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完璧志向が子どもをつぶす (ちくま新書 738) 新書 – 2008/8/1

3.6 5つ星のうち3.6 11個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 筑摩書房 (2008/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 235ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4480064451
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4480064455
  • カスタマーレビュー:
    3.6 5つ星のうち3.6 11個の評価

著者について

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原田 正文
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【お客様は、2011/1/6にこの商品を注文しました。】

レビュータイトルは、著者の別の著書から引用させていただきました。m(_._)m

(以下、p.036-p.037から引用。)
----------------------------------------------------------------------
 私たちが普及活動を進めているカナダの親支援プログラム
“Nobody's Perfect”は(完璧な親なんていない!)と訳されている。
この(完璧な親なんていない!)というフレーズは、現代の母親たちから
強く支持されている。

「完璧でなくて良かったのだ」と思えることで「ホッとする」という。
裏返して考えると、現代日本の母親たちの完璧志向は、かなり根強いものがある。

「そのような例外のあるようなものは出すべきではない」

とか、

「児童書は嘘ばっかり書いている!」

というのも、○×思考的完璧主義のあらわれである。

ところで、子育てはほどほどがいいのであり、
完璧をめざしてはいけない。
厳しすぎても、やさしすぎても良くない。

「good-enough(ほどほどによい)」というのが
ちょうどいいのである。

現代の子育てでの問題は、この「ちょっといいかげんな、ほどよい
加減」「good-enough」がわからないことである。

本書では「バランス育児」や「七〇点の育児」を推奨するが、
「バランス育児」や「七〇点の育児」には、
「○×思考では通用しない」「答えは一つではない」という意味も
込められている。

なお、カナダの親支援プログラム“Nobody's Perfect”については、
第5章で詳しく述べているので、参照されたい。
----------------------------------------------------------------------
(引用おわり。)

ここで、“Nobody's Perfect”の考え方を(多分)お借りして、

『みんな「未熟な親」なんだ』

の(『みんな』または『親』)を(私見ですが)『全ての母親』『全ての父親』
『これから親になる人』『将来親になる人』『親だった人』『親にならなかった人』
という読み替えをすれば、

《『全ての人は、まだ、完璧ではない。』》

とも読み取れます。(レビュー筆者は、この読み替えに賛成です。)

(例えて言うなら『誰でも育つ可能性を秘めている。』『変化の可能性を持っている。』、
究めて言うと『試行錯誤を否定するべきではない』『試行錯誤を(敢えて)邪魔すべきではない』、
とも感じます。)

また、今!第5章を確認させていただきますと、

『親を運転席に! 支援職は助手席に!』

との(子育て家族支援の)『モットー』は、

現代日本のありとあらゆる場面に通底するべき!

大事なことばと強く感じます。

個性を大事にしない世の中、もしくは、個性をそんたくせずに、
拙速な判断をくだす世の中は、もうそんなには続かないと感じています。
(国や地域は特定しませんが…。)

以上。m(_._)m

追記
 本書中の『現代日本の母親たちの完璧志向は、かなり根強いものがある。』に
関連しますが、(例えば)事故のあった遊具を、(安直に、予め)
撤去する(させる)というような、ある種の『やり方(措置)』なども、
この『完璧志向』の現れの分かり易い例と思います。
(『多様性』『柔軟性』の確保、また『個性の尊重』にも、ある意味
障害であり得ると思います。)
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子育て中の親に調査した結果から、
現代の子育てについていえる傾向と、
その対処法について書かれた本。

本書の要旨を短くまとめてみると、

現代の親は、
親になる前に子どもと接した経験が非常に少なく、
子どものことが良くわかっておらず、
親としては未熟な存在である。

親としては自分がそのような存在であることを理解するとともに、
子育て支援策としても、
親の成長を促すような支援が必要である。

と、
いうことだと思う。

そんなことわかっている、
とも思うのだけど、
データとして示されるとすごく納得できる。

そして、
自分の置かれている場所や状況が見えてくると、
少し心が落ち着く。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大規模な子育て調査を元にした育児本。「手に物を持たせる」「よく話しかける」「日光浴をさせる」という赤ちゃんは発育が良いという論はデータの裏づけがあるだけに、信頼性を感じる。それと別に、著者は強く「自分の思い通りには行かない」ということを訴える。小児精神科医である著者は、早期知育で「いい子」「賢い子」になったのに、思春期に入り、自我が芽生え、親の作った自分との相違に苦しむという症例を多く扱ってきたといい、親の自己実現に子供を使うと子供の心の発達が歪む、だから「子育ては自己犠牲で」という。

幼稚園に入って「自分で着替える」とボタンも掛け違い、靴も左右に履いたりもさもさと下手な着替えをする子供に完璧なものを求める母は「ちゃんと着替えないから」と怒るが、子供は自分で着替えて誉めてほしかったと思うものなのだ。新書で育児書?という気もしたが、読んでみると、育児と向き合ったことのない人にも、育児の世界に興味を持てる内容に仕上がっていると思う。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月19日に日本でレビュー済み
23年を隔てて行われた2つの子育て実態調査の比較・分析結果をベースに、子育てを取り巻く状況の変化、その背景を論じています。
こうした大規模調査が ほとんど同じ設問で、比較しうる近隣地域で行われるというのは稀だそうです。

この間 20年あまりで大きく変わったのが、他人の子どもの面倒を見たことのない、すなわち「育児経験」のない世代、二代目専業主婦が母親になっている点。
子育ての伝承もないまま、未知なる暴君の育児に縛られる母親。「三歳児神話」が一人歩きした結果、孤立無援の厳しい状況に置かれ、イライラ感や育児不安に苛まれる母親。
そんな中、著者はグループ子育てに希望を見いだしボランティア団体を立ち上げ、現場で母親の声を直接拾っています。
こうした「フィールドワーク」に裏打ちされた分析は的を射ており、現場で頑張っている親への視線は温かいものです。

後は、もう少し分析のくくりというか、考察が一般向けに、分かりやすく端折ってあれば、と感じます。
例えば、(母親だけが、という意味でなく)「いっぱい構ってもらった赤ちゃんは発育が良い」とでもすれば良いところを、統計の項目を全て引きずってクロス集計するところ、など。
この辺り、マーケティングに長けた早期教育論者などの「都合の良いところ取り」と比べ、純朴というか訴求力で負けてしまうのが、何とも面はゆく感じるところです。真面目な人柄が、想像されますが…

私見ですが、
少子化を裏返して見ると、
「どうしたって、70点主義で行くしかないような、思うに任せない子育てという苦行」
を体験する人の割合が、
減っていくことだと思います。
この辺り、このところの社会に蔓延っている(不健全な)成果主義や、妙な完璧主義に通じるところもあるのかなと、思います。

社会全体で言えば、著者の書いているように「子育てほど、価値の高い事業はない」はずですが、それを認めてもらえない。
むしろ疎んじられるような現状。
ここが変わっていかないと、
「完全主義が国をも滅ぼす」
ことになるのではないか? との感を持ちます。

自分の子育てに関しては、
「子育ては親育ち」
と、心の中で念じながら…
また、人間の子どもは動物として とても面白いので、観察者の視線で見ると発見の連続で、とても楽しめました。

育児書は、『シアーズ博士のベビーブック』あたりが、程よく緩い感じで私は好きでした(全てその通りという訳でもなく)。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年9月18日に日本でレビュー済み
小児・思春期外来で長年、精神科医として勤め また実際に自分の子どもの成長を見守る親である著者による あたたかな育児応援の本。

赤ちゃんにも取扱い説明書がないなんて、と不満がでたという話があります。
著者はそういう願望に驚きつつも、
願望が現れる現代社会の状態について、丁寧に紹介しながら、 子育て世代に対しては子育ては、子育ては完璧でなくてよいのだと説きます。 一方、国などに対しては支援のあり方を問うています。 1980年と2003年に実施された子育て実態調査から、たくさんのデータが紹介、分析されていたのも興味深かったです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月4日に日本でレビュー済み
私自身、仕事場で出産して退職していった女性たちに「子どもが子どもを産んで大丈夫なのだろうか」とずっと感じていました。
本書は、1980年と2003年に実施した育児に関する同じ質問事項を含む調査を比較して、子どもを育てる環境の変化を示しています。育児に関しアドバイスできる人間がいなかったり、マニュアルに相違する行動にたじろいだりするなどの実態が示されています。そして乳幼児期のケアが、その子の思春期以降の人生に影響するといいます。
そのための処方箋が、満点でなく「70点」の育児といいます。説得力があり、実行可能な方法だと思います。
育児に限らず、社会全体も100点満点が偉い・正しいというのは「誤解」と認識されれば、もっと生きやすくなるかもしれません。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年8月11日に日本でレビュー済み
 いわゆる「いい子」の思春期の心の問題の背景を、乳幼児期の子育てに遡って探っている。筆者の医師としての経験と子育て実態調査とに基づき、現代の母親への温かい理解と客観的なアドバイス、父親へのエール、国家の少子化対策への問題提起などがわかりやすく述べられている。現在子育てに取り組んでいるお父さん、お母さんに、これから子育てをするであろう人に、是非読んでほしい一冊。より良い子育てによっていじめや不登校などの問題を防止するという予防の視点に立って書かれているので、現在子どもの不登校に悩む方々への指南書という意味では物足りないが、何かしらのヒントを得たい人には充分に役立つと思う。筆者の「子育てほど価値の高い事業はない」に大賛成です。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート