読み応えがある。ただ、『記憶としてのパールハーバー』というタイトルに沿った論文を書いているのは、エミリー・ローゼンバーグだけな気がするけど。
「遺族の迷走」の論文なんて見てみると面白いと思う。高度の政治化された彼らには、あまり同情できないような。。。
元ハーバード大学の歴史学教授、入江昭氏の論稿は興味深い。
しかし、「トランス・ナショナルな記憶」というものが実現する日というのは、果たしていつになるのだろうか?
ナショナリズム的な価値観で未来を志向するのは、時代遅れなのかもしれないけど、自国に目を向ける前に、インターナショナルも何もあったもんではないわけで。
結局、まずは足元から、というわけだろうか。憲法に「愛国心」どうのこうので国がもめてるわけだし。
非常にシンプルな意味でのナショナリズムっていうのは、今のところなくなりそうにないような気がする。
だからと言って、あきらめて思考停止になるのが、一番問題なんだろうけどね。だからナショナリズムは時代遅れ!って言い続けるのも、それはそれで価値のあることだろう
少なくとも、今の段階でアジアで記憶を共有するのは無理な気が。歴史の共有すらできていないし。
ま、これもまた、無理な気がするからと言ってあきらめて(略)
トランス・ナショナルな歴史学は、だんだん発展しているみたいだし!
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記憶としてのパールハーバー 単行本 – 2004/6/1
細谷 千博
(編集)
- 本の長さ546ページ
- 言語日本語
- 出版社ミネルヴァ書房
- 発売日2004/6/1
- ISBN-104623039161
- ISBN-13978-4623039166
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
真珠湾攻撃、原爆投下…。太平洋戦争の記憶は、戦後日米関係にいかなる影響を及ぼしたのか。2002年に東京で開催された国際大学研究所の全体会議における論考をもとに、書き下ろしも加えてまとめる。
登録情報
- 出版社 : ミネルヴァ書房 (2004/6/1)
- 発売日 : 2004/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 546ページ
- ISBN-10 : 4623039161
- ISBN-13 : 978-4623039166
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,029,489位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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