オットーランクの代表作である。
フロイトにこよなく愛された﨑あふれる作品です。
心理学の本にしては具体的な事例の分析を書いてある部分はなく、生まれたことによる
母子分離による不安を外傷とみて母体に戻ることにより安心が得られるということが語られている。
私も乳幼児や児童の勉強をしていて母親からだんだん分離して子供の仲間をつくり社会化していく
ということを学ぶにつけ多くの人が母親から離れられると不安になるのかと思ってしまうところがある。
母親・父親も投影することによって安心が得ることは理解できるような気がするがこの本を読んだ
だけでは自分の中で消化しきれていない。
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出生外傷 単行本 – 2013/8/22
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人間がこの世に生まれてくることそのものが、外傷の体験である――。
精神分析の開祖フロイトの愛弟子であったオットー・ランクは、本書で古代芸術・宗教・哲学にまで言及するメタファーによって、
神経症や精神病が「出生時の外傷の再現である」という壮大な試論を立てる。
ランクの主著にして彼がフロイトと精神分析から離反するきっかけとなった、今日の早期母子関係論の先駆けともいえる重要古典、
待望の邦訳。
精神分析の開祖フロイトの愛弟子であったオットー・ランクは、本書で古代芸術・宗教・哲学にまで言及するメタファーによって、
神経症や精神病が「出生時の外傷の再現である」という壮大な試論を立てる。
ランクの主著にして彼がフロイトと精神分析から離反するきっかけとなった、今日の早期母子関係論の先駆けともいえる重要古典、
待望の邦訳。
- 本の長さ288ページ
- 言語日本語
- 出版社みすず書房
- 発売日2013/8/22
- ISBN-104622077825
- ISBN-13978-4622077824
商品の説明
著者について
オットー・ランク
Otto Rank
1884-1939。オーストリアの精神分析家・批評家。非医師であるにもかかわらずフロイトに見出され、国際精神分析学会の書記や学会誌Imagoの創刊に携わった。本書やフェレンツィとの共著Entwicklungsziele der Psychoanalyseを通じて、フロイトの理論との相違が明らかになり、晩年は精神分析サークルから離脱することを余儀なくされた。
著書Der Mythus von der Geburt des Helden, 1909(『英雄誕生の神話』人文書院)、Das Trauma der Geburt: und seine Bedeutung fur die Psychoanalyse, 1924(『出生外傷』みすず書房)、Der Doppelganger, 1925(『分身 ドッペルゲンガー』人文書院)ほか。
Otto Rank
1884-1939。オーストリアの精神分析家・批評家。非医師であるにもかかわらずフロイトに見出され、国際精神分析学会の書記や学会誌Imagoの創刊に携わった。本書やフェレンツィとの共著Entwicklungsziele der Psychoanalyseを通じて、フロイトの理論との相違が明らかになり、晩年は精神分析サークルから離脱することを余儀なくされた。
著書Der Mythus von der Geburt des Helden, 1909(『英雄誕生の神話』人文書院)、Das Trauma der Geburt: und seine Bedeutung fur die Psychoanalyse, 1924(『出生外傷』みすず書房)、Der Doppelganger, 1925(『分身 ドッペルゲンガー』人文書院)ほか。
登録情報
- 出版社 : みすず書房 (2013/8/22)
- 発売日 : 2013/8/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 288ページ
- ISBN-10 : 4622077825
- ISBN-13 : 978-4622077824
- Amazon 売れ筋ランキング: - 778,959位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 127,020位人文・思想 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年5月17日に日本でレビュー済み
本訳書の序文を原文と比較してみました。極力訳文を活かしながら述べます。
なんと、第一文から間違えてます。
「精神分析的思考法それ自体を人間の発達全体へと、さらには人間が人間になっていくことそのものへと応用する」
とありますが、実際は
「精神分析的思考法それ自体を人間の発達全体の理解、さらには人間が人間になっていくことそのものの理解へと応用する」
のようになるはずで、「理解」の語が抜けています。
それに続けて「より正確に言えば」とだけでいいようなところでは
「いっそうの正確さを期すならば」
と言葉数もニュアンスも豊かになります。脱落の後だけに変に目だちます。
その次の文(第一段落最後の文)では
「これは精神史、すなわち人間精神の発達の歴史やそこから生み出された物事を叙述するものである」
とありますが、代名詞を間違って解釈しています。
「これは精神史、すなわち人間精神の発達の歴史や精神が生み出した物事を叙述するものである」
とするのがより正確です。でないと、「そこから」が「精神史」や「発達の歴史」からという意味になってしまいそうですが、原文でははっきりと「精神」(あるいは「人間精神」)と読みとれます。
そして第二段落もこんな調子でしたので、さすがに堪忍袋の緒が切れたので比較は止めました。
それより前にたまたま目に付いていたこんな訳注の間違いも比較中断の後押しになりました。
というのは、暗示という言葉の語源をラテン語のsuggerereといいながら、
sug「~の下へ」+gest「運ぶ、持ち出す」
と書いてしまう、杜撰さというかひねくれぶりというか。
羅和辞典を引きさえすればこんな間違いはしないはず。なのに間違えてるということは、辞書を引いてない、そして自分の思いこみを正しいと思いこんでいるということの証拠なのでは。
ちなみにその訳注に合わせるなら、
suggere、sub+gerere
とするのがより正確です。
確かめたい方のために付け加えておけば、羅和辞典はsuggeroで引くようにしてください。
知らないことなら調べればいいのであって、その労を厭うというのであればそもそも翻訳なんてできません。
それでも、ランクをいまさら訳してくれたこと、事の当否は別にしてGeburtの訳に「出生」をあてたことをかんがみて、星二つとします。
なんと、第一文から間違えてます。
「精神分析的思考法それ自体を人間の発達全体へと、さらには人間が人間になっていくことそのものへと応用する」
とありますが、実際は
「精神分析的思考法それ自体を人間の発達全体の理解、さらには人間が人間になっていくことそのものの理解へと応用する」
のようになるはずで、「理解」の語が抜けています。
それに続けて「より正確に言えば」とだけでいいようなところでは
「いっそうの正確さを期すならば」
と言葉数もニュアンスも豊かになります。脱落の後だけに変に目だちます。
その次の文(第一段落最後の文)では
「これは精神史、すなわち人間精神の発達の歴史やそこから生み出された物事を叙述するものである」
とありますが、代名詞を間違って解釈しています。
「これは精神史、すなわち人間精神の発達の歴史や精神が生み出した物事を叙述するものである」
とするのがより正確です。でないと、「そこから」が「精神史」や「発達の歴史」からという意味になってしまいそうですが、原文でははっきりと「精神」(あるいは「人間精神」)と読みとれます。
そして第二段落もこんな調子でしたので、さすがに堪忍袋の緒が切れたので比較は止めました。
それより前にたまたま目に付いていたこんな訳注の間違いも比較中断の後押しになりました。
というのは、暗示という言葉の語源をラテン語のsuggerereといいながら、
sug「~の下へ」+gest「運ぶ、持ち出す」
と書いてしまう、杜撰さというかひねくれぶりというか。
羅和辞典を引きさえすればこんな間違いはしないはず。なのに間違えてるということは、辞書を引いてない、そして自分の思いこみを正しいと思いこんでいるということの証拠なのでは。
ちなみにその訳注に合わせるなら、
suggere、sub+gerere
とするのがより正確です。
確かめたい方のために付け加えておけば、羅和辞典はsuggeroで引くようにしてください。
知らないことなら調べればいいのであって、その労を厭うというのであればそもそも翻訳なんてできません。
それでも、ランクをいまさら訳してくれたこと、事の当否は別にしてGeburtの訳に「出生」をあてたことをかんがみて、星二つとします。