無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
英語は女を救うのか(双書Zero ) 単行本 – 2011/2/26
北村 文
(著)
- 本の長さ203ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2011/2/26
- ISBN-104480864105
- ISBN-13978-4480864109
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2011/2/26)
- 発売日 : 2011/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 203ページ
- ISBN-10 : 4480864105
- ISBN-13 : 978-4480864109
- Amazon 売れ筋ランキング: - 665,839位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 81,326位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は「英語に救ってもらった」とつねづね信じてきたひとりです。アメリカの機関で働き、日常的に英語を使うポジションにいて人に羨まれたりします。「どうすれば、そこで働けるようになりますか?」「英語ができるからだよね」などと言われるたびに、どこか居心地の悪い気持ちをずっと持ってきました。それは、この著作で語られているように、決して自分の英語力だけで現在のポジションにつけたわけでなく、運とかタイミングとかめぐり合わせという外的な要素があり、また英語だけではこの仕事は持ちこたえられない、という自負もあったりします。「扉」の向こうに行けた私は、こちら側の女性には言えない、言ってこなかったストレス、緊張に耐えて仕事をしています。インタビューに応えている女性のことばは私の声と重なります。著者は「扉」の向こうとこちら側の世界をこの著作の中で「かたち」にして見せてくれました。分断されているお互いの現実を知る機会であり、お互いの思いに寄り添うことができる一歩にちがいないと思わせてくれるのです。
2011年5月19日に日本でレビュー済み
「英語」を身につけて「ドア」の「あちら側」に行ったひとと、
まだ「こちら側」にいるひとの、様々な思いを紹介している本です。
そして、「英語」について考えることにより、「あちら側」と
「こちら側」のへだたりをうめることはできないのか、と問います。
後半部では、
「あちら側」に行った(あるいは行ったとまわりから思われている)ひとの、
英語を仕事で使ってる私たちだって結構つらいのよ〜、
それほど華々しくはないのよ〜という声が紹介されます。
そこにおおいに共感するひともいれば、
逆にげんなりする(同僚の愚痴話をきいてこちらが疲れてしまうあの感じ)ひともいるのではないでしょうか。
著者は、すっきりとした結論をだしてはくれません。
そうよね〜そうなのよね〜と、「英語」というか、
いまの人生に100%満足できないひとの話を、
ゆったりを聴いてくれるような感じです。そこが本書の特徴でしょうか。
著者は「あちら側」とか「こちら側」という考え方自体をとりはらい、
女性のつながりをめざすという思いをお持ちなのだと思いました。
本書で紹介された様々な声のなかに、
そうしたインタビューという行為をさしあたり可能にしているのは、
もしかしたら自分は「ドア」の「あちら側」にいるからかもしれないな、
くらいの著者自身による自己つっこみが、垣間見れればもっとよかったのかもしれません。
まだ「こちら側」にいるひとの、様々な思いを紹介している本です。
そして、「英語」について考えることにより、「あちら側」と
「こちら側」のへだたりをうめることはできないのか、と問います。
後半部では、
「あちら側」に行った(あるいは行ったとまわりから思われている)ひとの、
英語を仕事で使ってる私たちだって結構つらいのよ〜、
それほど華々しくはないのよ〜という声が紹介されます。
そこにおおいに共感するひともいれば、
逆にげんなりする(同僚の愚痴話をきいてこちらが疲れてしまうあの感じ)ひともいるのではないでしょうか。
著者は、すっきりとした結論をだしてはくれません。
そうよね〜そうなのよね〜と、「英語」というか、
いまの人生に100%満足できないひとの話を、
ゆったりを聴いてくれるような感じです。そこが本書の特徴でしょうか。
著者は「あちら側」とか「こちら側」という考え方自体をとりはらい、
女性のつながりをめざすという思いをお持ちなのだと思いました。
本書で紹介された様々な声のなかに、
そうしたインタビューという行為をさしあたり可能にしているのは、
もしかしたら自分は「ドア」の「あちら側」にいるからかもしれないな、
くらいの著者自身による自己つっこみが、垣間見れればもっとよかったのかもしれません。
2011年10月19日に日本でレビュー済み
学生のエッセイならともかく、仮にも東大やら外国の大学を出られて講師をされてる社会学者?の本にしては、何を言いたいのかさっぱり分からず読み終えてため息がでました。
「オリエンタリズム」やら「フェミニズム」やらをよくご存知なのは分かりましたから、学問チックなキーワードをちりばめるなら最低限研究書のスタイルをとるべきではないでしょうか。
1. 現状では女性にとって英語とはこういう存在だ(と想われている)が、
2. 果たして英語は女を救うのか?
3. 36人にインタビューしたところ実は…(答え)
とか、そんなに難しい手順でもないし研究者として当たり前の姿勢じゃないでしょうか。
一概に言えないのは分かるけど、どんなテーマだって36人にインタビューすればそりゃあ考え方や人生いろいろあるだろうし一筋縄にはいかないのは当たり前でしょう。
でもそこに法則性を見つけて、巷で言われていることを整理した上で自説を発表し、読み手を「ほう」と言わせるのが学者というものじゃないのでしょうか。
この方がこのレベルのまま学術書を書かれたりすることのないよう、研鑽を積まれることを期待します。
「オリエンタリズム」やら「フェミニズム」やらをよくご存知なのは分かりましたから、学問チックなキーワードをちりばめるなら最低限研究書のスタイルをとるべきではないでしょうか。
1. 現状では女性にとって英語とはこういう存在だ(と想われている)が、
2. 果たして英語は女を救うのか?
3. 36人にインタビューしたところ実は…(答え)
とか、そんなに難しい手順でもないし研究者として当たり前の姿勢じゃないでしょうか。
一概に言えないのは分かるけど、どんなテーマだって36人にインタビューすればそりゃあ考え方や人生いろいろあるだろうし一筋縄にはいかないのは当たり前でしょう。
でもそこに法則性を見つけて、巷で言われていることを整理した上で自説を発表し、読み手を「ほう」と言わせるのが学者というものじゃないのでしょうか。
この方がこのレベルのまま学術書を書かれたりすることのないよう、研鑽を積まれることを期待します。
2011年6月25日に日本でレビュー済み
出来るだけ現実を紙面に写し取ろうと努力した印象を受ける本。それだけでもすごいと思う。
なぜなら、「本というのは著者があることないこと膨らまして○○○ページにして販売するものだ」ということを聞いたことがあるからである。
そして、現実は白黒ハッキリとした答えなんてない。
だからもや〜っとした感じで終わることに納得がいく。
英語との関係が何の立場であれ、この本は読んでなにか得られると思う。
なぜなら、「本というのは著者があることないこと膨らまして○○○ページにして販売するものだ」ということを聞いたことがあるからである。
そして、現実は白黒ハッキリとした答えなんてない。
だからもや〜っとした感じで終わることに納得がいく。
英語との関係が何の立場であれ、この本は読んでなにか得られると思う。