サングラスを掛け、コーンパイプをくわえて飛行機の階段を下りるマッカーサー元帥、日本は戦争に負けてしまったのだ。当時は、軍事力によりアジア、アフリカは欧米の植民地だらけ。江戸時代の下級武士たちが明治維新の指導者となり、最も恐れたのが、日本も中国の清朝のように領土を分割されて植民地にされることだった。先進国は領土を奪い、人民を下等動物を扱うように虐待してきた。だから、植民地になるのは怖いのだ。今、ロシアがウクライナに軍隊を進め、ドンドン侵略してロシア領だと宣言していく。誰も止められない。これが前世紀の植民地政策だが、今も同じことが行われている。この時代錯誤の行為を裁けなければ、人類は相変わらず後進国を先進国が支配する帝国主義の時代のまま時が経過しているだけだと証明することになってしまう。
第三巻は占領下の日本、アメリカからの援助物資をもらって久しぶりにお腹がいっぱい、喜ぶ戦災孤児たちの写真。中国からの引き上げ地に集結した軍人たちの写真。言葉がなくても何故か強烈に訴えてくる。こういう悲しみの歴史を踏んで今の平和な日本があるのかと、平和の大切さを痛感するとともに、戦争を起こし自分の利権を守ろうとする独裁者への懲罰が国際連合が下せないのはおかしいと思いました。
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