教科書チックだから、内容が中立的である安心感が残されつつ、教科書ほど行間が削がれてはいないので理解しやすい。
復習にぴったりの一冊。
しかし、初めて本格的に世界史を学ぶ人はこれでも苦労するかもしれない。
少しくだけた感じになってしまうが、さらに行間を詳しく説明してくれている、受験生向けのナビゲーター世界史とかから始めるといいかも。
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もういちど読む 山川世界史 PLUS ヨーロッパ・アメリカ編 単行本 – 2022/2/2
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本書は、『もういちど読む山川世界史』を読み、さらにもう少し深く歴史を知りたいという読者の要望にお応えし、『詳説世界史研究』をベースに、アジア編とヨーロッパ・アメリカ編の2冊に分けて歴史を紹介するものを用意いたしました。
『詳説世界史研究』は、政治史や国際関係史を軸に古代から現代までの世界を、オーソドックスな内容で、かつ最先端の研究成果に十分目配りした概説書です。ただそれだけに、どうしても厚くなり、自宅や図書館で読むならともかく、簡単に手にしにくいのは確かです。そこで、その内容を精査して簡易化し、ビジネスパーソンはじめ世界史に興味を持った読者が手に取り、読みやすいように再編集しました。
歴史への関心は、古代から現代までのプロセス、つまり現代はどのようにして形成されたのかを知りたいというところに大きな目的があります。このことを考えると、2分冊する方法として時代で分けるのではなく、アジアを中心とした東洋と、ヨーロッパ・アメリカを中心とした西洋に分けるという方法を採ることにしました。この方法にも批判はあるでしょうが、すくなくとも18世紀末までは、東洋と西洋はそれぞれ相対的に的世界であったのも事実だからです。その意味でも東洋と西洋を合わせて読んでいただければ幸いです。
アジア編ではオリエントからイスラームにつながる西アジア、中国・朝鮮・日本を含めた東アジア、インドを中心とした南アジア、東南アジアの諸国、そしてアフリカを網羅し、それぞれ独自の価値観を持って紡がれたアジアの歴史をたどります。
ヨーロッパ・アメリカ編ではヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、近代以降のソ連圏中央アジア、オセアニアを扱い、古代地中海世界にはじまる「西洋世界」が、現代に至るまでどのような道を歩んできたかをみていきます。
『詳説世界史研究』は、政治史や国際関係史を軸に古代から現代までの世界を、オーソドックスな内容で、かつ最先端の研究成果に十分目配りした概説書です。ただそれだけに、どうしても厚くなり、自宅や図書館で読むならともかく、簡単に手にしにくいのは確かです。そこで、その内容を精査して簡易化し、ビジネスパーソンはじめ世界史に興味を持った読者が手に取り、読みやすいように再編集しました。
歴史への関心は、古代から現代までのプロセス、つまり現代はどのようにして形成されたのかを知りたいというところに大きな目的があります。このことを考えると、2分冊する方法として時代で分けるのではなく、アジアを中心とした東洋と、ヨーロッパ・アメリカを中心とした西洋に分けるという方法を採ることにしました。この方法にも批判はあるでしょうが、すくなくとも18世紀末までは、東洋と西洋はそれぞれ相対的に的世界であったのも事実だからです。その意味でも東洋と西洋を合わせて読んでいただければ幸いです。
アジア編ではオリエントからイスラームにつながる西アジア、中国・朝鮮・日本を含めた東アジア、インドを中心とした南アジア、東南アジアの諸国、そしてアフリカを網羅し、それぞれ独自の価値観を持って紡がれたアジアの歴史をたどります。
ヨーロッパ・アメリカ編ではヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、近代以降のソ連圏中央アジア、オセアニアを扱い、古代地中海世界にはじまる「西洋世界」が、現代に至るまでどのような道を歩んできたかをみていきます。
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社山川出版社
- 発売日2022/2/2
- 寸法15 x 1.7 x 21 cm
- ISBN-104634640937
- ISBN-13978-4634640931
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商品の説明
著者について
東京大学名誉教授
お茶の水女子大学名誉教授
お茶の水女子大学名誉教授
登録情報
- 出版社 : 山川出版社 (2022/2/2)
- 発売日 : 2022/2/2
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4634640937
- ISBN-13 : 978-4634640931
- 寸法 : 15 x 1.7 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,008位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33位ヨーロッパ史一般の本
- - 36位世界史一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山川の教科書だとすっ飛ばし過ぎて、訳が分からなくなることが多い。これも詳細ではないが忘れかけていた個所を思い出すのに役に立つ。気になったらこれを参考に敷衍して行ける。通読にも読み物として使える、ただ、あくまで表面的な通史であることを念頭に置きながら参考にする。他の方のレビューにもある通り、語尾を丁寧にするのは不必要。リズムが取れなくなる。
2022年3月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評者はアジア編の方を先に読んでレビューしたので重複する点もあるが、こちらでも本書の特徴をあげさせていただきたい。
本書は『詳説世界史研究』を再編集したものであることが「はじめに」で述べられている。『研究』と比較すると本書は「です・ます調」の文体を取り入れたことにはじまって、事実・因果関係の叙述も努めて分かりやすいように工夫されており、教科書である『詳説世界史』とくらべてもストーリー性に富んでいる。例えば、ルターによる宗教改革の始まりに関する記述を引用すると以下のようになっている。
教科書『詳説世界史』:
「カトリック教会への批判はすでに14世紀ごろからみられたが、1517年、ドイツ中部ザクセンのヴィッテンベルク大学神学教授マルティン=ルターは、魂の救いは善行にはよらず、キリストの福音を信ずること(福音信仰)のみによるとの確信から、贖宥状(免罪符)の悪弊を攻撃する九十五ヵ条の論題を発表した。当時、メディチ家出身の教皇レオ10世は、ローマのサン=ピエトロ大聖堂の新築資金を調達するために、教会のために喜捨などの善行を積めば、それによって過去におかした罪も赦されると説明して。贖宥状を売りに出していた〔当時のドイツが「ローマの牝牛」と呼ばれていたことが脚注で示される〕。ルターの論題がドイツ各地に伝えられると、教皇庁の搾取に反発する諸侯や市民、領主の搾取のもとにあった農民など、広範な社会層がそれを支持した」
本書p.97-98:
「ドイツ(神聖ローマ帝国)は数多くの領邦と自由都市の複合体であり、統一的な国家権力を欠いていたため、ローマ教会の経済的収奪を受けやすく、「ローマの牝牛」ともよばれました。メディチ家からでた教皇レオ10世はサン=ピエトロ大聖堂の建築費用を捻出するために贖宥状(免罪符)を発行させましたが、その販売はホーエンツォレルン家のアルブレヒトに委ねられました。彼はマインツ大司教の地位を得るためにフッガー家に莫大な借金をしており、収入を求めていました。贖宥状とは巡礼・断食・祈りなどの罪の償いの業〔わざ〕を免除する証明書であり、善を積むことが魂の救済に繋がるという教えに基づいていました。アルブレヒトは煉獄の死者のためにも贖宥状は購入できるとの訓令を1517年に出しており、信徒たちは側贖宥状に群がり、大司教と教皇は大きな利益を得ました。
これに異議を唱えたのが、ドイツ中部ザクセンのヴィッテンベルク大学神学教授マルティン=ルターです。当時ルターは、魂の救いは善行によらず、キリストの福音(キリストの十字架の死によって人間の罪はあがなわれたという聖書の教え)への信仰によるとの確信をいだきつつありました。1517年、ルターは『九十五ヵ条の論題』を公表し、贖宥状の販売を批判します。この文書はラテン語でしたが、すぐにドイツ語に訳され、印刷物として流布しました。ルターの声は急速にドイツ全土に伝わり、あらゆる階層の人々の支持を集めました。救済を切望しながら教会に不信感をもつドイツ人が多かったからです。」
アジア編との相違を挙げると、本書では古代・中世の記述は全体の4分の1ほどに圧縮されており、大航海時代以降の近世・近代史がページ数の大半を占めている。また、随所で従来と異なる史実解釈の紹介に努めているのも目立っている。挙げられている参考文献も手に入れやすい新書や山川「世界史リブレット」である点は共通しているが、アジア編では岩波新書が突出していたのに対し、本書は中公新書や講談社現代新書などバラエティに富んでいる。
西洋史の分野では大学教養レベルの概説書も多く出版されているが、親しみやすさや理解のしやすさで本書の右にでるものはないであろう。アジア編と併せて、今後長く版を重ねてほしい本である。また、(すでに企画が進んでいれば嬉しいのだが)『詳説日本史研究』でも同様の再編集版を是非とも出版していただきたい!
本書は『詳説世界史研究』を再編集したものであることが「はじめに」で述べられている。『研究』と比較すると本書は「です・ます調」の文体を取り入れたことにはじまって、事実・因果関係の叙述も努めて分かりやすいように工夫されており、教科書である『詳説世界史』とくらべてもストーリー性に富んでいる。例えば、ルターによる宗教改革の始まりに関する記述を引用すると以下のようになっている。
教科書『詳説世界史』:
「カトリック教会への批判はすでに14世紀ごろからみられたが、1517年、ドイツ中部ザクセンのヴィッテンベルク大学神学教授マルティン=ルターは、魂の救いは善行にはよらず、キリストの福音を信ずること(福音信仰)のみによるとの確信から、贖宥状(免罪符)の悪弊を攻撃する九十五ヵ条の論題を発表した。当時、メディチ家出身の教皇レオ10世は、ローマのサン=ピエトロ大聖堂の新築資金を調達するために、教会のために喜捨などの善行を積めば、それによって過去におかした罪も赦されると説明して。贖宥状を売りに出していた〔当時のドイツが「ローマの牝牛」と呼ばれていたことが脚注で示される〕。ルターの論題がドイツ各地に伝えられると、教皇庁の搾取に反発する諸侯や市民、領主の搾取のもとにあった農民など、広範な社会層がそれを支持した」
本書p.97-98:
「ドイツ(神聖ローマ帝国)は数多くの領邦と自由都市の複合体であり、統一的な国家権力を欠いていたため、ローマ教会の経済的収奪を受けやすく、「ローマの牝牛」ともよばれました。メディチ家からでた教皇レオ10世はサン=ピエトロ大聖堂の建築費用を捻出するために贖宥状(免罪符)を発行させましたが、その販売はホーエンツォレルン家のアルブレヒトに委ねられました。彼はマインツ大司教の地位を得るためにフッガー家に莫大な借金をしており、収入を求めていました。贖宥状とは巡礼・断食・祈りなどの罪の償いの業〔わざ〕を免除する証明書であり、善を積むことが魂の救済に繋がるという教えに基づいていました。アルブレヒトは煉獄の死者のためにも贖宥状は購入できるとの訓令を1517年に出しており、信徒たちは側贖宥状に群がり、大司教と教皇は大きな利益を得ました。
これに異議を唱えたのが、ドイツ中部ザクセンのヴィッテンベルク大学神学教授マルティン=ルターです。当時ルターは、魂の救いは善行によらず、キリストの福音(キリストの十字架の死によって人間の罪はあがなわれたという聖書の教え)への信仰によるとの確信をいだきつつありました。1517年、ルターは『九十五ヵ条の論題』を公表し、贖宥状の販売を批判します。この文書はラテン語でしたが、すぐにドイツ語に訳され、印刷物として流布しました。ルターの声は急速にドイツ全土に伝わり、あらゆる階層の人々の支持を集めました。救済を切望しながら教会に不信感をもつドイツ人が多かったからです。」
アジア編との相違を挙げると、本書では古代・中世の記述は全体の4分の1ほどに圧縮されており、大航海時代以降の近世・近代史がページ数の大半を占めている。また、随所で従来と異なる史実解釈の紹介に努めているのも目立っている。挙げられている参考文献も手に入れやすい新書や山川「世界史リブレット」である点は共通しているが、アジア編では岩波新書が突出していたのに対し、本書は中公新書や講談社現代新書などバラエティに富んでいる。
西洋史の分野では大学教養レベルの概説書も多く出版されているが、親しみやすさや理解のしやすさで本書の右にでるものはないであろう。アジア編と併せて、今後長く版を重ねてほしい本である。また、(すでに企画が進んでいれば嬉しいのだが)『詳説日本史研究』でも同様の再編集版を是非とも出版していただきたい!
2022年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校のときは、社会科では良い先生に会えず(教科書棒読みの共産系の先生とか)、授業では寝ていました。でもロシアがウクライナに攻め込んでいる今、その重要性を認識し勉強しようと思いました。下手な本よりこの本のほうが良いと思います。歴史とは、偉人伝は少なく、その大部分に、バカなこと、過ちを繰り返す人間がたくさん登場して、そうならないようにするはどうしたら良いか考える材料だと知りました。
2022年5月25日に日本でレビュー済み
学び直しのため、「アジア編」とセットで購入。こちらから読み始めた。
「詳説世界史研究」に興味があったが、本書を発見。ひと目で、読みやすさを感じた。
「詳説世界史研究」のとっつきにくさを、よくカバーできている。
思わず手に取りたくなるような装丁。行間が広く、一行の文字数が少ないレイアウト。ですます調で語りかけてくる文体等々。また、欄外の参考本紹介も気が利いている。数々の読みやすさの工夫がとてもありがたい。
特筆したいのは、全ての図、チャートのできが非常によく、理解をこの上なく助ける。
通史のため多くは避けないが、もう少し深く学んでみたくなるラインを心得ている。
自分は「一度読んだら絶対に忘れない世界史」と併読。知識が定着しやすくなるのでおすすめ。
また参考だが、同シリーズの「世界現代史」、「政治経済」、「倫理」、「世界史PLUSヨーロッパ」、「同アジア」を大体この順番で、多少前後しながら読み進めた。親しみやすい現代史の物語、基本的な政治経済用語の理解、時代を方向づけた考え方を理解しつつ読み進めることで、最後まで興味を持って読み通すことができた。
ただ、大航海時代以降に比重が取られており、それはそれで良いのだが、中世のあたりは文章もそれなりで読みにくさを感じた。自分としてはもう少し理解を深めたかった気もする。
日本史版PLUSも期待したい。
「詳説世界史研究」に興味があったが、本書を発見。ひと目で、読みやすさを感じた。
「詳説世界史研究」のとっつきにくさを、よくカバーできている。
思わず手に取りたくなるような装丁。行間が広く、一行の文字数が少ないレイアウト。ですます調で語りかけてくる文体等々。また、欄外の参考本紹介も気が利いている。数々の読みやすさの工夫がとてもありがたい。
特筆したいのは、全ての図、チャートのできが非常によく、理解をこの上なく助ける。
通史のため多くは避けないが、もう少し深く学んでみたくなるラインを心得ている。
自分は「一度読んだら絶対に忘れない世界史」と併読。知識が定着しやすくなるのでおすすめ。
また参考だが、同シリーズの「世界現代史」、「政治経済」、「倫理」、「世界史PLUSヨーロッパ」、「同アジア」を大体この順番で、多少前後しながら読み進めた。親しみやすい現代史の物語、基本的な政治経済用語の理解、時代を方向づけた考え方を理解しつつ読み進めることで、最後まで興味を持って読み通すことができた。
ただ、大航海時代以降に比重が取られており、それはそれで良いのだが、中世のあたりは文章もそれなりで読みにくさを感じた。自分としてはもう少し理解を深めたかった気もする。
日本史版PLUSも期待したい。
2022年2月8日に日本でレビュー済み
世界史でわからないことがあると、辞書的に使えます。山川が一番詳しいと思っています。
ビジュアルにもこだわりが感じられ、最新の情報にアップデートされているのが好印象でした。
ビジュアルにもこだわりが感じられ、最新の情報にアップデートされているのが好印象でした。
2022年2月27日に日本でレビュー済み
歴史の教科書といえば山川。高校時代に世話になった人は多いのではないでしょうか。本書は西洋史を対象に教科書よりもやや詳しい解説をしています。実際に読むと、教科書と同じように古代から現代まで時系列に解説。特に現代の部分は新聞やテレビで見たところもあるので、読んでいてスムーズに理解できます。2022年2月にはロシアがウクライナに侵攻するという痛ましい出来事が発生しました。なぜロシアがそんな行為に出たのか、歴史的な経緯があります。本書を読めばその一端が見えると思います。現在の地政学を理解するにも、歴史を理解することは不可欠です。本書はその手助けになると思います。手元において、西洋史に触れていただければと感じました。
世界史を学びなおしたい人や現代の地政学を理解したい人にオススメです。
世界史を学びなおしたい人や現代の地政学を理解したい人にオススメです。
2022年2月4日に日本でレビュー済み
教科書で慣れた順で話が進み、かつもう少し詳しいのでわかりやすいです。脇の参考書籍が便利です。