大本教の開祖・なお、と聖師・王仁三郎の本格的な評伝。
大部で、テーマも深く重いだけに、読みづらさはあるが、
よく掘り下げられた、いい本だと思う。
貧困の中にいた「なお」に神がおりてくる。
このあたりは書き始めると長くなるので、本書を読んでいただきたい。
非常に緻密に、丹念に書かれている。
王仁三郎は、これを組織化・教団化した。彼は国粋主義へと軸を移し、
「なお」の言葉を国家神道的な教義に変えていった。
国粋主義的な教義は国家からも弾圧されていく。治安維持法が乱用されたこともある。
「すべての宗教は、最初は新興宗教だった」
と言ったのは小林秀雄だったか……
今の時点で大本教は「大きな教団」には成長していない。
その点も本書では触れられており、「国家と宗教」の関わりもわかる。
読むのはむずかしい本だったが、いい本だった。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
出口なお・王仁三郎:世界を水晶の世に致すぞよ (ミネルヴァ日本評伝選) 単行本 – 2017/9/10
川村邦光
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥4,180","priceAmount":4180.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"4,180","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"tywhNyrUxH0DfeCpPcDUSXV6h7tx6Iue1D7w7KRFnPQQR6vpKC3dMl%2F%2B2epkyamR%2F9%2FjinvMbBXL34Mr2DsvL1U7ArMOnqK8Z5jxGdY8sjS2ISOExfnGzLhnnCUvWzEnZ3QeF2sJEDU%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥3,580","priceAmount":3580.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"3,580","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"tywhNyrUxH0DfeCpPcDUSXV6h7tx6IueLkfkXxquKceppwqh2cmIZLc1QjRSpFutX3AJprwqyj5pZfmu0%2B4WrkrjOxITbHh%2BL3PXxJSQ1NHJG7Pua1nV4AFertEyxsUHS8LytmAnvdMEMzNTAGDvp6rUY7kweIlItTSOeEXeDBLMDfzq6Rt%2Bug%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
出口なお(一八三七〜一九一八)・王仁三郎(一八七一〜一九四八) 「大本」の教祖。
激動の近代日本に直面する中で「大本」を創唱し発展させた、開祖なおと聖師王仁三郎。
本書では、二人が開祖・聖師となる過程を近代日本と民俗社会の相剋の中から辿るとともに、その思想の創造性を考察する。
[ここがポイント]
◎ 近代日本において、大本はなぜ広く支持者を獲得し、政治にも影響を及ぼすに至ったのか。
◎ なおと王仁三郎はいかにして教祖となったのか。その過程を描く。
激動の近代日本に直面する中で「大本」を創唱し発展させた、開祖なおと聖師王仁三郎。
本書では、二人が開祖・聖師となる過程を近代日本と民俗社会の相剋の中から辿るとともに、その思想の創造性を考察する。
[ここがポイント]
◎ 近代日本において、大本はなぜ広く支持者を獲得し、政治にも影響を及ぼすに至ったのか。
◎ なおと王仁三郎はいかにして教祖となったのか。その過程を描く。
- 本の長さ520ページ
- 言語日本語
- 出版社ミネルヴァ書房
- 発売日2017/9/10
- ISBN-104623081206
- ISBN-13978-4623081202
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 出口なお・王仁三郎:世界を水晶の世に致すぞよ (ミネルヴァ日本評伝選)
¥4,180¥4,180
最短で6月2日 日曜日のお届け予定です
残り2点(入荷予定あり)
¥1,672¥1,672
最短で6月2日 日曜日のお届け予定です
残り15点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
出版社より
カスタマーレビュー | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
価格 | ||||||
書籍紹介 | 日本人が最も敬愛した宣教師、布教と日露友好に尽くした生涯。 ニコライ(1836~1912) ロシアの宣教師。 幕末に来日し、日本正教会創建、東京復活大聖堂(ニコライ堂)を建立して、50年間宣教に励み、大津事件、日露戦争でも、日露友好のために大きく貢献し、日本国民から敬愛されたニコライ。その献身的慈愛の生涯を描き、さらにニコライ亡き後の日本正教会史を克明に描き出す。 | 一般の日本人に対する海外渡航解禁以前に脱国を敢行し、十年余の海外生活後に帰国して同志社の創立者となった新島襄。彼の生涯は劇的なだけに神話化されて理解される傾向があった。本書はその神話を突き抜けて実像に迫る試みである。 | *平成29年度麗澤大学学長賞 古事類苑、モラロジー、麗澤大学…日本の道徳を探究した生涯。 廣池千九郎(1866~1938)道徳研究者・教育者。 『道徳科学の論文』でモラロジーを提唱し、麗澤大学を設立する一方、『古事類苑』への貢献や東洋法制史の開拓でも知られる廣池千九郎。近年、道徳教育への注目により再評価されるその道徳観はいかに形成されたのか。本書では、研究遍歴と交友関係を改めて検討し、道徳の科学的研究に至る過程を描き出す。 | 金沢庄三郎(1872~1967) 言語学者、国語学者。 日本語と朝鮮語が同系との確信に基づき日本文化を再考する一方、『辞林』『広辞林』の監修を務めたことでも知られる金沢庄三郎。『日鮮同祖論』などの著作において、金沢は何を訴えようとしていたのか。本書では、その足跡と論考を丹念に辿り、朝鮮ならびに朝鮮語への思いを探る。 | 今までの研究はなんだったのか、知られざる三田老生の素顔。 『学問のすすめ』『文明論之概略』などの著作、慶應義塾の創立などにより、日本の文明開化を指し示した福澤諭吉。無類の面白さを誇る『福翁自伝』に真実は語られていたのか。厳密な史料解釈により、新たな人物像をいきいきと描きだす。 | 混沌の時代、日本のあるべき姿を世に問い続けた浪人の生涯と思想 独学によって自らの思想形成を行い、生涯定職につくことなく波乱に満ちた人生を歩んだ北。若くして日本的社会主義の理論を構築し、アジアの復興を目指したが、そのために必要な急進的思想の提示によって、昭和の日本政治に大きな衝撃を与えた浪人の実像に迫る。 |
カスタマーレビュー | |||||
---|---|---|---|---|---|
価格 | |||||
書籍紹介 | 迫り来る欧米列強の圧迫を前にアジアはいかにあるべきか。「奪はれたる亜細亜」を取り戻すため、虐げられる人々との「世界革命」を志した満川亀太郎。その高潔な人格から、北一輝、大川周明、下中彌三郎、中野正剛ら多くの同志と結びつき、国家改造運動・アジア解放運動に生気を与え続けた希有な生涯をたどる、没後80年にして初の本格評伝。 | 感謝と奉仕そして無償の労働。誠実で敬虔な「無」の思想。 自らを捨て、神仏への感謝と奉仕の精神に基づく無償の労働。京都・四宮の一燈園で自ら「無」の思想を実践した思想家・天香。その行動の生涯、九十六年を追う。 | 東京帝国大学にて日本中世史を講じ、社会経済史学の手法を取り入れて新しい地平を切り開いた一方で、国体護持のための歴史を説きつづけた平泉澄。戦後長らく皇国史観と断罪されてきたその思想と生涯を問いなおす。 | 奥三河の「花祭」は何を伝えるのか・・・ 日本の民俗を探究した、旅の生涯。 [カバー袖] 早川孝太郎(1889~1956) 民俗学者、画家。 奥三河に伝わる花祭を調査し、民俗芸能の古典『花祭』を著した早川孝太郎。本書では、柳田國男や澁澤敬三ら多くの民俗学者との交流とともに、旅の中で民間伝承を探究し続けた、その知られざる生涯を描く。 | 刑法学者、第十五代京都大学総長、瀧川幸辰。研究者として順調であった人生は、京大瀧川事件、戦後の大学復帰、総長暴行事件など、激動する時代に翻弄される。本書ではその生涯を辿り、近代日本の大学の肖像を描く。 |
商品の説明
著者について
《著者紹介》※本情報は刊行時のものです
川村邦光(かわむら・くにみつ)
1950年 福島県生まれ。
1984年 東北大学大学院実践哲学博士課程単位取得満期退学。
天理大学文学部教授、大阪大学文学部教授などを経て、
現 在 大阪大学名誉教授。
川村邦光(かわむら・くにみつ)
1950年 福島県生まれ。
1984年 東北大学大学院実践哲学博士課程単位取得満期退学。
天理大学文学部教授、大阪大学文学部教授などを経て、
現 在 大阪大学名誉教授。
登録情報
- 出版社 : ミネルヴァ書房 (2017/9/10)
- 発売日 : 2017/9/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 520ページ
- ISBN-10 : 4623081206
- ISBN-13 : 978-4623081202
- Amazon 売れ筋ランキング: - 462,063位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.3つ
5つのうち4.3つ
2グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。