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歌川国芳: 遊戯と反骨の奇才絵師 (傑作浮世絵コレクション) 単行本 – 2020/3/18
河出書房新社編集部
(編集)
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幅広い分野を手がけ、規制をものともせず、機知に富んだ作品を描き続けた国芳の魅力を傑作の数々とともに。オールカラー。新装版。
- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2020/3/18
- 寸法18.5 x 1.2 x 25.8 cm
- ISBN-104309623271
- ISBN-13978-4309623276
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対象商品: 歌川国芳: 遊戯と反骨の奇才絵師 (傑作浮世絵コレクション)
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2020/3/18)
- 発売日 : 2020/3/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 127ページ
- ISBN-10 : 4309623271
- ISBN-13 : 978-4309623276
- 寸法 : 18.5 x 1.2 x 25.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 74,769位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,303位楽譜・スコア・音楽書 (本)
- - 5,048位アート・建築・デザイン (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
写真も大きく、説明もわかりやすく、国芳の基本の資料としては、1番良い本ではないでしょうか。
2020年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本自体は素晴らしく、購入できて良かったです。
しかし、国内で一週間弱かかったのが未だ疑問でならない。説明など添付して頂けたらと思います(アマゾン側で)。
しかし、国内で一週間弱かかったのが未だ疑問でならない。説明など添付して頂けたらと思います(アマゾン側で)。
2020年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この河出書房新社の傑作浮世絵コレクション、初めて手にしました。濃い〜です。2400円と安くはないですが、全部欲しくなりました。クローズアップやトリミングのセンスも好きです。2020年の新装版初版、色彩、印刷も良質。巻中にはさまれる、各界オーソリティーの方々のエッセイがまた、掘り下げまくり(笑)で興味が尽きない。浮世絵は現物が小型のものが多いので、混雑している展覧会に足を運ぶまえに、濃厚な本を味わい、予習するのもありだと思いました。
2016年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作品の量からも充実した内容で、絵が主体となり、解説とのバランスも見ごたえのある内容です。
ポイントを押さえたかいつまんだ内容のまとめ方も、その背景を読み解くうえでとても参考になります。つや消しの紙の質感からも非常に作品の臨場感が伝わり、細部のクローズアップも背景をを抜き、ページごと視線の移動が工夫されていて、とても見やすいと思いました。
ポイントを押さえたかいつまんだ内容のまとめ方も、その背景を読み解くうえでとても参考になります。つや消しの紙の質感からも非常に作品の臨場感が伝わり、細部のクローズアップも背景をを抜き、ページごと視線の移動が工夫されていて、とても見やすいと思いました。
2022年12月15日に日本でレビュー済み
歌川国芳(くによし)の浮世絵は、源頼光の土蜘蛛退治の絵などで見たことがありましたが、とてもダイナミックで、美人画をとってみても日本的とされる物静かな女性ではなくて、明るくて活発な性格が画面から伝わってくるような作品です。
本書は大判ですが大きすぎず手に取りやすく、印刷も十分鑑賞できる品質で国芳の作品の醍醐味を味わうことができました。
また、江戸の庶民の文化にも触れられて面白かったです。例えば「辞書と首っ引きで勉強した」なんて今でも使いますが、「くびっぴき」という遊びが江戸で流行していた様子が国芳の作品にもあり楽しさが伝わってきます。
天保の改革では贅沢を無くそうと歌舞伎役者の錦絵や遊女の絵までが禁止されて、それとなく批判したような絵や、安政の大地震が起きた時に地震の犯人と信じられた大鯰(ナマズ)の連作とか、ユーモラスであると同時に町人文化を身近に感じさせてくれます。
本書は大判ですが大きすぎず手に取りやすく、印刷も十分鑑賞できる品質で国芳の作品の醍醐味を味わうことができました。
また、江戸の庶民の文化にも触れられて面白かったです。例えば「辞書と首っ引きで勉強した」なんて今でも使いますが、「くびっぴき」という遊びが江戸で流行していた様子が国芳の作品にもあり楽しさが伝わってきます。
天保の改革では贅沢を無くそうと歌舞伎役者の錦絵や遊女の絵までが禁止されて、それとなく批判したような絵や、安政の大地震が起きた時に地震の犯人と信じられた大鯰(ナマズ)の連作とか、ユーモラスであると同時に町人文化を身近に感じさせてくれます。
2023年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
国芳が好きで購入しましたが、自分が一番好きな作品の文覚上人が滝に打たれている作品が載っていませんでした。残念。
2020年11月10日に日本でレビュー済み
九尾の狐を背に彫り上げた英雄豪傑も、男伊達を競い合う侠客も、化け物と死闘を演じる物語の主人公も、どの絵も素晴らしい。解説文も簡潔で要領を得ていて宜しい。
幕府からの規制で歌舞伎の役者絵を禁じられると、国芳は子供の落書きか現代のイラストのような筆致で似顔絵として役者を画いた。また、ネコやタヌキ、サル、スズメ、カメなどの動物に置き換えて(擬人化、諷刺化して)題材とした。
国芳が合戦図を描くと、王将、飛車、角行、金将、銀将の駒が甲冑を着て槍を衝き、刀を振ることになる。なんと凄いアイデアの宝庫、才能の泉の持ち主であろうか。
毒酒を飲まされて正体を顕わす大江山酒呑童子の巨体と、いざこれを退治せんとする源頼光と配下の四天王(渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武)らとの対比構図が面白い。
別の作品では、妖怪どもを苦も無く抑え込み平然と囲碁を打ち続ける渡辺綱や酒田公時(坂田金時)が描かれ、何事も無かったように盤上の碁石を凝視する英傑の方が、ある意味で余程怖い存在感だ。
逆に、猫好きの国芳が描くネコの姿は愛嬌のある姿態をしており、化け猫さえ恐ろし気に見えない。「猫の当字 なまづ」に至っては、ネコの柔軟性、しなやかさを最大限に活かした猫愛好家らしい遊び心に溢れている。
勿論、浮世絵の華、美人画に見られる女性たちの粋な装いの艶やかさは、絵師としての確かな手腕を示している。庶民的な画題(絵双六や鯰絵、遊び絵など)に見られるユーモラスで楽しい図柄も、国芳独自のものだ。
もしも北斎並みに長寿を保ち全うしたならば、文明開化の明治期にどんな活躍をみせてくれたかと考えるだけで、ワクワクしてしまう。
幕府からの規制で歌舞伎の役者絵を禁じられると、国芳は子供の落書きか現代のイラストのような筆致で似顔絵として役者を画いた。また、ネコやタヌキ、サル、スズメ、カメなどの動物に置き換えて(擬人化、諷刺化して)題材とした。
国芳が合戦図を描くと、王将、飛車、角行、金将、銀将の駒が甲冑を着て槍を衝き、刀を振ることになる。なんと凄いアイデアの宝庫、才能の泉の持ち主であろうか。
毒酒を飲まされて正体を顕わす大江山酒呑童子の巨体と、いざこれを退治せんとする源頼光と配下の四天王(渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武)らとの対比構図が面白い。
別の作品では、妖怪どもを苦も無く抑え込み平然と囲碁を打ち続ける渡辺綱や酒田公時(坂田金時)が描かれ、何事も無かったように盤上の碁石を凝視する英傑の方が、ある意味で余程怖い存在感だ。
逆に、猫好きの国芳が描くネコの姿は愛嬌のある姿態をしており、化け猫さえ恐ろし気に見えない。「猫の当字 なまづ」に至っては、ネコの柔軟性、しなやかさを最大限に活かした猫愛好家らしい遊び心に溢れている。
勿論、浮世絵の華、美人画に見られる女性たちの粋な装いの艶やかさは、絵師としての確かな手腕を示している。庶民的な画題(絵双六や鯰絵、遊び絵など)に見られるユーモラスで楽しい図柄も、国芳独自のものだ。
もしも北斎並みに長寿を保ち全うしたならば、文明開化の明治期にどんな活躍をみせてくれたかと考えるだけで、ワクワクしてしまう。
2020年7月25日に日本でレビュー済み
見どころ、解説がコンパクトにまとまっている コラムも興味深く、ありそうでなかった良書