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物語論の情報学序説:物語生成の思想と技術を巡って 単行本 – 2010/10/20

小方 孝 (著), 金井 明人 (著)
3.6 5つ星のうち3.6 3個の評価
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人、社会、世界と常にともにある「物語」。
本書は、物語を広義の認知活動と位置づけ、その生成システムを、情報学的観点から解読する。第1部では、映画、広告、スポーツ、小説という物語を分析、第2部では、物語生成システムを巡って考察を進める。


目次
第1部 物語と反/非・物語の帯域―映像・広告・小説
第1章 ストーリーと音のスキーマと切断―映像の認知と修辞
第2章 ストーリーと商品=ブランド―生成に向けた広告の物語の分析
第3章 サッカーの試合認知におけるストーリーと制約緩和
第4章 「小説」―流動と固定、作品の方へ

第2部 「物語生成システム」の曖昧な部分―生成の駆動力への遡行のために
第5章 「物語生成システム」の背景及び物語と文学の間
第6章 「物語生成システム」の大局的結構―物語の技術と経営への序
第7章 物語生成における多元的戦略
第8章 物語生成としての広告生成のために―断片的考察
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  1. ISBN-10
    4762020400
  2. ISBN-13
    978-4762020407
  3. 出版社
    学文社
  4. 発売日
    2010/10/20
  5. 言語
    日本語
  6. 寸法
    15.5 x 2.9 x 21.7 cm
  7. 本の長さ
    472ページ
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商品の説明

著者について

(おがた たかし)岩手県立大学ソフトウェア情報学部教授。
(かない あきひと)法政大学社会学部准教授。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 学文社 (2010/10/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/10/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 472ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4762020400
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4762020407
  • 寸法 ‏ : ‎ 15.5 x 2.9 x 21.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 3個の評価

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上位レビュー、対象国： 日本

Jo
5つ星のうち5.0 物語を生成するシステム
2023年9月7日に日本でレビュー済み
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本書は、全8章で構成されている。2名の著者により執筆されており、物語生成システム及び、映像（映画及びスポーツ試合）分析、コマーシャルフィルムの分析に基づく商品＝ブランド導入ついて言及し、物語論を情報学的な観点からシステム化する。
ここでは、小方が執筆した「第5章　「物語生成システム」の背景及び物語と文学の間」について注目するが、本書が出版された2010年当時、小方は20世紀後半の日本の歴史を、経済と技術の時代として位置づけ、そして今後、「文化」の時代が進行することを予想している。はたして、この推測は当たったのだろうか。
実際、2022年に生成AIが一般の人々へ普及し、コンテンツの作成がより身近になりつつある2023年以降、それがどの程度続く時代かは分からないが、我々はコンテンツを生み出す方法や文脈が問われていくだろう。
なお、物語生成システムに関するその後の進捗は、本書以降の小方の著書においてまとめられている。
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