この本を購入する前までは「中級ぐらいにならないと理解できないかなぁ」と思っていましたが、逆でした。
むしろ初心者ほど読むべき本だと思います。特に独学の学習者はどうしても発音の部分でのフィードバックが弱いと思いますので、微妙な音の違い等に悩む部分が多いと思います。
私は、ミャーフキーズナークの柔らかいという意味がこの本を読むまで、音を聞いて、なんとなくの発音でした。そして、ネイティブの友人に聞いても「柔らかくね」という抽象的な答えしか帰ってきませんでした(友人たちは、語学の先生じゃないので当たり前といえば当たり前ですが)。
しかし、本書では「的確に」書いてあります。かなり頭の中のイメージがはっきりしました。また、その他の子音も本書を読む前と読んだ後では、ネイティブの友人たちから「その音おかしいよ」と言われる回数が圧倒的に減っています。
文章で具体的に口の形を説明してくれているので「なんとなく」でイメージしていたものから、かなり大幅に前進すると思います。論理的に説明してもらいたい人にはとても向いている本だと思います。
本書を読むときには、下記のことをおすすめします。
1) 片手に鏡を持つこと(本書を読みつつ、記述通りに発音して、鏡で口の形をチェック!)
2) 本当に初歩でいいので、音声学のことを少し知っておくこと

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ロシア語音声概説 (CD BOOK) 単行本(ソフトカバー) – 2012/6/26
神山 孝夫
(著)
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付属資料:コンパクトディスク(1枚)
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社研究社
- 発売日2012/6/26
- 寸法15 x 1.5 x 21 cm
- ISBN-104327394246
- ISBN-13978-4327394240
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商品の説明
著者について
神山 孝夫(かみやま たかお)
略歴 東京外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。博士(文学)(東北大学)。大阪外国語大学外国語学部教授を経て現在大阪大学大学院文学研究科教授(言語生態論講座)。
専攻 印欧語比較言語学、音声学。
著書・訳書 『脱・日本語なまり:英語(+α)実践音声学』(大阪大学出版会、2008)、『印欧祖語の母音組織:研究史要説と試論』(大学教育出版、2006)、アンドレ・マルティネ『「印欧人」のことば誌:比較言語学概説』(訳編)(ひつじ書房、2003)、国際音声学会『国際音声記号ガイドブック:国際音声学会案内』(竹林 滋氏と共訳編)(大修館書店、2003)、『日欧比較音声学入門』(鳳書房、1995)など。
略歴 東京外国語大学大学院外国語学研究科修士課程修了。博士(文学)(東北大学)。大阪外国語大学外国語学部教授を経て現在大阪大学大学院文学研究科教授(言語生態論講座)。
専攻 印欧語比較言語学、音声学。
著書・訳書 『脱・日本語なまり:英語(+α)実践音声学』(大阪大学出版会、2008)、『印欧祖語の母音組織:研究史要説と試論』(大学教育出版、2006)、アンドレ・マルティネ『「印欧人」のことば誌:比較言語学概説』(訳編)(ひつじ書房、2003)、国際音声学会『国際音声記号ガイドブック:国際音声学会案内』(竹林 滋氏と共訳編)(大修館書店、2003)、『日欧比較音声学入門』(鳳書房、1995)など。
登録情報
- 出版社 : 研究社 (2012/6/26)
- 発売日 : 2012/6/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 270ページ
- ISBN-10 : 4327394246
- ISBN-13 : 978-4327394240
- 寸法 : 15 x 1.5 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 315,869位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 22位その他のロシア語関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
星5つ中4.1つ
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2016年1月17日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2012年9月2日に日本でレビュー済みAmazonで購入ロシア語の音声学がいっぱいです。理論面でも実用面でも、幅広く深く掘り下げたすぐれた本です。
特に末尾第12章イントネーションを丹念に読みました。添付CDをテープに移し、何度もまねて活用しました。ロシア語はイントネーションが課題です。疑問詞のない疑問文は英語やフランス語と違って、平叙文と同じです。しかしイントネーションはまったく違います。正しく発音できますか?
本書を読み進む上で不可欠な、大事な定義が一つ欠けています。「舌背」とは何のことでしょうか?「後舌面」のことです(同じ著者の「日欧比較音声学入門」13ページ)。星の数を満点から一つ減じました。
随所に著者の読者に対する温かい心配りが感じ取れました。
- 2015年5月28日に日本でレビュー済みAmazonで購入読んでいて面白い本です。音声学に興味のある方はぜひ読んでください。
- 2017年3月25日に日本でレビュー済み読み始めるといきなり音声器官の解剖学的構造やらIPA発音記号の概要辺りから始まっていきなり面食らうかもしれませんが、それだけガチな内容です。
また、前書きに「日英露対照」を入れたかったと書いてある通り、他言語との発音の比較論的内容も含まれております。
主に以下のような方にはおススメできます。
・音声学に興味がある方
・ロシア語と他言語との発音の比較に興味がある方
・ロシア語の発音を完璧に極めたい方
特にそこまでの事までは、という方は発音については類書が出てるのでそちらをおススメします。