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増鏡全注釈 単行本 – 2015/7/8


後鳥羽帝の即位から、後醍醐帝の隠岐よりの
還京まで、十五代、約一五二年間を記した
編年体の歴史物語の全注釈。

中世院政期の歴史や文化を克明に記録しながら、平安王朝的優美典雅への憧憬が極めて強く存在し、洗練された文体や表現の工夫、人の世の栄枯盛衰や無常観が強く感じられる、文学性も極めて強く、豊かな歴史物語──。

【本書の特色】
1●本文・詳細な「語釈」・わかりやすい「通釈」に加え、
作品理解の手助けとなる「解説」により構成。
2●平易明快な現代語訳。

【「増鏡」という作品の内容(内実)を述べるのに、先ず第一に、帝紀を重視して、これをほぼ正確に記述して成っている作品だという点である。これは、「歴史物語」の系譜を継承している作品であるからには当然の事ではあるが、即ち「増鏡」は、後鳥羽帝以後、歴代天皇の出生や元服や即位、そして退位後の院政、その間の政治業績、紛争にいたるまでを、かなり克明に記録的に詳述する。その細叙方針の余りにか、院政時代の帝位の決定ということが、両統交互の迭立方法によるのか、又は公武両方の妥協折衷方策によるのか、或いは幕府意向に一任という形を採るのか、ともかく帝位というものの決定が、極めて軽々で安易なことである点をも示す。これは、かの持明院統と大覚寺統との長い間続いた紛糾や紛争のことであり、そしてそれは、更に南北両朝の戦乱や戦闘の時代にまで直接している政治上の問題点なのであり、「増鏡」が、子細にここまで書き及んでいる事に感じる。
なお作品全体に、平安王朝的優雅やその文化が、依然として(院政期)に現に実在していること、即ち優美な王朝的文化が伝統的に尊敬され現存している事は、作者の強い執筆意図でもあったようでもある(木藤才蔵著「古典文学大系増鏡」)。】...(本書「第一編 増鏡概説」より)
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商品の説明

著者について

昭和2年(1927)京都府綾部市に生れる。東京高等師範学校を修了。東京大学文学部国文学科卒業。東京大学大学院(旧制)満期修了。文学博士。専攻は、平安時代歴史物語。立正大学大学院教授を勤め、獨協大学名誉教授。
■主要著書
栄花物語研究(桜楓社)昭和43年、栄花物語論攷(桜楓社)昭和48年、歴史物語の新研究(明治書院)昭和57年、歴史物語論考(笠間書院)昭和61年、大鏡・栄花物語(国書刊行会)昭和63年、歴史物語の世界(風間書房)平成4年、歴史物語と古記録(おうふう)平成10年、歴史物語入門(武蔵野書院)平成15年、大鏡全注釈(明治書院)平成20年、水鏡全評釈(笠間書院)平成23年、今鏡全注釈(笠間書院)平成25年、その他

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 笠間書院 (2015/7/8)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/7/8
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 648ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4305707748
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4305707741
  • 寸法 ‏ : ‎ 16.5 x 5.2 x 22.5 cm

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