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図解 宇宙のかたち 「大規模構造」を読む (光文社新書) 新書 – 2018/10/16

4.0 5つ星のうち4.0 62個の評価


実証的アプローチで迫る
宇宙138億年の真実
先駆者が綴る
宇宙全体の姿、起源、研究の最前線

◎ 本書の内容
宇宙には無数の銀河が存在している。
しかし、銀河は宇宙空間に一様に分布しているわけではない。
銀河・銀河群・銀河団・超銀河団といったように、階層的な構造がある。
では、さらに大きなスケールでは、宇宙はどのような構造をしているのか。
宇宙全体を俯瞰して見ると、そこには「宇宙の大規模構造」と呼ばれる複雑な姿が浮かび上がってくる。
ビッグバンから始まる宇宙138億年の歴史の中で、大規模構造はどのように形成されてきたのか。
それを探ることは、宇宙そのものの起源に迫ることに直結している。
宇宙の姿はどこまで解明されているのか。
宇宙の大規模構造研究の先駆者が、観測データや研究上のエピソードを交えて綴る。

◎ 目次

まえがき

第1章 宇宙の階層
1・1 私たちが住んでいるこの世界
1・2 星の世界
1・3 近くにある別の銀河
1・4 銀河の集団

第2章 大規模構造の発見
2・1 超銀河団より大きな構造
2・2 宇宙をスライスしてみる
2・3 さらに広い範囲の宇宙の姿を求めて
2・4 史上最大の赤方偏移サーベイ

第3章 大規模構造の形成
3・1 宇宙にある物質はどのようにできたか
3・2 初期の宇宙から来た光
3・3 大規模構造を作り出す密度ゆらぎ
3・4 大規模構造が作られる様子
3・5 重力レンズ効果で見るダークマター

第4章 宇宙の初期ゆらぎ
4・1 密度ゆらぎとパワースペクトル
4・2 インフレーション理論
4・3 スカラー場がインフレーションを起こす
4・4 量子ゆらぎが宇宙の初期ゆらぎになる

第5章 大規模構造の定量化
5・1 銀河の相関関数
5・2 銀河のバイアス
5・3 3点関数および高次の相関関数
5・4 ガウス型のゆらぎと非ガウス型のゆらぎ

第6章 大規模構造の形状
6・1 大規模構造のトポロジー
6・2 ジーナス曲線
6・3 ミンコフスキー汎関数

第7章 赤方偏移空間
7・1 銀河の赤方偏移
7・2 ハッブルの法則
7・3 銀河の特異速度
7・4 神の指効果とカイザー効果
7・5 赤方偏移空間の相関関数
7・6 赤方偏移空間に含まれている宇宙の情報

第8章 バリオン音響振動
8・1 宇宙の大規模構造におけるバリオン音響振動
8・2 バリオン音響振動が相関関数に刻み込まれる
8・3 バリオン音響振動は宇宙の物差し

第9章 ダークエネルギーと大規模構造
9・1 宇宙膨張と宇宙項
9・2 加速膨脹の発見
9・3 宇宙項の不自然さとダークエネルギー
9・4 バリオン音響振動でダークエネルギーを制限する

第10 章 宇宙の性質と大規模構造
10・1 宇宙の空間曲率
10・2 ニュートリノ質量
10・3 重力理論の検証

第11章 宇宙はどこまで解明できるのか
11・1 宇宙像は時代とともに変わる
11・2 宇宙観を変えるのは精密観測
11・3 宇宙の全体像とは

読書案内
あとがき

◎ 著者プロフィール
松原隆彦(まつばらたかひこ)
1966年長野県生まれ。高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所・教授。
京都大学理学部卒業。広島大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。
東京大学大学院理学系研究科、ジョンズホプキンス大学物理天文学科、名古屋大学大学院理学研究科などを経て現職。
井上科学振興財団・井上研究奨励賞および日本天文学会・林忠四郎賞を受賞。
著書に『宇宙に外側はあるか』『宇宙はどうして始まったのか』『目に見える世界は幻想か?』(以上、光文社新書)、
『現代宇宙論』『宇宙論の物理(上・下)』(以上、東京大学出版会)、『大規模構造の宇宙論』(共立出版)などがある。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2018/10/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2018/10/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 280ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4334043747
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4334043742
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.8 x 1.2 x 17.3 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 62個の評価

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松原隆彦
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上位レビュー、対象国: 日本

2024年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
壮大で理解をはるかに超える宇宙の大規模構造に迫っていく本です。
手法は、物理法則から想定される天体や銀河などの動きの理論モデルを作成して、それを宇宙望遠鏡で観測された赤方偏移値で検証していくものです。
著者自身がこの分野で国際的な貢献を果たされ、今までの発展過程を自身の寄与を含めて説明されています。
2019年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宇宙の大規模権造について、物理的及び数学的に考察していくところが興味深かったが、数式の説明については理解しずらいところがありました。宇宙を科学的に解明したいと思っている人にはお薦めです。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年11月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
                               
 毎日どれくらい儲かったかと、ちまちま銭勘定している私のような人間には
たまには「宇宙の大きさってどれくらいなんだろう?」と素朴な疑問を持つことは
いいことだ。毎日小さいことでくよくよ鬱屈している私のような心配性の人間には
ときどき「宇宙のはてってどうなっているんだろう?」と考えたほうがいい。
そこでこの本を手に取った。現実逃避と笑わば笑え。

 道教ではカオスのことを「元」という。一切のもとである。そこからゆらゆらと
たちのぼる気を元気という。いま私たちが普通に使っている元気ということばの
由来である。この本を読んで全宇宙のエネルギーの内訳を教えられた。

(ダークエネルギー、ダークマター、通常物質)=(69%、26%、5%)

ダークマターは正体不明の物質。ダークエネルギーはこれまた正体不明の
エネルギー、道教でいうところの元気である。この割合を見ると、宇宙は元気で
あふれている。私も安心してすこし元気をもらった。もう悩むのはやめよう。

 この本によると、宇宙が始まった原因は「時空間の量子的効果」だという。
これも量子力学的飛躍(quantum leap)かぁ。科学の三大超難問、

 〇 宇宙は138億年前どのように始まったか。
 〇 地球でどのように生命が生まれたか。
 〇 ヒトの脳にどのように魂(こころ)が入り込んだか。

これらの答えが、すべて、量子力学的飛躍(quantum leap)とは!
私たちもこれらを質問されると、眉間にしわをよせて低い声で、
「やはりなにか量子力学的なジャンプが起こったんでしょうな」ととりあえず
けむに巻いておけば誰も反論できないということだ。

 この本は数式はないものの私のような素人にはむつかしい。バリオン音響振動の
あたりから(頭に星雲のようなもやがかかって)ついていけなくなった。というか
この本の最後のあたりまでこれをバイオリン音響振動と間違えて読んでいて、
なんでバイオリンの音が宇宙に影響するのかなぁと思っていたくらい。
それくらいの低レベルな私である。でもこの本に載っているいろんな絵には感動
する。特にハッブル宇宙望遠鏡のCOSMOS調査であきらかになったダークマターの
空間分布図のシュールな美しさ。ダリの絵かと思った。また赤方偏移空間の相関
関数の図。尊くてもったいなくて思わず両手を合わせて拝んでしまった。

 素粒子のひとつニュートリノ(3種)の質量については、その存在と3種類の
質量がすべて異なることは知られている。しかし絶対量はまだ不明である。
いまこの値を宇宙観測を通じて求めようとしている。
宇宙の大規模構造という非常に大きなスケールの観測を用いてニュートリノという
極微の素粒子の性質を決めることができるというのも面白い。「大規模=極微」と
いうone point compactificationの思想は、しかし、手塚治虫が『火の鳥』の
未来編のなかですでに描いていたことだ。あらためて手塚の先見性に驚いた。
                                   
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 宇宙には銀河がかなり密集している場所や逆にほとんど銀河が存在しない場所があり非常に大きなスケールでは一定の構造を有している、ということについては、宇宙や宇宙論についての新書を読む中で知ってはいたが、本書はその宇宙の大規模構造、すなわち「宇宙のかたち」をメインテーマとして解説した本である。

 本書の特徴の一つは、視覚的に理解しやすいという点が挙げられる。タイトルに『図解』とあるようにカラーを多く含む写真や図が豊富に載せられており、巨大望遠鏡で見える宇宙の姿や、大規模構造の立体的な様子などが良く分かり、眺めているだけで楽しい。

 また大規模構造を詳しく調べることの意味、そこからどういう情報が得られるのかについて解説してあり、現在も大規模構造を調べるための多くのプロジェクトが進められている意義についても良く理解できた。そもそも、構造がより詳細に分かっても、宇宙の構造はどこも同じでした、あるいは場所によって違ってました、ということが分かるだけでは?と漠然と思っていたが、銀河の群れ集まり方を数学的に処理して相関関数というものを求めると、そこから色々な情報が得られるという事は本書を読んで初めて知った。銀河自身が動く速度(特異速度)や一般相対性理論が大きなスケールでも正しいかどうかをチェックしたり、宇宙空間の曲率を調べたりといった宇宙に関する様々なことが分かるというのも興味深かったが、大規模構造という極大の世界を調べることで、ニュートリノという極小の世界の粒子の質量の範囲を絞り込むことが出来るという説明には最も驚かされた。まさに宇宙論の本にしばしば登場する「ウロボロスの蛇」を想起させる話であった。

 他のレビュアーも書かれていたが、数式はほとんど出てこないものの、新書レベルで宇宙のことを知りたいという一般読者には少し難解な説明の割合が多いとは感じられた。ただ、分からない部分はそのままにしたとしても、通して読めば宇宙の大規模構造とは何か、それを調べることで何が分かるかについては理解できる(できた気になる)本ではないかと思われる。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月30日に日本でレビュー済み
同じ著者が同時期に出した「私たちは時空を超えられるか」(SBクリエイティブ社、サイエンス・アイ新書)と
比べると大変な違いである。
「私たちは…」は、少年向けおとぎ話のような内容で、かつ横書きであるので極めて読みやすい。片や「宇宙の
かたち」はかなり高度で、この分野にうとい素人がいきなり読むには適せず、かつ縦書きなので読みにくい。
内容の程度は、発刊の主旨なのでどうこう言えない。しかし、縦書きの中に多くの数値や記号が混在し、極めて
読みにくい。なぜ横書きにしないのか、まったく不可解である。光文社新書の編集者は、サイエンス・アイ新書
を見習うべきだ。
また、索引がない。手抜き編集だ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全くの文系の人には難しいと思いますが、宇宙に興味ある人なら結構楽しめる本です。
2019年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前同じ著者の「宇宙に外側はあるか」を読んで感動したので
ダークマターのことを知りたくて購入。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
網羅していて非常に読みやすい。またこれは内容とは無関係だが本の紙質がすごく良い。ツルツルして滑らかなため図解の印刷が見やすく綺麗。
それにしても宇宙とは本当に謎に満ちていますね。興味が尽きません。もしかすると人類の知性や想像力をはるかに超越した存在なのかもしれませんね。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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