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写楽 (別冊太陽 日本のこころ 183) ムック – 2011/4/15
浅野 秀剛
(編集)
彗星の如く現れ、瞬く間に姿を消した謎の絵師・東洲斎写楽。本書では芝居を真摯に描いた記録者としての側面に光を当て、寛政時代の歌舞伎界を写楽の浮世絵でめぐる。
- 本の長さ151ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2011/4/15
- ISBN-104582921833
- ISBN-13978-4582921830
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登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2011/4/15)
- 発売日 : 2011/4/15
- 言語 : 日本語
- ムック : 151ページ
- ISBN-10 : 4582921833
- ISBN-13 : 978-4582921830
- Amazon 売れ筋ランキング: - 510,160位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 92,012位雑誌 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
謎の絵師写楽について知っているようで知りませんでした。この雑誌で写楽の全作品を見て彼のユニークさについて改めて驚きました。
2022年7月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
浅野氏の解説がほぼ日本の論調ではありますが、文句はないでしょうねぇ。独自の洞察も含め、やっぱり目が醒めるわ。別冊太陽のこのシリーズは、ホントに嬉しいですね。お家にはコレ。画集等は図書館で観ればいいや。満足です。
2017年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『別冊太陽』東洲斎写楽特集号であります。
東洲斎写楽の版画全作品をまとめて紹介の画集&解説書。作品ごとの解説がたいへん充実しており、お芝居のストーリーや役者のプロフィールまで詳しく紹介されています。
また2011年刊行ということで、当時話題になっていた肉筆扇面画(ギリシャで発見されたもの)についても大きく紹介。本書では写楽自身による真筆説を採用。現在では疑問視する研究家も多いようで、グレーゾーン、もしくは贋作説やや優勢といったところですが、実際のところはどうなのでしょうか? ま、版画と下絵では描線がまるで違ってくるものね。
この手の本のお約束、写楽の正体探しについては中野三敏氏が担当。
御著書『写楽・江戸人としての実像』のダイジェスト的説明ながら、社会的地位の低かった浮世絵師の素性に関心を持つ人は少なく、浮世絵師の方でも外聞が悪くて素性を伏せていたという御説はまことにごもっとも。
「今の感覚で全部言ってしまうからおかしなことになる」
現代の感覚をそのまま江戸に持ち込んでしまうから、何でもないことが歴史の謎になってしまうわけですな。
他にこれといって目新しい話題はないものの、寛政六年当時の芝居業界事情に版元蔦屋重三郎のプロフィール、他の浮世絵師たちが描いた役者似顔絵の紹介等々、写楽の活動を押さえるための基本情報はひと通りカバー。いわゆる謎解き本のたぐいでは写楽以外の浮世絵師にはぜんぜん関心がないようなものも少なくないのですが、そうした書籍を手に取る前にひと通り本書に目を通しておいた方がよろしいでしょう。
東洲斎写楽の版画全作品をまとめて紹介の画集&解説書。作品ごとの解説がたいへん充実しており、お芝居のストーリーや役者のプロフィールまで詳しく紹介されています。
また2011年刊行ということで、当時話題になっていた肉筆扇面画(ギリシャで発見されたもの)についても大きく紹介。本書では写楽自身による真筆説を採用。現在では疑問視する研究家も多いようで、グレーゾーン、もしくは贋作説やや優勢といったところですが、実際のところはどうなのでしょうか? ま、版画と下絵では描線がまるで違ってくるものね。
この手の本のお約束、写楽の正体探しについては中野三敏氏が担当。
御著書『写楽・江戸人としての実像』のダイジェスト的説明ながら、社会的地位の低かった浮世絵師の素性に関心を持つ人は少なく、浮世絵師の方でも外聞が悪くて素性を伏せていたという御説はまことにごもっとも。
「今の感覚で全部言ってしまうからおかしなことになる」
現代の感覚をそのまま江戸に持ち込んでしまうから、何でもないことが歴史の謎になってしまうわけですな。
他にこれといって目新しい話題はないものの、寛政六年当時の芝居業界事情に版元蔦屋重三郎のプロフィール、他の浮世絵師たちが描いた役者似顔絵の紹介等々、写楽の活動を押さえるための基本情報はひと通りカバー。いわゆる謎解き本のたぐいでは写楽以外の浮世絵師にはぜんぜん関心がないようなものも少なくないのですが、そうした書籍を手に取る前にひと通り本書に目を通しておいた方がよろしいでしょう。
2014年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写樂を海外の友人に紹介したいと思い、類似の本をいろいろ比較しました。サイズ、印刷、製本の、どの面からみても、この写樂を選び、クリスマスに間に合うように送りました。したがって、大好きな写樂は、あっというまに空を飛んでいってしまいましたので、改めて手元に置くために買うことにしました。手書きの扇の絵がある事が、大きな収穫です。どの頁も満足するレイアウトで、満足度の高い画集。ひとつ注文があり、海外美術館所蔵の作品について、英文の紹介文が付け加えられていますが、この文字が非常に小さい。大きくして欲しいと思います。さらに、英文の解説を増やして貰えたら、ありがたいと思いました。
2011年5月15日に日本でレビュー済み
浮世絵愛好家、特に写楽好きにはたまらない出版です。今東京国立博物館で「写楽展」が開催されていますが、東博に行かなくても自宅で写楽を堪能できるムックです。
ギリシャ国立コルフ・アジア美術館蔵「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」という貴重な肉筆画が冒頭に掲載してあります。編者の大和文華館館長・浅野秀剛氏による詳しい解説と作品の拡大があり、その特徴が理解できました。
本ムックは東博の所蔵の錦絵を中心に、慶應義塾、千葉市美術館、山口県立萩美術館・浦上記念館、ベルギー王立歴史博物館、シカゴ、ボストン、メトロポリタン、ホノルル、ベルリン、アムステルダム、トレド、ギメ各美術館などから、写楽が残したほぼ全作品に近い点数を掲載してありました。この網羅性と印刷物の仕上がり、原本の状態の良さなどが特徴として挙げられます。
東洲斎写楽の作品の中で、28枚を数える第1期の大判錦絵の雲母摺による役者の半身像は、高い評価を受けています。1ページ1作品の掲載ですから鮮明に観賞できますし、大首絵の力強い目に引きこまれます。口の描き方や鼻にも特徴があり、そのデフォルメされた様式美が江戸時代には珍しかったのも頷けます。
写楽の活動した時期は、寛政6年と7年の約10ヶ月の間だと言われています。その短期間に、約150枚の歌舞伎の役者絵等を描いて消えたのがとてもミステリアスですし、短い活動期間でかくも印象的な作風を世に問うたわけですから、それは人気を博したことでしょう。
ラストには写楽の人物像に迫る好著を表した中野三敏氏(近世文学研究家)の談話が記されており、学会の支持を得られている説が掲載してありました。
史料に基づく実証的な推論で、斎藤月岑『増補浮世絵類考』に記してある東洲斎写楽が阿波侯お抱えの能役者斉藤十郎兵衛だという過程の実証が素晴らしく、分かりやすく納得できる結論だと思われます。
眺めて良し、読んで良しのムックでした。
ギリシャ国立コルフ・アジア美術館蔵「四代目松本幸四郎の加古川本蔵と松本米三郎の小浪」という貴重な肉筆画が冒頭に掲載してあります。編者の大和文華館館長・浅野秀剛氏による詳しい解説と作品の拡大があり、その特徴が理解できました。
本ムックは東博の所蔵の錦絵を中心に、慶應義塾、千葉市美術館、山口県立萩美術館・浦上記念館、ベルギー王立歴史博物館、シカゴ、ボストン、メトロポリタン、ホノルル、ベルリン、アムステルダム、トレド、ギメ各美術館などから、写楽が残したほぼ全作品に近い点数を掲載してありました。この網羅性と印刷物の仕上がり、原本の状態の良さなどが特徴として挙げられます。
東洲斎写楽の作品の中で、28枚を数える第1期の大判錦絵の雲母摺による役者の半身像は、高い評価を受けています。1ページ1作品の掲載ですから鮮明に観賞できますし、大首絵の力強い目に引きこまれます。口の描き方や鼻にも特徴があり、そのデフォルメされた様式美が江戸時代には珍しかったのも頷けます。
写楽の活動した時期は、寛政6年と7年の約10ヶ月の間だと言われています。その短期間に、約150枚の歌舞伎の役者絵等を描いて消えたのがとてもミステリアスですし、短い活動期間でかくも印象的な作風を世に問うたわけですから、それは人気を博したことでしょう。
ラストには写楽の人物像に迫る好著を表した中野三敏氏(近世文学研究家)の談話が記されており、学会の支持を得られている説が掲載してありました。
史料に基づく実証的な推論で、斎藤月岑『増補浮世絵類考』に記してある東洲斎写楽が阿波侯お抱えの能役者斉藤十郎兵衛だという過程の実証が素晴らしく、分かりやすく納得できる結論だと思われます。
眺めて良し、読んで良しのムックでした。
2020年7月16日に日本でレビュー済み
・他の有名な浮世絵師の絵に比べて、写楽は絵が下手だと思っています。豊国の役者絵と比べて、特にそう思いました。この本でいろいろな作品を見ることができ、それを確認しています。
・外国人の高評価があてにならないよい例だと思っています。
・外国人の高評価があてにならないよい例だと思っています。
2020年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実に保存状態のいい古書が送られてきて満足です。
じっくりと読む?(見る)ようにいたします。
じっくりと読む?(見る)ようにいたします。