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「嫌消費」世代の研究――経済を揺るがす「欲しがらない」若者たち 単行本 – 2009/11/13

3.5 5つ星のうち3.5 23個の評価

「クルマ買うなんてバカじゃないの?」

若者の消費が変化している。若者はなぜ、物を買わなくなっているのか。
そこには巷間ささやかれている「低収入」「格差」「非正規雇用の増加」以上に深刻な、
彼ら独特の心理=「劣等感」が強く影響している。

本書では「収入が十分あっても消費しない」傾向を「嫌消費」と名付け、
大規模な統計調査と聞き取り調査をもとに、「嫌消費」を担う世代=20代後半の
「買わない心理」の原因と深層に鋭く迫る。ビジネスパーソン必読の一冊。
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商品の説明

著者からのコメント

「ワンセグで十分、薄型テレビなんていらないよ、地下鉄があるのに車を持つなんてバカじゃないの、ローンを組んでまで買い物するなんて考えられない」。バブル崩壊を感受性豊かな小学生で体験した八〇年代生まれの若者たちの発言です。消費そのものが嫌いで、節約疲れとは無縁の若者たち、つまり、「嫌消費」世代の登場です。
 不況下で売れないのは当たり前ですが、こうした「嫌消費」世代が家族形成期を迎え、消費市場の主役になることこそ、売り手にとっての真の脅威と言えます。彼らは、自動車、家電や家具、海外旅行や住宅などの選択的耐久消費財やサービスの需要が期待されるライフステージを迎えながらもこうした商品サービスへの関心は依然として低いままです。
 こうなると、景気が回復しても「嫌消費」世代の需要が増えることはあまり期待できません。彼らに売りの説得をするためには、時代体験から生まれる共通の世代心理やものの見方に切り込むことが鍵となります。例えば、彼らは他のどの世代よりも、仲間から「スマート」だと思われたいと思っています。逆に、彼らが一番嫌がるのは、友達からバカにされることです。彼らにとって他人にバカにされることは、子供時代に苦い経験を持つ「イジメ」と同じだからです。従って、他人から「割高」だと揶揄されるようなブランドや商品サービスは、いくら欲しくても選択から外されてしまいます。まずは「スマートな選択」だと感じて貰えることが重要です。
メリーゴーランドに乗ったような眼の回る「乱世」です。目先を見ていては変化に振り回されてしまいます。こんな時は遠くを見るのがいいようです。世代論は時代の少し先を見るツールです。皆さんの「売る」悩みに少しでもお役に立てればとまとめました。是非、ご一読下さい。

著者について

松田 久一(まつだ ひさかず)
ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長、日本マーケティング研究所代表取締役社長を兼務。1956年兵庫県生まれ。1980年、同志社大学商学部卒業後、日本マーケティング研究所入社。情報家電産業及び食品、日用品業界でのリサーチ、マーケティング及び戦略経営の実務を経験。現在では実務のかたわら、政府や自治体などの経済関係の専門委員も務めている。主著に『消費社会の戦略的マーケティング』(ジェイ・エム・アール生活総合研究所、2003)『図解 決戦!業界関ヶ原』(洋泉社、2008)他。論文多数。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2009/11/13)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/11/13
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 224ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4492395210
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492395219
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 23個の評価

著者について

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松田 久一
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サブタイトルに興味を持って読んでみました。

世代論は、時代と年代・年齢層という、進度の異なる2つの時間軸によって発生する該当世代の性向であると考えます。 過去50年程度についてその分析は著者の説明で相応の納得感はあります。

ただ超然と(?)もっと長いスパンや多元的に考えると、日本の歴史上、たった50年だけなんですよね。 100年前はどうだったんだろう? この50年、特にバブル期だけが異常だったかも知れないし、海外に置き換えたら同じ論理で全て説明付くかどうか。 今後BRICsの人々は、日本と同じ世代論をなぞるのだろうか。

って、そんなこと考え過ぎてたら、何も出来ないんですけどね。 マーケティングには過去分析が重要である限り、この種の疑問と分析はつきものです。

このことって、実は地球温暖化議論にも同じように感じてしまうヒトは多いのでは。 地球の数十億年という歴史上、人類が科学的分析を行ったのはたった100年程度だということ。 その超短期的変動だけて全てを結論づけて良いのだろうか。
まぁこれも、科学というものは獲得した最新のものを信じるしかない、という前提に立っており、それは世代論でも同様ではないでしょうか。

世代というものは常に上下関係の中で互いに反発・反面しあうものであれば、好消費世代のぶり返しで嫌消費世代が到来した、ということは著書の範囲で理解しうるし、所詮我々が生きてる数十年という短期的マーケティングには有効だろうと思います。

ただ個人的に、サブタイトルのようなクルマが売れない状況というのは、消費性向だけでなく、商品性と価値をメーカー側がミスリードした面も非常に大きいと考えています。 マーケットには常に需要する側・供給する側という二者がいることを忘れてはなりません。 まぁその辺は自動車評論に譲ることとなりますね。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
消費不況が長引いている。でも、その打開策を考えるには巷間で言われているデフレ
スパイラルの脅威論ばかり聞いていてもヒントは無いなあと感じていました。
そんな時「クルマ買うなんてバカじゃないの?」という、かなり刺激的な帯のコピーを
目にして、本書を手に取りました。

最近は類書も多く見かけるので若者のライフスタイルを面白おかしくまとめた本かなと
最初は思いました。しかし、中身は、世代論の視点、特に20代後半を「嫌消費世代」と
ネーミングし、どうやってアプローチし、攻略するかを展開したマーケティング論と感じ
ました。読み進むにつれ、草食系とか揶揄されている最近の若者達の消費離れの要因
を世代論を通してみていくことの面白さを感じました。

マーケティングの基本はやはりSTPにあると思います。これまで用いられてきた性別、
年代やライフステージといったセグメンティングに対し、世代という指標を使うことで、
表層的な変化ではなく、本質的で構造的な変化を見極めるという視点が得られるのだと
思います。こう考えると、本書で中心的に論じられている「嫌消費世代」の攻略だけで
なく、他の世代の特徴にも目を向けると、世代別にマーケティングアプローチを考える
とことが有用だということに通じると思いました。目から鱗、の感です。

著者が提起している「嫌消費世代」への3つの攻略方向のうち、2番目に示されている
「ニーズの深掘りや売り方の工夫に努力する」は、どの世代をターゲットとしても通用
することだと感じます。マーケティング志向は、ターゲットの価値を満足させることが
源泉にあるので、そこをもう一度捉え直し、商品開発と価格設定の在り方、その売り方
(コミュニケーションや流通政策)を世代毎にチューニングしていくことで消費不況を打開
していくヒントあり、と読後に痛感しました。こうした視点で一読することをお薦めします。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトル「研究」の通り、研究です。「コーホート分析」とか出てきます。
あるいは「ディルタイ、マンハイム、オルテガの世代論」とかも出てます。
浅い一般常識論と思って読むと分からなくなってしまいます。
それにしても、現在の若者が「上昇志向と劣等感」を根底に持つ、という
分析はどうなんだろう。実際に接していてあまり感じないけどなぁ。
世代論というものを知るには良いかもしれません。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、斬新な切り口で消費について書かれている、マーケティングに役立つ良書だと思う。
現在巷で起こっているモノが売れない状況について、膨大なデータから導き出された、少々意外ではあるが、納得のいく説明がされている。

経済学を勉強した人には意外な切り口として、また、初心者でも一気に読めるストーリー性があり、単純に面白い。
特に世代間の価値観の相違は、興味深く、社会での人間関係にも役立ちそうである。
数十年間の自分の体験と照らし合わせ、懐かしく楽しむもよし、しっかり図表データの細部まで目を通して、自分なりに分析して商売の糧にするもよし、幾通りもの使い方のできる参考書であろう。

個人的には、部下の考えていることが理解できないと悩んでいる30代後半以降のいわゆる中間管理職の方々に、おすすめしたい。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月8日に日本でレビュー済み
無理にローンを組んで身の丈に合わないものを買う。
これが正しいハズはない。
誰に洗脳されたのかは知らないけれども、
前時代の方々の消費欲が異常なだけだったと思う。
そもそも、飯を食う為に必要なお金を娯楽に消費する事は命を削るに等しい行為。
快楽消費者は死ぬだけだと理解できれば自然と倹約に走るようになるのでは。

メーカ勤めの私としては、これからも多くの方にローンを組んでもらって
大量消費してほしいですけどね(笑)
45人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年12月10日に日本でレビュー済み
まあ簡単に言ってしまえば、若者が消費しないという傾向を、マーケティング的な分析で分析した本、というところでしょうね。世代間比較とかはまあ面白いといえば面白い。

ただ、残念というか、酷いのはやっぱり前提でしょうね。
この本が想定している前提というのは、やはり新人類世代以降のいかにも「大量消費する若者」なんじゃないかと思うんですね。
実はこれまでの世代の若者が異常な消費欲を見せていただけかもしれないですよね。学生運動期の学生ですらいしいひさいちの
「バイトくん」 シリーズとか見ると、今の若者と比べたら比較にならない貧乏暮らしなわけで。
(無論、「バイトくん」は誇張がはいってるかもしれませんが)
ほかの文献とかと比べても、やはりここ20年くらいの若者の消費動向が異常だっただけなのでは?という推論も働きうるんですよね。

その辺の前提を無視して論を展開してるような気がします。

筆者にとっては、この「異常な消費欲」を見せていた若者が、ある意味若者の理想なんだろうなあ…と思います。
そりゃ、マーケティングという世界で商売やってる人ですから、モノが売れないと商売になりませんからね。

しかしそういう今まで自分たちが相手にしてきた客層と異なる若者像が出てきたとき、「劣等感」とかネガティブな論でぶった切っていくのは果たしてどうなの?って思いますね。
もしかしたら歴史的には彼らのような「消費しない若者」の方が当たり前だったのかもしれないわけで。

まあ結局、旧時代的な大量消費型マーケティング論を知りたいとか、そういうところから見た若者論というのを知りたいという人には読む価値ありなのかな、と思います。
260人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年4月25日に日本でレビュー済み
辛口の評価が目立っているが、

1983年生まれで、本書に見られるような節約生活を
実際に送っている身としては、納得した。

それと同時に、

「俺って意外とマイノリティじゃなかったのか」

と思ったのが素直な感想。

本書がまるで世代の平均値かのごとくに表現している
積極的なボンビー、あるいは収入が増えても支出を増やさない人は、
少なくとも私の周りにはいない。

自分の周りの同年代の友人は
みんな散在家で、収入も私より多く、ばんばん物を買っている。
平気でローンも組んでいる。
貯金もしない(こっそり溜め込んでるのかも?)。

たまたま自分に当てはまっただけなのか、
優れた良書なのか、

いまいち分からない。

ただ、興味深い本であることは確か☆一読の価値あり。
参考文献も多く、きっちり調べて書いている。
何回か読んで、理解を深めたいと感じた。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月11日に日本でレビュー済み
単に自分にとっての収拾選択を重視した合理的な消費観念を持っているだけじゃない?
バブル期に若者だった連中が必要のないものまで買って、使わないで捨てたり、リサイクルショップに二束三文で売ったしていたよりは遥かに社会人として人間として高級だけどな。
反対に、バブル期の消費状態は単にアホで馬鹿だった。
今の若者の嫌消費が経済に影響を及ぼすというなら、バブル期の若者は、そのあとの消費に対してのモラルの低下や、安易にお金を借りて自滅する流れを作ったともいえる。
今の若者像を分析して批評する本を書くなら、いずれ、バブル期を批評する本も書いてくれ。

ちなみに自分はバブル期に20代の若者で印刷工場づとめだったが、そんなにバブルの恩恵を感じることはなかったんだよね。
だから、地道に生活する癖がついている。今の若者とは感覚は近いかもね。

多くの都市部やその付近で一人で移動できる手段がいくらでもあるのに、車なんて必要ですか。
でもね、車を買う人たちは減っていてそういうニュースも聞くけど、本とか携帯音楽プレーヤーとかテレビ・ビデオとかそういうパーソナルな娯楽に関するものとかの消費は減っていないし、衣食住に関しては当然、減っていない。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート