロルド王に率いられたイングランド軍約7000に対し、フランス、ノルマンディより攻め上ったウィリアムの軍勢は約1万で対峙し、今まさにイングランドを征服しようとしていた。イングランドのエドワード証聖王の死後、王位継承を約束されていたと主張するノルマンディ公ウィリアムが、アングロ・サクソンの貴族により王に選出されたハロルドの王位継承に異議を唱え、イングランドに進軍したのである。・・・イングランド南東部のヘイスティングズ近郊で行なわれたこの戦いは、イングランドの歴史における天下分け目の戦いといえる。戦いの結果を受けて、ノルマンディ公ウィリアムは同年のクリスマスにイングランド王ウィリアム1世として戴冠した。これにより5世紀中頃以降続いていたアングロ・サクソン王朝の支配に終止符が打たれ、ノルマン王朝が成立したのである。この事件はノルマン・コンクエストとして知られ、イギリス史上最大の出来事として、1066年という年号と共に、イギリス人なら知らない人はいない」。

伝説のロビン・フッドの舞台・ノッティンガム、『嵐が丘』の舞台・ハワースについても、いろいろと学ぶことができました。

イングランド好き、田園好きには堪らない一冊です。
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