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自然・人間・科学: 生化学者のアフォリズム (叢書・ウニベルシタス 764) 単行本 – 2002/12/1

4.0 5つ星のうち4.0 1個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

自然と環境破壊、生命倫理…。科学万能主義と人間の傲慢を辛辣かつ軽妙に内部告発し続けた著者の、自然と人間復権へのアフォリズム集。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 法政大学出版局 (2002/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4588007645
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4588007644
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 1個の評価

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エルヴィン・シャルガフ
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上位レビュー、対象国: 日本

2007年1月19日に日本でレビュー済み
カール・クラウスの正統な後継者ともいうべき1905年生まれのユダヤ系分子生物学者のアフォリズム集。1950年以前から、30年におよぶ小さな省察がまとめられ、拾い読みにはもってこいの本になった。鋭い。あちこちで鋭い。オーストリアから亡命したアメリカを主な活動の場としながら、心はドイツ語に遊ぶ。非常な読書家であるのはあたりまえだが、おもしろいのはリルケに対する愛憎半ばした(と思われる)態度。「リルケはAと言う代わりにBとも言えることをドイツ語に教えた」。「ドイツ語の抒情詩人としてのリルケの胡散臭いところは、彼がフランス語の詩も書くことができたことである」。「ヘルダーリンは比喩に鋭さを欠いて破滅した。比喩など真剣に考えることの決してなかったリルケは要領の良さでそれを免れた」。このへんにひっかかってくる人なら、読んで損はない。こういうのはどうだろう。「私はドイツ語と共に眠り込み、死体の側で目を覚ました」。非常になぞめいていておもしろいのは、たとえば「世界のジプシーたちはジプシーになっている」とか「日本人は自発的にギリシャ人からトルコ人になった民族である」など。「母語とは、その中でわれわれが死んで行くものである」などはわかりやすくまとまっていて、「翻訳される価値のあるものはどれも翻訳不可能である」などは、ちょっとたいくつ。いずれにせよ、心の動きのおもしろさを十分に味わえる、ひどく暗くて、でも楽しい一冊です。
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