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石のささやき (文春文庫 ク 6-16) 文庫 – 2007/9/4

3.0 5つ星のうち3.0 8個の評価

息子を事故で亡くし狂気の淵に沈む姉。その周囲に渦巻く悪意の源を探る弟。犯罪文学の名手が人間の魂の深奥を静かに描く最新作

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2007/9/4)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/9/4
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 376ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4167705559
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4167705558
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 8個の評価

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トマス・H.クック
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年9月26日に日本でレビュー済み
 一人称と二人称を交互に交え、ゆっくりゆっくりと物語は進む。「緋色の記憶」と同じく、そこまでもったいつけて、時間をかけて紡ぐほどの中身かな?と思う。
 いわば、統合失調症のロシアンルーレットだが、親族にこの病気を持つ人が読んだら、不愉快極まりないだろう。
 もうこの作者の作品は読まない。
2008年10月12日に日本でレビュー済み
精神を病んだ父から解放され、自由に、幸せになるはずだった姉、ダイアナ。
しかしその息子、ジェイソンの死をきっかけに、悲劇が幕を開ける。
そして、すべてが終わってしまった今、刑事の取調べを受けつつ、デイヴィッドは家系に
流れる忌まわしい血について、静かに回想を始める…。

クック作品は、ある意味極めてパターン化、マンネリ化しており、本作も例外ではない。
1.主人公が過去の悲劇を回想する語り口(1人称形式が多い)
2.主人公は悲劇に対して何かしらの責め負っている(多くの場合それが小説のオチとなっている)。
3.殆どの場合、親兄弟等家族をめぐる悲劇である。
4.悲劇の発端からエピソードが順々に語られるので、結局どんな悲劇が起こったのか、
真相は何だったのかは最後まで解からない(思わせぶりで、じりじりする展開と筆致)。
等々である。

しかし、私にとっては癖になる、心を揺さぶる何かを持っている。
それは彼の描く、(善意から出た)人間の愚かさ、浅はかさや、それが招く取り返しの
つかない悲劇が、普遍性を持っているからだと思う。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月23日に日本でレビュー済み
クックの真骨頂。
後味悪いのに爽やかな感動が残る、なんともいえないカタルシス。
傑作です。
2007年11月25日に日本でレビュー済み
この作家の本は基本的に読む前に時間をおいてしまいます。
大抵、内容の重さが胸につまることが多いからで、今回も買ってから読むまでに時間をおきました。
でも、読み始めると、ぐいぐいとひきこまれていきます。深い悲しみが根底に流れながら、それがどう展開していくのか、読み手の心をかき乱しながら進んでいきます。
読み終わってしばらく呆然とし、また、この作家の本が読みたいような読みたくないような気持ちになりました。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2008年1月6日に日本でレビュー済み
とても切なく、内容的はかなり重いです。死んだ父親、子供を失い狂えんばかりの姉、離婚した元夫、そして主人公であるその姉の弟弁護士、その弟の娘等、登場人物は少ないが、人間の心理描写、印象的な会話の数々、場面展開の冥利等と、まさに名手クックの独断場。
ミステリー度合いは30%程度、分野的には現代文学にかなり近い。最後に口ずさむ主人公の言葉は、本当に印象的。最高の家族小説に仕上がっています。クックの最高傑作とはいえないかもしれないが、記憶シリーズ以降としては最上ランクの傑作。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2007年9月17日に日本でレビュー済み
正直に言って「疲れた」
とにかく重い。トマス・クックの小説は好きだし、過去に埋め込まれた情念も嫌いではないのだけれど重過ぎる印象だ。重苦しいといったらいいのか?精神状態の良いときに読む本で、気晴らしにはならない。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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