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日本事物誌 (1) (東洋文庫 131) 新書 – 1969/1/1

3.9 5つ星のうち3.9 12個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 平凡社 (1969/1/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1969/1/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 362ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4582801315
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4582801316
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 12個の評価

カスタマーレビュー

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5つのうち3.9つ
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古き良き時代の日本を描写している本です。郷愁に駆られました。
5 星
古き良き時代の日本を描写している本です。郷愁に駆られました。
外国人によって、日本人の特質について書かれた本は少なくない。それらの本の中で注目すべきことは、我々日本人が当たり前だと思っていて、気づいていない特質に対して、彼ら外国人が随分驚き、感心し、時には感銘さえ覚えていることである。チェンバレンのこの本も、このような本の一つである。英語のタイトルは『Things Japanese』である。これは日本に関する小百科事典ともいうべき体裁をとった書物である。チェンバレンはイギリス人で、日本研究家。いわゆる“お雇い外国人”として来日し、38年間(1873~1911)日本に滞在した。彼は、「欧米人にとって、古い日本は妖精の棲む小さくて可愛らしい不思議な国だった」と述べるとともに、「日本には貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない」と述べている。これは日本では”貧“は人間らしい満ち足りた生活と両立すると言っているのだ。これは”清貧“な生活態度のことであり、日本が自然環境との交わり、人々相互の交わりという点で自由と自立を保証する社会であったことを示している。また日本人は善徳や品性を生まれながらにして持っており、しかも、恵まれた階級の人々ばかりではなく、最も貧しい人々も持っていると述べている。私は、彼が指摘した、このような清貧や善徳、品性は、現在の日本にも基本的に受け継がれているように思われるので、今後も引き継がれていって欲しいと願っている。ここで述べた“清貧”という言葉が意味するところは、『清貧の思想』(中野孝次著)で、わかりやすく説明されている。また、このチェンバレンの著作へのオマージュをこめて、日本人の特質を描いた著作と思われるものに、『日本の魅力・日本的なもの-日本文化への誘い-/ Japan and Things Japanese-An invitation to Japanese Culture- 八木芳昭、Jann Williams、共著』がある。併せて読んでみたい本である。
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い本ですが、立派でした。
2022年10月11日に日本でレビュー済み
外国人によって、日本人の特質について書かれた本は少なくない。それらの本の中で注目すべきことは、我々日本人が当たり前だと思っていて、気づいていない特質に対して、彼ら外国人が随分驚き、感心し、時には感銘さえ覚えていることである。チェンバレンのこの本も、このような本の一つである。英語のタイトルは『Things Japanese』である。これは日本に関する小百科事典ともいうべき体裁をとった書物である。
チェンバレンはイギリス人で、日本研究家。いわゆる“お雇い外国人”として来日し、38年間(1873~1911)日本に滞在した。彼は、「欧米人にとって、古い日本は妖精の棲む小さくて可愛らしい不思議な国だった」と述べるとともに、「日本には貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない」と述べている。これは日本では”貧“は人間らしい満ち足りた生活と両立すると言っているのだ。これは”清貧“な生活態度のことであり、日本が自然環境との交わり、人々相互の交わりという点で自由と自立を保証する社会であったことを示している。また日本人は善徳や品性を生まれながらにして持っており、しかも、恵まれた階級の人々ばかりではなく、最も貧しい人々も持っていると述べている。私は、彼が指摘した、このような清貧や善徳、品性は、現在の日本にも基本的に受け継がれているように思われるので、今後も引き継がれていって欲しいと願っている。
ここで述べた“清貧”という言葉が意味するところは、『清貧の思想』(中野孝次著)で、わかりやすく説明されている。また、このチェンバレンの著作へのオマージュをこめて、日本人の特質を描いた著作と思われるものに、
『日本の魅力・日本的なもの-日本文化への誘い-/ Japan and Things Japanese-An invitation to Japanese Culture- 八木芳昭、Jann Williams、共著』がある。併せて読んでみたい本である。
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5つ星のうち5.0 古き良き時代の日本を描写している本です。郷愁に駆られました。
2022年10月11日に日本でレビュー済み
外国人によって、日本人の特質について書かれた本は少なくない。それらの本の中で注目すべきことは、我々日本人が当たり前だと思っていて、気づいていない特質に対して、彼ら外国人が随分驚き、感心し、時には感銘さえ覚えていることである。チェンバレンのこの本も、このような本の一つである。英語のタイトルは『Things Japanese』である。これは日本に関する小百科事典ともいうべき体裁をとった書物である。
チェンバレンはイギリス人で、日本研究家。いわゆる“お雇い外国人”として来日し、38年間(1873~1911)日本に滞在した。彼は、「欧米人にとって、古い日本は妖精の棲む小さくて可愛らしい不思議な国だった」と述べるとともに、「日本には貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない」と述べている。これは日本では”貧“は人間らしい満ち足りた生活と両立すると言っているのだ。これは”清貧“な生活態度のことであり、日本が自然環境との交わり、人々相互の交わりという点で自由と自立を保証する社会であったことを示している。また日本人は善徳や品性を生まれながらにして持っており、しかも、恵まれた階級の人々ばかりではなく、最も貧しい人々も持っていると述べている。私は、彼が指摘した、このような清貧や善徳、品性は、現在の日本にも基本的に受け継がれているように思われるので、今後も引き継がれていって欲しいと願っている。
ここで述べた“清貧”という言葉が意味するところは、『清貧の思想』(中野孝次著)で、わかりやすく説明されている。また、このチェンバレンの著作へのオマージュをこめて、日本人の特質を描いた著作と思われるものに、
『日本の魅力・日本的なもの-日本文化への誘い-/ Japan and Things Japanese-An invitation to Japanese Culture- 八木芳昭、Jann Williams、共著』がある。併せて読んでみたい本である。
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1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2009年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世に名高い、チェンバレンの「日本事物誌」が1巻・2巻に分けて復刻されました。

事物誌なので索引順(ただし、あいうえお順ではなくて、チェンバレンの母語、英語名でのアルファベット順)で、
幕末から明治初期にかけての日本という国の様子が事細かに綴られます。
適当にページをめくって読むことも可能です。

これを読んでいると、今は既にとっくにほろんでしまった、
文明的には貧しいが、明らかに豊かな文化が息づき根付いていた、
日本と云う素晴らしい国の姿がありありと浮かびます。
明治以降、太平洋戦争を経て、我々は、本当に遠いところに来てしまったという思いを強くします。
33人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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