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鈴木 常浩
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モスクワ地下鉄の空気: 新世紀ロシア展望 単行本 – 2003/5/20

3.3 5つ星のうち3.3 3個の評価
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ロシアの首都にはもうひとつの顔がある。都市交通網として拡大を続けたモスクワ地下鉄に秘められた歴史を探り、革命と戦争、スターリン主義と冷戦の時代を経て今日に至るロシア現代史の激流を、モスクワ長期留学を経験した日本青年が描く。
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  1. 本の長さ
    318ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    現代書館
  4. 発売日
    2003/5/20
  5. ISBN-10
    4768468489
  6. ISBN-13
    978-4768468487
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商品の説明

出版社からのコメント

地下鉄からその国の文化を語る、という一見奇妙にも思える手法が前例のない鮮やかな成功を収めた話題作。出版後、読売・朝日・毎日・日経・産経のすべての新聞で書評に載り、さらに各雑誌でも大きく記事紹介されたという快作であり、日本・ロシアの文化比較を語るうえで欠かせない基本文献ともなっている。

内容（「MARC」データベースより）

かつてモスクワの地下鉄は、ロシア社会の前衛だった。冷戦期から現在まで語り継がれる地下鉄の物語は、いかにしてロシア社会の夢と現実を映してきたのか。時代の中で展開してきたロシア・ユートピアの轍を描く。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 現代書館 (2003/5/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/5/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 318ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4768468489
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4768468487
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 3個の評価

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鈴木 常浩

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上位レビュー、対象国： 日本

stepanova
5つ星のうち1.0 旅行記だと思えば
2011年10月26日に日本でレビュー済み
タイトルに騙されました。長期滞在中のモスクワの旅行記です。でも長い。
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moomoos
5つ星のうち4.0 蔵前仁一が褒めていた
2009年7月13日に日本でレビュー済み
季刊雑誌「旅行人」の「アンダーグラウンド/地下世界への旅」特集において、蔵前仁一が「モスクワ地下鉄の本を探していたら、思わぬ拾い物だったのがこの本である」と褒めていた。「この本に書いてあるロシア社会というのはかなりめちゃくちゃなことばかりである。その最たるものがモスクワの地下に、市民の公然の秘密としてよこたわっている地下都市である。ロシアは将来の戦争に備えてこの地下都市を用意しているというのである。その地下都市を通して、近年のロシアの混沌とした情勢が、人々とのインタビューや街歩きを交えながら描かれている。めちゃくちゃだがリアルなロシアが伝わってくる」。
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tsingtao
5つ星のうち5.0 嘘のようで、事実の不思議な国、ロシア
2003年8月5日に日本でレビュー済み
北朝鮮の次に入国が難しいといわれるロシア。そんな国に滞在していたことがあり、郷愁に誘われて購読した。2000年問題で揺れたロシア滞在がひどく昔のように感じた。
おそらくロシア滞在の経験がなければ、筆者が書いている内容がにわかに信じがたいことばかりのように思えるかもしれないが、記載されていたこと一つ一つが生々しく思い出せる程に、現在のロシア（モスクワ）を映し出している。
筆者は触れてはいなかったが、ソ連崩壊前後に学生生活を終えていたか否かで、ロシア人への印象や彼らの世界観はかなり異なる。筆者のロシア観は一人の意見としてみるべきだが、共感するところも多い。
それよりも、よくもまぁ、あの地下鉄で撮影する勇気があったものだと感心する。地方へ向かうターミナル駅に!は自動小銃（！）を持った警察官が立ち、プラットフォームをパトカーが縦横無尽に走る駅で、だ！
しかし、今のロシアには、超大国と争った偉大さはもはや見られない。冬の道路を老婆たちが仕事で雪をかき分け、赤の広場のすぐ隣にはデパートが建ち並び、マクドナルドのハンバーガーは半分の大きさしかなく、ホテルに泊まれば売春婦の押し売りが延々と続く。決して安くはない宿泊代を払っても、蛇口からは赤錆の水が出る。本屋が先進国に比べて少なく、危険と紙一重の役人や警官の汚職…。
不満を挙げればキリがないが、また再び母なる大地ロシアに行きたいという思いがあるのも事実。
この本は、そういう思いを全て呼び起こすだけのエネルギーがある本。旅行に行く前に、一読しても損はしない。
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