脱物質主義に期待しすぎたせいだろうか、やや不完全燃焼という感じが残った。脱物質とは、モノを買って満足する、あるいは買うこと自体が主目的にならない点で、モノが精神にとって代わるようなものではない。ただ、目に見える生産〜消費のサイクルは今後の日本社会では穏やかになっていく(脱物質主義が穏やかに進行していく)と論じる。
この点には共感できるがそれ以上ではない。「ゆくえ」という意味では、もう少し踏み込んだ未来を論じてほしい。
本書は二部構成で、第一部が20世紀の消費社会論、第二部が脱物質主義の消費社会論となっている。いずれも序があり、各論があり、各章まとめと結論になっている。読みやすく、今までの消費社会の特徴を振り返るにはいい書だと思う。
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消費社会のゆくえ: 記号消費と脱物質主義 単行本 – 2005/12/1
間々田 孝夫
(著)
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社有斐閣
- 発売日2005/12/1
- ISBN-10464117315X
- ISBN-13978-4641173156
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登録情報
- 出版社 : 有斐閣 (2005/12/1)
- 発売日 : 2005/12/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 464117315X
- ISBN-13 : 978-4641173156
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,020,309位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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