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翼をください 単行本 – 2009/9/16
原田 マハ
(著)
気鋭のストーリーテラー『カフーを待ちわびて』の著者が放つ、強くてせつない、空のロード・ノベル。
ほんとうの自由を求めて飛び立った女性飛行士と、前人未到の世界一周飛行に挑んだ男たちの勇気と友情の物語。長編小説。
歴史の闇に葬られた国産飛行機「ニッポン号」に関する謎の写真を見つけた新聞記者の翔子は、カンザス州アチソンを訪ねる。この辺鄙な町で生まれ、世界へと羽ばたいていったある女性パイロットの軌跡をたどるために。
1939年、史上初めて世界一周飛行を果たしたニッポン号には信じ難い真実が秘められていた――。
ほんとうの自由を求めて飛び立った女性飛行士と、前人未到の世界一周飛行に挑んだ男たちの勇気と友情の物語。長編小説。
歴史の闇に葬られた国産飛行機「ニッポン号」に関する謎の写真を見つけた新聞記者の翔子は、カンザス州アチソンを訪ねる。この辺鄙な町で生まれ、世界へと羽ばたいていったある女性パイロットの軌跡をたどるために。
1939年、史上初めて世界一周飛行を果たしたニッポン号には信じ難い真実が秘められていた――。
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社毎日新聞社
- 発売日2009/9/16
- ISBN-10462010745X
- ISBN-13978-4620107455
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登録情報
- 出版社 : 毎日新聞社 (2009/9/16)
- 発売日 : 2009/9/16
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 480ページ
- ISBN-10 : 462010745X
- ISBN-13 : 978-4620107455
- Amazon 売れ筋ランキング: - 490,448位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 133,365位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界はひとつ エイミーも日本の飛行機の乗組員も気持ちは同じなのに国に翻弄されてやるせない気持ちになりますが、どこまでも前向きであきらめない行動が読んでいてとても勇気を与えてもらえます。どうかエイミーの未来が幸せである様にと願っています 本当にいい本をよんだな〜って思えます。原田 マハ先生ありがとうございます
2014年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事実に基づいたニッポン号の話。その中に秘められたアメリカの女性パイロットの苦悩。
わくわくして読み、そして感動の読後感でした。よくこれだけの事実を調べられたなと感心もし、
女性パイロットのその後が心に突き刺さっている感じです。
なぜ、これだけの事実が日本人に知られてないのか?
わくわくして読み、そして感動の読後感でした。よくこれだけの事実を調べられたなと感心もし、
女性パイロットのその後が心に突き刺さっている感じです。
なぜ、これだけの事実が日本人に知られてないのか?
2010年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
女性飛行士の話。
実話を元にした、いや本当は実話なんじゃないか、と疑ってしまうようなフィクション。
まだ空を飛ぶこと自体が挑戦だった時代に、より遠くに飛ぼうとした女性飛行士と、
そんな時代に世界一周をしようとした日本の飛行士たち。
全く関係なく見える両者が実は・・・
空を飛ぶ話としても十分面白いんだけど、
何より、「より高く」「より遠くに」一生懸命飛ぼうとする人たちの
(これが本当に純粋な、いい人ばかり出てくるのです。。)
努力や挫折や、成功して喜ぶドラマを、一緒に味わって欲しい!と思います。
文句なくオススメです。
実話を元にした、いや本当は実話なんじゃないか、と疑ってしまうようなフィクション。
まだ空を飛ぶこと自体が挑戦だった時代に、より遠くに飛ぼうとした女性飛行士と、
そんな時代に世界一周をしようとした日本の飛行士たち。
全く関係なく見える両者が実は・・・
空を飛ぶ話としても十分面白いんだけど、
何より、「より高く」「より遠くに」一生懸命飛ぼうとする人たちの
(これが本当に純粋な、いい人ばかり出てくるのです。。)
努力や挫折や、成功して喜ぶドラマを、一緒に味わって欲しい!と思います。
文句なくオススメです。
2013年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とっても面白くて本を閉じるのが惜しくて一気に読んでしまいました。
2012年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
久しぶりに出会った胸熱くなる大作。
大西洋単独横断飛行など輝かしい経歴を持つアメリカの女性飛行士と、戦前に世界一周に挑戦した日本の民間機の男たち7人。
ふたつのノンフィクションをかけあわせたストーリーは、読みすすむうちにまるで自分が飛んでいるかのように、拍手喝采を受けているかのように、あるいは追撃されているかのように。信頼の絆で結ばれたチームで空を飛ぶことの魅力にどんどんとりつかれていく。
彼等はみな「翼」がなければならないのだ。
女性飛行士エイミーの凛とした生き様と、彼女を支え信じる家族、ニッポン号の男たちの絆、開戦2年前に世界を飛び「せかいはひとつ」と心底思う飛行士たち。この本を読まずにいるなんてもったいない、勧めてもらって本当によかったと、心から思う秀作。
大西洋単独横断飛行など輝かしい経歴を持つアメリカの女性飛行士と、戦前に世界一周に挑戦した日本の民間機の男たち7人。
ふたつのノンフィクションをかけあわせたストーリーは、読みすすむうちにまるで自分が飛んでいるかのように、拍手喝采を受けているかのように、あるいは追撃されているかのように。信頼の絆で結ばれたチームで空を飛ぶことの魅力にどんどんとりつかれていく。
彼等はみな「翼」がなければならないのだ。
女性飛行士エイミーの凛とした生き様と、彼女を支え信じる家族、ニッポン号の男たちの絆、開戦2年前に世界を飛び「せかいはひとつ」と心底思う飛行士たち。この本を読まずにいるなんてもったいない、勧めてもらって本当によかったと、心から思う秀作。
2021年12月11日に日本でレビュー済み
息もつかせぬ展開!ハラハラドキドキの連続!心を鷲掴みにする感動の場面!
用意周到に配置され、緻密に計算され尽くした映画のワンカットのように、読者(私)を物語の世界へ引きずり込んでいく。この本の目次を見ているだけで、映画のシナリオのようだ。
物語の引力が読者を惹きつけて離さない。「ページを捲る指が止まらない」とは、よく表現される例えであるが、この本はまさにその通りだ。次が気になってやめられないのである。
また、筆者の取材力にも最大限の評価を惜しまない。数多くの文献にあたり、関係者に取材を重ね、事実を踏まえた上で、物語を構築していっている。極めてノンフィクションに近いフィクションなのだ。
ぜひ、エイミーと一緒に、順平と一緒に、世界初の世界一周飛行に飛びたってほしい。
用意周到に配置され、緻密に計算され尽くした映画のワンカットのように、読者(私)を物語の世界へ引きずり込んでいく。この本の目次を見ているだけで、映画のシナリオのようだ。
物語の引力が読者を惹きつけて離さない。「ページを捲る指が止まらない」とは、よく表現される例えであるが、この本はまさにその通りだ。次が気になってやめられないのである。
また、筆者の取材力にも最大限の評価を惜しまない。数多くの文献にあたり、関係者に取材を重ね、事実を踏まえた上で、物語を構築していっている。極めてノンフィクションに近いフィクションなのだ。
ぜひ、エイミーと一緒に、順平と一緒に、世界初の世界一周飛行に飛びたってほしい。
2019年6月14日に日本でレビュー済み
原田マハ7冊目。
原田マハさんの作品は暗幕のゲルニカ、リーチ先生など、美術館勤務をしていた経験からもわかるように美術に関するものが大半かと思っていました。
しかし、本作は、飛行機に関するもの。私は今まで飛行機にあまり関心がなかったのですが、この本を読むことで 世界一周飛行に初めて成功した ニッポン号についても知りましたし、アメリアイヤハートの存在も恥ずかしながら初めて知りました。しかし、知らなくても内容がとても丁寧に作り込まれており、大変読みやすかったです。毎回原田マハさんの作品は 参考文献の多さからもわかるようにかなり細かく下調べされて書かれているため、読んでいる方も史実に照らし合わせながら安心して読めます。本作にも専門知識などもたくさん盛り込まれていましたが、人物描写とストーリー展開が巧みで、無知の私も当時の世界観にハマってしまいました。
原田マハさんの作品は暗幕のゲルニカ、リーチ先生など、美術館勤務をしていた経験からもわかるように美術に関するものが大半かと思っていました。
しかし、本作は、飛行機に関するもの。私は今まで飛行機にあまり関心がなかったのですが、この本を読むことで 世界一周飛行に初めて成功した ニッポン号についても知りましたし、アメリアイヤハートの存在も恥ずかしながら初めて知りました。しかし、知らなくても内容がとても丁寧に作り込まれており、大変読みやすかったです。毎回原田マハさんの作品は 参考文献の多さからもわかるようにかなり細かく下調べされて書かれているため、読んでいる方も史実に照らし合わせながら安心して読めます。本作にも専門知識などもたくさん盛り込まれていましたが、人物描写とストーリー展開が巧みで、無知の私も当時の世界観にハマってしまいました。
2013年5月4日に日本でレビュー済み
感動しすぎて何も手に付かず、1時間くらい床に伏せてしまうくらいのプラチナ本に出会いました。今の私に必要なメッセージが1冊の本に集約され、本を読むのが遅い私も、約500ページの大作を2時間で夢中で読んでしまいました。戦前、日本製の飛行機と日本人乗組員が、世界一周の長距離飛行を世界で初めて成功した話です。政治的な問題で、歴史に封印されてしまった偉業。なぜ表紙のアメリカ人女性にスポットライトが当たるのかは、読んでみたら納得です。
この本を通して得たメッセージ。次から次に書き留めずにはいられない一文が登場するので、ページをめくるのと書き留めるのと忙しく手を動かしていました。
@ 私達は孤立してはいけない。ひとつの世界を生きる人類として、栄光と自由、そして平和を分かち合わなければならないのです。
@ I fly. Higher, faster, and further. Then, I shall return. 私は飛ぶ。より高く、もっと速く、ずっと遠くへ。そして必ず、帰ってくる。
@ 民族の違い、国家の違い、個人の違いはどうしたってある。それを認めて、受け入れること。それが共存共栄への第一歩。
@ 決して思い上がらず、怖いことを十分承知で、それでも挑む。慎重に、丁寧に。そこにこそ、成功の鍵があるのだ。
@ 信じること、仲間を、飛行機を、自分を信じて飛ぶこと。それが、どんな危険からも救ってくれる唯一の方法です。
@ 世界はひとつ
まだ人生に十分時間のある今、この本に出会えたことに感謝します。今日からの私は、昨日までの私とは全く違うステージにいます。原田さん、素晴らしい作品を有難うございます(^ ^)/
この本を通して得たメッセージ。次から次に書き留めずにはいられない一文が登場するので、ページをめくるのと書き留めるのと忙しく手を動かしていました。
@ 私達は孤立してはいけない。ひとつの世界を生きる人類として、栄光と自由、そして平和を分かち合わなければならないのです。
@ I fly. Higher, faster, and further. Then, I shall return. 私は飛ぶ。より高く、もっと速く、ずっと遠くへ。そして必ず、帰ってくる。
@ 民族の違い、国家の違い、個人の違いはどうしたってある。それを認めて、受け入れること。それが共存共栄への第一歩。
@ 決して思い上がらず、怖いことを十分承知で、それでも挑む。慎重に、丁寧に。そこにこそ、成功の鍵があるのだ。
@ 信じること、仲間を、飛行機を、自分を信じて飛ぶこと。それが、どんな危険からも救ってくれる唯一の方法です。
@ 世界はひとつ
まだ人生に十分時間のある今、この本に出会えたことに感謝します。今日からの私は、昨日までの私とは全く違うステージにいます。原田さん、素晴らしい作品を有難うございます(^ ^)/