「中立国になります」
と宣言してなれるのなら苦労はしない。
事実かつてベルギーは宣言したが、ヒトラーにメチャメチャにされた。
中立国とは、それなりの軍装備をして、
周辺あるいは関連国と「中立条約」を結ぶことで成立する。
さらに中立国だからといって国際協調に背を向けてもいけない。
むしろ積極的な外交が、中立国の存在意義を各国に印象づける。
スイスなどの中立国の歴史や現実を俎上に挙げながら、
日本が非戦の中立国になる道を模索した本。
大いに賛同はできるのだが、戦後70年、ずっとアメリカの核の傘の下にいて、
東アジアには問題の多い国も少なくないの現実だ。
「非武装中立」は理想だとは思う。
しかし、今の日本にそれができるか、非常に疑問でもある。
心情的に同調できる本ではあるのだが、
中立国へのあまりに多い障害をどうやってクリアするかまでは深く踏み込めていない。
ただ、こう言う時代だからこそ、一読しておいてもいい本ではある。
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新書832戦争する国にしないためノ中立国入門 (平凡社新書 832) 新書 – 2016/12/15
礒村 英司
(著)
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購入オプションとあわせ買い
スイスに代表される中立政策の採用を、日本も議論した時代があった。気鋭の国際法学者が中立国の歴史と現状、日本の立場を問う。
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社平凡社
- 発売日2016/12/15
- ISBN-104582858325
- ISBN-13978-4582858327
商品の説明
著者について
1970年生まれ。西南学院大学大学院法学研究科法律学専攻博士後期課程満期退学。西南学院大学非常勤講師、長崎県立シーボルト大学非常勤講師などを経て、現在福岡国際大学准教授。専門は国際法学、特に永世中立制度、武力紛争時の環境保護。国際法学会、日本平和学会所属。
登録情報
- 出版社 : 平凡社 (2016/12/15)
- 発売日 : 2016/12/15
- 言語 : 日本語
- 新書 : 233ページ
- ISBN-10 : 4582858325
- ISBN-13 : 978-4582858327
- Amazon 売れ筋ランキング: - 732,003位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年3月3日に日本でレビュー済み
2020年4月3日に日本でレビュー済み
世界の中立国、永世中立国はどう振る舞い、どう扱われてきたかを丁寧に説明し、中立国になるには自国の意思も重要だけど、周りの国の思惑にも左右されることがよく分かる本です。
その中で、中立国になる意味は、自国の安全保障の一手段に過ぎないこと、それがベストであるかどうかは、国際関係を踏まえて冷静に考える必要があること、を思い知らされました。きっと著者は期待をこめて「入門」のタイトルを付けたのだと思いますが、日本が中立国を採用すべきかどうかは読者をふくむ市民が「応用」として考えるべきこと、という著者のスタンスを感じました。
他の方のレビューで「他の国の例を提示したところで、日本真似できるものではない。」とありましたが、日本は中立をまねれば良い、などという主張が書かれている訳でも、たんに子供っぽい理想から中立国を語る本でも、全くありません。
その中で、中立国になる意味は、自国の安全保障の一手段に過ぎないこと、それがベストであるかどうかは、国際関係を踏まえて冷静に考える必要があること、を思い知らされました。きっと著者は期待をこめて「入門」のタイトルを付けたのだと思いますが、日本が中立国を採用すべきかどうかは読者をふくむ市民が「応用」として考えるべきこと、という著者のスタンスを感じました。
他の方のレビューで「他の国の例を提示したところで、日本真似できるものではない。」とありましたが、日本は中立をまねれば良い、などという主張が書かれている訳でも、たんに子供っぽい理想から中立国を語る本でも、全くありません。
2017年6月9日に日本でレビュー済み
他の国の例を提示したところで、日本真似できるものではない。交通インフラを真似るわけでないんだから。
2020年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中立国について、他の書籍を読んだり、Wikipediaやピクシブ百科事典などを閲覧しましたけど、この本は日本の安全保障を一から見直すきっかけを作ってくれました。
世界には、オーストリアやスイス、スウェーデン、フィンランドのような、現在の中立国、かつて中立国だった国々、中立国を目指しているモンゴル国など一言で中立国と言っても多岐に渡ります。
現在のコンゴ民主共和国がかつて、永世中立国を目指していた事やベルギーやオランダがスイスと同じかそれ以上の兵力を維持しながら、ドイツに占領されていたのは、初耳でした。
何故、オランダやベルギーが占領されて、スイスやスウェーデンが中立を維持できたのか?それは、バッファー(緩衝国)という地政学から来ており、ベルギーやオランダを占領すれば、都合が良いというナチスドイツの思惑が見え、スイスとスウェーデンは地理的魅力に欠けていたからである。
其れもあるけどスイスは、スイス銀行があり、世界の金融を握っている事もスイスが二百年以上も中立を維持出来たと小生は考えており、スウェーデンもナチスに協力する見返りに中立を維持していたのである。
勿論、中立を維持するには、武装するのが条件だけど、武装したから、中立を維持出来る保証はないとベルギーやオランダの事例が示している。
中米のコスタリカ共和国は、非武装中立国として、引き合いに出されるけど、この国は、非常時の際は、常備軍の設立がコスタリカ共和国憲法で明記されているのと、米州機構に加盟しているからこそ、成せるのである。
翻って日本を取り巻く東アジア情勢は、混沌としており、中台関係や朝鮮半島情勢など決して気の緩む事は、出来ないのである。
著者は、日本は、四方を海に囲まれているから、過度に心配する必要はないと説くが、既に戦場は、陸海空から、サイバー空間や宇宙空間などこれまでとは違った展開がされている。
その一方で、小生は、既に、日本もアメリカも台湾も中国の属国か属領ではないか?と痛感せざるを得ない…
何故なら、今着ている服は中国製で、漢字も使っており、日本の建築現場や介護現場、スーパー、コンビニ、農業などは、中国人やフィリピン人、ベトナム人などがいなければ機能しなくなっている。
其れを、考えると、非常に複雑な気持ちに成らざるを得ない💦
それに、日本がもし、武装中立国になると自衛官239万人、防衛費47兆円が必要とされているので日米同盟維持が現実路線なのかもしれない。
とは言え、日本や中国と同じ東アジアに位置するモンゴルが永世中立国を目指しているのであるから、武装中立国というオプションを検討してみる必要があるのかもしれない。
世界には、オーストリアやスイス、スウェーデン、フィンランドのような、現在の中立国、かつて中立国だった国々、中立国を目指しているモンゴル国など一言で中立国と言っても多岐に渡ります。
現在のコンゴ民主共和国がかつて、永世中立国を目指していた事やベルギーやオランダがスイスと同じかそれ以上の兵力を維持しながら、ドイツに占領されていたのは、初耳でした。
何故、オランダやベルギーが占領されて、スイスやスウェーデンが中立を維持できたのか?それは、バッファー(緩衝国)という地政学から来ており、ベルギーやオランダを占領すれば、都合が良いというナチスドイツの思惑が見え、スイスとスウェーデンは地理的魅力に欠けていたからである。
其れもあるけどスイスは、スイス銀行があり、世界の金融を握っている事もスイスが二百年以上も中立を維持出来たと小生は考えており、スウェーデンもナチスに協力する見返りに中立を維持していたのである。
勿論、中立を維持するには、武装するのが条件だけど、武装したから、中立を維持出来る保証はないとベルギーやオランダの事例が示している。
中米のコスタリカ共和国は、非武装中立国として、引き合いに出されるけど、この国は、非常時の際は、常備軍の設立がコスタリカ共和国憲法で明記されているのと、米州機構に加盟しているからこそ、成せるのである。
翻って日本を取り巻く東アジア情勢は、混沌としており、中台関係や朝鮮半島情勢など決して気の緩む事は、出来ないのである。
著者は、日本は、四方を海に囲まれているから、過度に心配する必要はないと説くが、既に戦場は、陸海空から、サイバー空間や宇宙空間などこれまでとは違った展開がされている。
その一方で、小生は、既に、日本もアメリカも台湾も中国の属国か属領ではないか?と痛感せざるを得ない…
何故なら、今着ている服は中国製で、漢字も使っており、日本の建築現場や介護現場、スーパー、コンビニ、農業などは、中国人やフィリピン人、ベトナム人などがいなければ機能しなくなっている。
其れを、考えると、非常に複雑な気持ちに成らざるを得ない💦
それに、日本がもし、武装中立国になると自衛官239万人、防衛費47兆円が必要とされているので日米同盟維持が現実路線なのかもしれない。
とは言え、日本や中国と同じ東アジアに位置するモンゴルが永世中立国を目指しているのであるから、武装中立国というオプションを検討してみる必要があるのかもしれない。