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地震予報に挑む (PHP新書 124) 新書 – 2000/8/1

4.0 5つ星のうち4.0 10個の評価

八ヶ岳山麓でFM電波を利用した地震前兆の観測を行う著者。その驚くべき発見の内容と実績、研究に全てを投じた著者の思いを綴る。
世界的にも有名なアマチュア天文家である著者は、FM電波を使った流星観測データの中に地震の前兆が現れているのを発見した。そして1995年、阪神大震災を契機に地震発生予測の本格的な観測を開始する。
 このVHF電波を用いた電離層観測による地震前兆検知法により、著者はこの五年間に日本各地で起きたマグニチュード5以上の地震発生を、九割以上の確率で予測し、国内外の大学や研究機関からも、多くの注目を集めつつある。一体なぜ地震発生が予測できるのか? 時期・規模・場所はどのように割り出されるのか? 本書ではこれまでの観測活動の経緯とその成果を初めて明らかにする。
 地震発生の直前予測を現実に具体化するには、技術上の問題と共に、得られた情報をパニックのない形で公開し役立てていくための、社会全体の危機管理体制の整備が必要であると著者。世界有数の地震・火山国に暮らす我々一人一人に重い問いをつきつける一冊。

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

FM電波を使った電離層観測で地震発生は予測できる。日々の観測結果から解析された数々の経験則と、その驚くべき成果を明らかにする。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ PHP研究所 (2000/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2000/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 254ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 456961258X
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4569612584
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 10個の評価

著者について

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串田 嘉男
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2020年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
料金を振り込んでから商品が届くまで早かったし、中古本とは言え新品同様でした。
2018年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 長く構造物や施設の耐震性能の工学研究をしてきた。周囲の地震学者や地球物理学者と共同研究も続けてきた。1970年代から、震源過程の理解が急速に進み、耐震設計でも、地震の精密なデータを反映し始め、地震予知の研究者との議論も続けてきた。ただし私は主に力学的なアプローチをしてみたが、この方法では予知はムリと結論した。石橋説も国のやり方も通用しないことが分かり、暫くpost-disasterの研究に取り組んできた。
 しかし一方で、もう20年前に、実績もある地球物理学者から、電磁シグナルが予知に有効との見通しとその論拠を教えられて、以後念頭からは離さなかった。この学者から、日置教授@北大の研究のことも聞いてはいた。今回もこの学者の勧めで日置さんの発表を聞き、認識可能な前兆=先行現象の存在が示唆されたので、日置さんの成果の勉強を始めた。今まで地震予知を謳う概説本はキワモノと見て見向きもしなかったが、偶々図書館で本書を見て、「要精査」と考えAmazonに走った次第。日置さんの仕事と併せて自分の考えをまとめたら、上述の研究者とfeasibilityを議論することになっている。
2013年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
串田さんの本が欲しくてみていたらあったので中古ですが購入しました。
帯もキチンとあり本も綺麗で、お買い得でした。
2012年7月25日に日本でレビュー済み
デタラメな地震予知本ばかりの中で、この本はしっかり書かれてある。
科学的なアプローチで、「VHF電波を用いた電離層観測による地震前兆検知」という独創的なテーマに取り組んでいる。
もし、これが成功していれば、アマチュア研究家の歴史的大発見となっただろう。

しかし、本書の発行から10年以上が経つ。串田氏がめざした「地震予報」は、いまだ実現できていない。
この本の宣伝の謳い文句によると、「マグニチュード5以上の地震発生を、九割以上の確率で予測」とのことだが、
この数字はちょっと信じがたい。いったいどういう根拠に基づいて算出されたのだろうか?

194ページからの図6−2には「1997年〜1999年機関の地震発生予測結果」としてM5以上の予測結果に限って「簡単に」まとめてある。
これを見ると、44例中予測がハズレたのは4例のみであり、たしかに9割当たっているということになる。
しかし、この表にはおかしな点がある。ハズレた4例中3つが予測していなかったにもかかわらず起こった地震であり、
予測したのにハズレたのは、備考欄に「サイレント地震のはず。未発表」と書かれた1例のみなのである。

つまり、予期せずして起こった地震については正直に記入されているが、
予測したのにハズレた場合は記入していないのではないか?という疑惑が浮上する。
予知や予言の研究には当たりだけでなくハズレもカウントするのが鉄則である。
そうでなければ、正確な的中率はもとまらない。

仮に本当に9割当たっていたとすると、この時点で「地震予報」はほぼ完成しており、
2011年にはある程度実用化されていてもおかしくはないだろう。
しかし、串田氏が東日本大震災を予測したという話は聞かない。
「9割」という数字にはなんらかのトリックがあると考えるべきだろう。

227ページの記述によると、1995年8月から公開実験によるFAXを平均で2〜3日に一枚配信していたとのこと。
これはかなり多くの予知をしていたということであり、ハズレた予想はもっとあったのではなかろうか?

串田嘉男氏は、多数の彗星や小惑星を発見した優れたアマチュア天文家である。
新天体の発見の場合、誰かが追確認すれば、発見はすぐに認められるだろう。
ところが地震予知については、統計的な手法によって検証しなくてはならない。
串田氏は統計的にデータを取り扱うということに慣れていなかったのではないだろうか?

日本は、大小の地震があちこちで頻繁に起こるような国だ。
地震の規模、時期、場所をよほど限定して予知しないと、見かけ上当たっているように見えてしまうこともあるだろう。
また、研究している本人は「当たる」と思っているわけで、それによるバイアスもかかる。
バイアスの影響については、医学等一部の分野で非常に厳密に取り扱われているが、
それ以外の物理や化学の分野ではまったくと言っていいほど無視されている。

串田氏の的中率算出方法が本当に適切だったかどうかは疑問が残る。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年9月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本が届く前に、インターネットで公開されている串田さんの動画解説を見ていたせいもあるが、前半は一気に読ませる迫力がある。こういう本に接するとき、人々は「信じるか」否かと問うが、私はそうではないと思う。「説得力があるか」否かである。この本は明らかに説得力がある。「あり得ない」と発言する学者はどこの分野にもいるが、アカデミズムに身を置く人間の一人として、お恥ずかしい限りである。
私は、この本を読んで、近藤誠さんの『患者よ、がんと闘うな』を思い出した。データに基づいて考える。それこそがサイエンスなのだ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2001年4月18日に日本でレビュー済み
さすが2000年度講談社科学出版賞の本は面白い。不可能と聞かされてきた地震予知を、筆者は1993年以来ほとんど外すことなくやってきたという実績が光る。電離層の微妙な変化をFM放送波の散乱で捉え、その波形と地震との相関を実地の積み上げで学び取っていく過程が迫力満点だ。その努力に感動と共感を感じる。なぜそうなるかの原理は未だ解明されていないという不満は残るが、それを筆者の責めとするのは当たらない。ただ言っても詮ないが、科学的取り組みに若干物足りなさを感じる。例えば流星や地震の前兆がFM放送波の周波数をずらすから受信機の同調周波数をわざと少し外しておくとの記載があるが、偶々使用した受信機が同調周波数と僅かに異なる信号を受けた時に鋭敏に反応する性質を利用しているに過ぎないと、通信工学の常識では推察される。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年3月4日に日本でレビュー済み
ノバハントレス(超新星ハンター)串田麗樹さんの旦那さんはこういう研究をしていたのかと驚く本です。地震を予報しようというこれだけの実験があるのですから、ぜひ、精度の向上のための取り組みが公の部分でもあってもいいかなあ、と思います。

ただ、リスクマネジメントの苦手な日本人ですから、本書の中でも心配しているとおりパニックに陥らないようにする手当てが必要でしょう。

講談社出版文化賞、科学出版賞受賞の傑作です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年12月1日に日本でレビュー済み
子どものころ、私はよくこの著者が運営する天文台で望遠鏡から星を覗かせてもらい、宇宙の不思議を聞かせてもらった。すぐ近くに住んでいながら、なぜ一般公開をやめてしまったのか、その間に何が起こっていたのか、全く知らずにいた。
この本は地震予知は不可能であるという常識を覆す。科学的手法でここまで地震予報に関する経験則が導き出されているにもかかわらず、なぜ多くの人に知られずにいるのか、疑問を感じずにはいられない。同時に細分化・専門化し、内容そのものよりも誰が述べたかということに重点が置かれるようになってしまったアカデミズムの世界に苛立つ。
この本は無味乾燥な論文ではない。365日休むことなく地道な観測を続ける筆者の忍耐力とその使命感が伝わってき、その努力に感服する。その地味な作業は17世紀の天体観測を思い起こさせる。VHF波を利用した観測システムを誰にでもわかるよう詳細に解説しているが、さらに地震予報なるものを一般化する際克服すべき課題にまで踏み込んでいる。筆者の生き方そのものが表れている文章である。また天体観測を行ってきたからだろうか、その視点には何か哲学的なものを含んでいるような気がする。日々地震と隣り合わせの日本人であれば、この活動を支援したいと思わずにはいられなくなるはずだ。
できるだけ多くの人がこの本を手に取ってくれることを願っている。そして地震予報が天気予報と同じように報道されるようになる日が来ることを望みたい。個人的には、またあの天文台で星が見られればいいと思う。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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