まず、私は『安本学派』の人間だと毀誉褒貶はともかく述べておきます。
私自身は、情報を集めたわけでも何でもないので、批判に対する積極的な反論はできません。
ただ安本先生が、いかに苦労して言語に関する情報を集めたか、は本で読んでいます。
そういった苦労も知らずに、批判しているだけなら理解に苦しみます。
各言語の専門の先生方の協力が得られればと望みます。
それぞれのお立場はあるでしょうが……。
なお、この本がこれまでの安本氏の日本語成立論の集大成であることは確かです。誤解無きよう。

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研究史日本語の起源: 「日本語=タミル語起源説」批判 推理・古代日本語の謎 単行本 – 2009/7/1
安本 美典
(著)
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ダブルポイント 詳細
- 本の長さ328ページ
- 言語日本語
- 出版社勉誠社(勉誠出版)
- 発売日2009/7/1
- 寸法15.6 x 2.8 x 21.6 cm
- ISBN-104585054138
- ISBN-13978-4585054139
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登録情報
- 出版社 : 勉誠社(勉誠出版) (2009/7/1)
- 発売日 : 2009/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 328ページ
- ISBN-10 : 4585054138
- ISBN-13 : 978-4585054139
- 寸法 : 15.6 x 2.8 x 21.6 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 633,193位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,193位日本語 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2009年8月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入同氏の「邪馬台国と高天の原伝承」などは優れた内容で、見るべきものがあったが、
本書は買い損であった。
まず副題の「日本語=タミル語起源説」批判なるものは、本書中に登場しはするが、
副題にするほどの分量はない。
これは最近流行りの日本語クレオールタミル語説にあやかったもののように思われるが、
どう見ても不当表示である。同時にそれに対する批判は旧態依然で、系統論に粘着して
いるうえに、大野氏に対する批判も目を背けたくなるほどの罵詈雑言で、どこか鬱屈を
はらすためだけに上梓したのではないかと思えるほどで、同氏の過去の著作に見られる
闊達さは影を潜めている。
期待していただけにとても残念なことであった。
- 2009年8月2日に日本でレビュー済み安本流の日本語起源論の集大成。ただし、タイトル・サブタイトル・内容にいささかズレがあので注意されたい。
たしかに江戸時代から1990年代までの日本語起源論を整理してはいるが、完全に網羅的で本書の主題となるほどではない。それらを整理し、特に大野晋の「タミル語起源論」や「万葉集は朝鮮語」的な主張をしりぞけていく。そして安本氏お得意の数理的アプローチを明快に論じ、そこから日本語の起源を合理的・実証的に探っていく。大変説得力にあふれ、スリリングである。言語学が専門でなくとも読み進められる。
ただし、基本的には新説!日本人と日本語の起源 (宝島社新書)あたりと本質的な違いはない。いささか古めかしい記述もある。より包括的に記述が充実している形である。
タミル語説については、以前から批判を繰り返しているが、学術的にはタミル語説は壊滅したといってよいだろう。(学術的でないレベルでは根強く生き残っているようであるが)
また、日本古代史も同氏は積極的に発言しているが、「邪馬台国東遷説」や「ビルマ系江南語到来説」は、近年の考古学からは再検討が迫られている。このあたりもどう修正・発展させていくのか我々は期待している。
- 2009年8月3日に日本でレビュー済み内容に全く新味がないのでがっかりした。副題の「日本語=タミル語起源説」批判もほんのわ
づかの紙面で、しかも従来と変わらず(悪口雑言めいたものはより一層増えた)、むしろ古い
大野説(クレオールタミル語を唱える前の系統論によるタミル語説)を懸命にこき下ろしている
という感じ。
大野が引っ込めた旧説をわざわざ無視するのは奇妙というか奇態である。
この人にとっては、もうこれ以上無理なのであろう。