こんなに楽しい学術書初めてみました。日本の博覧会のほとんどがつまっているのでは。日本の博覧会のほとんどに関係した乃村工藝社という特殊な会社があるんですね。
特に楽しいのがその膨大なデータや筆者独自の写真で、本書しかないような★キッチュな画像や写真が満載である点。マニアにはたまらないのでは? 一般人でも ものすごく楽しい。
<貴重な画像例> 47p「サラゴサ万博の日本館」、99p「横浜復興博のポスター」、104p「横浜復興博の名古屋館」、105p「横浜復興博の朝鮮館」、121p「福井復興博ポスターの女神像」、128p「大阪復興博の有名な夕陽丘母子の街」、129p「大阪復興博から現在の街ができた様子」、137p「高松博の那須の与一ポスター」、151p「福井復興博のイラスト」、152p「福井復興博の歌姫」、155p「福井復興博の飛行塔」、163p「瀬戸大橋博のコンパニオン」、173p「えひめ町並博のメーテル」、214p「大地の芸術祭の仕組み」、227p「世界陶芸祭のゆるきゃら」、238p「大地の芸術祭の伝説的写真」他多数。
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博覧会と観光 復興と地域創生のための観光戦略 単行本 – 2017/7/19
桑田 政美
(著)
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日本の博覧会は〈復興博〉〈地方博〉〈アート博〉と変遷し地域再生・観光の座を獲得してきた。実証分析で描く地域観光の将来像。
- 本の長さ282ページ
- 言語日本語
- 出版社日本評論社
- 発売日2017/7/19
- ISBN-10453555871X
- ISBN-13978-4535558717
商品の説明
出版社からのコメント
☆はじめて描出される「博覧会」の役割の変遷
本研究では日本の博覧会の歴史的変遷を包括的に論じ、近代における戦災および自然災害と対比させながら復興博覧会の位置づけを明確にし、観光による地域・都市の復興・再生に復興博覧会が果たした役割を経済効果とともに検証した。
…(中略)…
これからは、観光客が「何をするのを求めているか」に対応するのではなく、「何を得ることを、どんな価値を求めているか」に対応し、そういう「価値」を観光客に対して提供できる、「価値」の創造というものが求められる。これが、これからの観光地のあり方であろう。
(「おわりに」より抜粋)
このような視点に立ち、本書ではテキストマイニングで地域観光の将来像を描きます。
本研究では日本の博覧会の歴史的変遷を包括的に論じ、近代における戦災および自然災害と対比させながら復興博覧会の位置づけを明確にし、観光による地域・都市の復興・再生に復興博覧会が果たした役割を経済効果とともに検証した。
…(中略)…
これからは、観光客が「何をするのを求めているか」に対応するのではなく、「何を得ることを、どんな価値を求めているか」に対応し、そういう「価値」を観光客に対して提供できる、「価値」の創造というものが求められる。これが、これからの観光地のあり方であろう。
(「おわりに」より抜粋)
このような視点に立ち、本書ではテキストマイニングで地域観光の将来像を描きます。
著者について
神戸国際大学経済学部国際文化ビジネス・観光学科教授
登録情報
- 出版社 : 日本評論社 (2017/7/19)
- 発売日 : 2017/7/19
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 282ページ
- ISBN-10 : 453555871X
- ISBN-13 : 978-4535558717
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,169,369位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,722位マーケティング・セールス (本)
- - 62,950位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年7月28日に日本でレビュー済み
【1】博覧会はもともと「産業」だった。
(1)もともと日本の博覧会は、富国強兵時代の上野(1〜3回)・京都(4回)・大阪(5回)の「勧業博」から始まったのだから、勧業、殖産のための産業メッセだった。
(2)それなのに今は地域おこしのイメージが強い。どこから変わったのか?
(3)「復興博から地域再生・観光へ」がキーワードか?結論からいうと、災害大国でもある日本で、戦前から戦後にかけて集中した大災害の後に頻繁に開催された「復興博」が鍵であり、ここで地域再生概念が導入され、これが博覧会概念の重要な変曲点であったことが明らかとなる。この復興博には必ずといってもよいほど「観光館」というパビリオンが現れ、これを通じて、観光そのものの概念も広まっていくのである。これ以降、地方自治体の市政100周年博、ジャパンエキスポなどの地方博ブームにより、博覧会が地域再生・地方創生の主流となっていったという指摘である。
【2】本書は、以上のようなコンセプトの変化を様々な手法で丁寧に解き明かしていく。
(1)特に、詳しく書かれている、日本の博覧会の全歴史を11ジャンルに分類した図序−1(10頁)、3つの系統と5つのブームに分解した図2−1(56頁)は圧巻。
(2)また、テキストマイニングという分析方法も導入している。各博覧会の資料をもとに分析した結果、勧業系(産業・科学博)「貿易、外国、勧業」=>復興系「復興、経済、観光」=>地域再生観光系「観光、地域、交流」という概念の変遷を示している。
【3】さらに後半で、もっとも現代の21世紀博覧会の典型であるアート博が、意外に「地元の農山村」に大きな経済効果があることも、定量的に明らかにしており興味深い。
本書は、(プロフィールから)博覧会と観光の第一人者といってもよい著者が、日本の博覧会の隠れた主役ともいうべき乃村工藝社という特殊な会社の1万5000点にもおよぶ資料をもとに、博覧会の歴史と構造を解き明かした骨太の研究書といえる。
だから、博覧会を勉強・研究する学徒/研究者、博覧会をおこなおうとする実務家/政策や、地域観光を勉強・研究する学徒/研究者、地域観光を企画しようとする実務家/政策は一度読んでみる価値あると思う。
それでも、そもそもエンターティメントの歴史でもあるので、一般の読者も実に楽しく読みやすい。
(1)もともと日本の博覧会は、富国強兵時代の上野(1〜3回)・京都(4回)・大阪(5回)の「勧業博」から始まったのだから、勧業、殖産のための産業メッセだった。
(2)それなのに今は地域おこしのイメージが強い。どこから変わったのか?
(3)「復興博から地域再生・観光へ」がキーワードか?結論からいうと、災害大国でもある日本で、戦前から戦後にかけて集中した大災害の後に頻繁に開催された「復興博」が鍵であり、ここで地域再生概念が導入され、これが博覧会概念の重要な変曲点であったことが明らかとなる。この復興博には必ずといってもよいほど「観光館」というパビリオンが現れ、これを通じて、観光そのものの概念も広まっていくのである。これ以降、地方自治体の市政100周年博、ジャパンエキスポなどの地方博ブームにより、博覧会が地域再生・地方創生の主流となっていったという指摘である。
【2】本書は、以上のようなコンセプトの変化を様々な手法で丁寧に解き明かしていく。
(1)特に、詳しく書かれている、日本の博覧会の全歴史を11ジャンルに分類した図序−1(10頁)、3つの系統と5つのブームに分解した図2−1(56頁)は圧巻。
(2)また、テキストマイニングという分析方法も導入している。各博覧会の資料をもとに分析した結果、勧業系(産業・科学博)「貿易、外国、勧業」=>復興系「復興、経済、観光」=>地域再生観光系「観光、地域、交流」という概念の変遷を示している。
【3】さらに後半で、もっとも現代の21世紀博覧会の典型であるアート博が、意外に「地元の農山村」に大きな経済効果があることも、定量的に明らかにしており興味深い。
本書は、(プロフィールから)博覧会と観光の第一人者といってもよい著者が、日本の博覧会の隠れた主役ともいうべき乃村工藝社という特殊な会社の1万5000点にもおよぶ資料をもとに、博覧会の歴史と構造を解き明かした骨太の研究書といえる。
だから、博覧会を勉強・研究する学徒/研究者、博覧会をおこなおうとする実務家/政策や、地域観光を勉強・研究する学徒/研究者、地域観光を企画しようとする実務家/政策は一度読んでみる価値あると思う。
それでも、そもそもエンターティメントの歴史でもあるので、一般の読者も実に楽しく読みやすい。
2017年8月7日に日本でレビュー済み
この本は凄い 日本の博覧会がすべて詰まっている!
殖産振興の勧業博からあの懐かしい大阪万博、沖縄海洋博、神戸のポートピア博、つくばの科学博覧会、鶴見の花博、全部行きましたよ! この執念にも似た著者の博覧会への愛は、著者の旅行代理店、イベント会社の実務経験がなせる技ですね 最近の瀬戸内芸術祭の脱インフラ型博覧会も過疎の地域再生の文脈で読むと腑に落ちる しかも愁眉なのは、復興博覧会、これは知らなかったですね 関東大震災の復興記念横浜大博覧会の記念事業が、山下公園だったんですね 阪神大震災のルミナリエや淡路花博が復興都市再生の一助となると、いよいよ桑田氏のおっしゃるとおり、東日本大震災や福島のための東北復興博覧会もやるべしということか
とにかく博覧会好きにはたまらん一冊です!!
殖産振興の勧業博からあの懐かしい大阪万博、沖縄海洋博、神戸のポートピア博、つくばの科学博覧会、鶴見の花博、全部行きましたよ! この執念にも似た著者の博覧会への愛は、著者の旅行代理店、イベント会社の実務経験がなせる技ですね 最近の瀬戸内芸術祭の脱インフラ型博覧会も過疎の地域再生の文脈で読むと腑に落ちる しかも愁眉なのは、復興博覧会、これは知らなかったですね 関東大震災の復興記念横浜大博覧会の記念事業が、山下公園だったんですね 阪神大震災のルミナリエや淡路花博が復興都市再生の一助となると、いよいよ桑田氏のおっしゃるとおり、東日本大震災や福島のための東北復興博覧会もやるべしということか
とにかく博覧会好きにはたまらん一冊です!!