たいへんおもしろかったです。
オランダ通詞について,概略的なことはある程度知っているつもりでしたが,かれら一人ひとりがどのような人生を歩んだのかまでは考えたこともありませんでした。
しかし,本書では幕末のオランダ通詞たちが,全体としてどのような社会情勢に巻き込まれていったのか,という概括的な説明に留まらず,さまざまな通詞たちが具体的な個人として登場し,その生き様が随所で描かれます。
マニアックな題材について史料を正確に参照しながら記述されていますが,純粋に読み物として面白く読むことができます。
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〈通訳〉たちの幕末維新 単行本 – 2012/1/1
木村 直樹
(著)
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- ISBN-104642080724
- ISBN-13978-4642080729
- 出版社吉川弘文館
- 発売日2012/1/1
- 言語日本語
- 本の長さ203ページ
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登録情報
- 出版社 : 吉川弘文館 (2012/1/1)
- 発売日 : 2012/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4642080724
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上位レビュー、対象国: 日本
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2012年2月9日に日本でレビュー済み
江戸時代に数少ない世界に開かれた窓口である長崎でオランダ語通訳を世襲で担っていた「通詞」の誕生からその役割を終えるまでの包括的な記述。比較的読みやすい文体・レベルに仕上がっている。
戦国時代に非常に対外的に奔放な時代であった反動から、江戸幕府は外交を管理下に置き、「通詞」集団を制度に組み込んだ。外交の最前線で日本を対外的危機から救ったり、また必要な世界情勢や西洋の学問を取捨選択して取り込んだのも彼らであることが種々の事例を通じて示している。
特にハイライトは幕末の激動をそのオランダ語学力で乗り切っていく様相である。彼らは歴史的役割を終え、近代においては外国語学習はより一般的なものとなっていく。
タイトルは「幕末維新」ということであるが、江戸時代を通じた全般的な論考という印象である。外国語を学ぶ環境は現在では比較にならないほど向上しているが、今一度その意味と意義をかみしめるべきだろう。
戦国時代に非常に対外的に奔放な時代であった反動から、江戸幕府は外交を管理下に置き、「通詞」集団を制度に組み込んだ。外交の最前線で日本を対外的危機から救ったり、また必要な世界情勢や西洋の学問を取捨選択して取り込んだのも彼らであることが種々の事例を通じて示している。
特にハイライトは幕末の激動をそのオランダ語学力で乗り切っていく様相である。彼らは歴史的役割を終え、近代においては外国語学習はより一般的なものとなっていく。
タイトルは「幕末維新」ということであるが、江戸時代を通じた全般的な論考という印象である。外国語を学ぶ環境は現在では比較にならないほど向上しているが、今一度その意味と意義をかみしめるべきだろう。