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岬 (文春文庫 な 4-1) 文庫 – 1978/12/1
中上 健次
(著)
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この作家の郷里である紀州を舞台にのがれがたい血の宿命の中に閉じこめめれた、一青年の渇望と愛憎を、鮮烈な文体で描き出し、広く感動を呼んだ第74回芥川賞受賞作。
この小説は、著者独自の哀切な旋律を始めて文学として定着させた記念碑的作品とされ、広く感動を呼んだ。この作品では多くの登場人物が出てくるが、その多くは血縁関係のある人物であり、複雑に混ざり合った男女の性交の結果である。主人公はその複雑な血縁関係を恨み、父親を恨み、報復してやるのだと向かったのは妹の元であった。その憎たらしい父親の血は確かに自分の中に塊として存在していた・・・。表題作のほか、「火宅」「浄徳寺ツアー」など初期の力作三篇も収めている。
この小説は、著者独自の哀切な旋律を始めて文学として定着させた記念碑的作品とされ、広く感動を呼んだ。この作品では多くの登場人物が出てくるが、その多くは血縁関係のある人物であり、複雑に混ざり合った男女の性交の結果である。主人公はその複雑な血縁関係を恨み、父親を恨み、報復してやるのだと向かったのは妹の元であった。その憎たらしい父親の血は確かに自分の中に塊として存在していた・・・。表題作のほか、「火宅」「浄徳寺ツアー」など初期の力作三篇も収めている。
- 本の長さ267ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1978/12/1
- ISBN-10416720701X
- ISBN-13978-4167207014
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登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1978/12/1)
- 発売日 : 1978/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 267ページ
- ISBN-10 : 416720701X
- ISBN-13 : 978-4167207014
- Amazon 売れ筋ランキング: - 24,265位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1946年和歌山県新宮市生まれ。作家・批評家・詩人。『灰色のコカコーラ』でデビュー。73年、『十九歳の地図』が第69回芥川賞候補となる。76年 『岬』で第74回芥川賞を受賞。ウィリアム・フォークナーに影響を受け、土俗的な手法で紀州熊野を舞台に「紀州サーガ」とよばれる小説群を執筆。92年没(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 紀州 木の国・根の国物語 (ISBN-13: 978-4041456118 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月25日に日本でレビュー済み
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2021年8月8日に日本でレビュー済み
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ある地方都市に生きる人々の日常生活を物語にしてみせた初めての本格的な文学作品である。
2019年6月29日に日本でレビュー済み
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文体のクセは強いのに読みやすく、一気に引き込まれてしまいました。
地の文が素晴らしく、人や物語が常に動いているおかげで情景がありありと目に浮かびます。
どの作品も色欲が付き纏い、汗や泥のにおいのする人間が強烈に描かれています。
全て読みやすく、場面描写が強く印象に残る味わい深い作品ばかりでした。
小説のスジそのものよりも、主人公の目を通して見ている場面の映像がとても力強いのです。
「浄徳寺ツアー」のババアたちと話しているシーンや白痴の子が鳩に餌をやるシーンなど強烈に印象に残ります。
「火宅」では火をつけるシーンよりも賭け事に熱中しているシーンのほうがのめりこみました。
中でも初めに収録された「黄金比の朝」は不条理モノを読んでいるような不思議な気分になり
かなり気に入りましたが、やはり一番は「岬」で人間が複雑に入り組んだ話を濃密に書き上げたさまは圧巻でした。
読んでいるうちに、気づくと胸が騒めき、後に尾を引くような作品ばかりでした。
地の文が素晴らしく、人や物語が常に動いているおかげで情景がありありと目に浮かびます。
どの作品も色欲が付き纏い、汗や泥のにおいのする人間が強烈に描かれています。
全て読みやすく、場面描写が強く印象に残る味わい深い作品ばかりでした。
小説のスジそのものよりも、主人公の目を通して見ている場面の映像がとても力強いのです。
「浄徳寺ツアー」のババアたちと話しているシーンや白痴の子が鳩に餌をやるシーンなど強烈に印象に残ります。
「火宅」では火をつけるシーンよりも賭け事に熱中しているシーンのほうがのめりこみました。
中でも初めに収録された「黄金比の朝」は不条理モノを読んでいるような不思議な気分になり
かなり気に入りましたが、やはり一番は「岬」で人間が複雑に入り組んだ話を濃密に書き上げたさまは圧巻でした。
読んでいるうちに、気づくと胸が騒めき、後に尾を引くような作品ばかりでした。
2020年9月19日に日本でレビュー済み
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「岬」を読んで、心が森と、文字通り静まり返った。「後記」にある著者の「読んで下さる方に、声は、届くだろうか?」に、『おぉ、届いている、届いている』と、声を返したくなった。主人公「秋幸、24歳」は、著者自身であろう。その青年にも、声を掛けたくなった。心患うことなど何もない。「人間というのは、死んだらあかん。死んだら、終わりや。皆んなみてみい。皆んな生きとるのに(256頁)」、正に君の母の言う通り、これです。この小説は、簡潔な表現が小気味よく、激しもせずに綴られて、内容は重いにしても、決してジメついた小説にしたくない、その著者の意思が明確に表れている筆致で、成功している。
著者の作品、ずうっと気になって来た。著者と結び付けて語られる「血」、この言葉が煩わしくて、これまで手にしなかったが、そう何時までも置いておけない、それで思い切った。人間、先ず生きることがあって、後はどう生きるか、どう生きたか、その結果をどう引き取るか、これに尽きると思って来た。「血」が先にあるのではなく、生きた結果としてある。それは誰しもにであって、著者の考えとそう外れてはいないだろう。その著者の生き方が直に感じられて、読んで良かった、の思いに今は充たされている。
著者の作品、ずうっと気になって来た。著者と結び付けて語られる「血」、この言葉が煩わしくて、これまで手にしなかったが、そう何時までも置いておけない、それで思い切った。人間、先ず生きることがあって、後はどう生きるか、どう生きたか、その結果をどう引き取るか、これに尽きると思って来た。「血」が先にあるのではなく、生きた結果としてある。それは誰しもにであって、著者の考えとそう外れてはいないだろう。その著者の生き方が直に感じられて、読んで良かった、の思いに今は充たされている。
2013年11月22日に日本でレビュー済み
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絆(きずな)という言葉の使い方は、以前と今とでは少し異なっているのではないかと感じています。
どちらかというと解けない関係、業のような人間関係(特に血縁関係)を指していたのではないかと思うのです。
今では、家族の関係が希薄になったためか、絆というものが良い人間同士の結びつきを表すのに使われています。
この本は、昔の意味といいますか、重苦しい血の問題をテーマにしています。
面白い物語ではないのですが、このテーマで読ませるのは、著者の並々ならぬ力量のなせる技でしょう。
確かに、鮮やかな比喩が散りばめられていて文章の魅力を追うという一面があります。
それと血の問題は性の問題でもあります。
物語の反面として、人間とはどうあるべきなのかということを考えさせられます。
どちらかというと解けない関係、業のような人間関係(特に血縁関係)を指していたのではないかと思うのです。
今では、家族の関係が希薄になったためか、絆というものが良い人間同士の結びつきを表すのに使われています。
この本は、昔の意味といいますか、重苦しい血の問題をテーマにしています。
面白い物語ではないのですが、このテーマで読ませるのは、著者の並々ならぬ力量のなせる技でしょう。
確かに、鮮やかな比喩が散りばめられていて文章の魅力を追うという一面があります。
それと血の問題は性の問題でもあります。
物語の反面として、人間とはどうあるべきなのかということを考えさせられます。
2019年6月20日に日本でレビュー済み
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中上さんの小説を読むのは2冊め。
心に体に、響く。
実の父母、義理の父、異父兄弟、その周囲の人々。
所収のいずれの作品も(たぶん)ご自身の体験・体感をベースに書かれていて、もうそれだけでドロドロ感満載なのだけれど、短文/長文、会話/地の文がグサッとくる按配で並べられて、読む者の心にじわじわとずかずかと踏み込んでくる。
と感じるのは、ある一定の年代以上の人だけかな。
いくら理屈を言い、どれだけ夢を描いても、そこから逃れらないのかなという、血。
遺伝形質とかDNAとかといった言葉を使えばなんとなく諦められる/割り切られるような気もするけど、血、と言うと自分ではどうしようもなくこれから先ずっと付いてまわる、そんな恐ろしさ。
恐ろしいのではあるけれど、確かな自己存在理由。
こういった感覚というのはずいぶん昔に感じたことはあるけれど、最近はトンと無くなっていて、あるいはずっとそれを無意識に遠ざけようとしていて、もう考えたくなかったのにそれを考えさせる、うん、中上さんってスゲエなと思う、のであった。
心に体に、響く。
実の父母、義理の父、異父兄弟、その周囲の人々。
所収のいずれの作品も(たぶん)ご自身の体験・体感をベースに書かれていて、もうそれだけでドロドロ感満載なのだけれど、短文/長文、会話/地の文がグサッとくる按配で並べられて、読む者の心にじわじわとずかずかと踏み込んでくる。
と感じるのは、ある一定の年代以上の人だけかな。
いくら理屈を言い、どれだけ夢を描いても、そこから逃れらないのかなという、血。
遺伝形質とかDNAとかといった言葉を使えばなんとなく諦められる/割り切られるような気もするけど、血、と言うと自分ではどうしようもなくこれから先ずっと付いてまわる、そんな恐ろしさ。
恐ろしいのではあるけれど、確かな自己存在理由。
こういった感覚というのはずいぶん昔に感じたことはあるけれど、最近はトンと無くなっていて、あるいはずっとそれを無意識に遠ざけようとしていて、もう考えたくなかったのにそれを考えさせる、うん、中上さんってスゲエなと思う、のであった。
2018年10月10日に日本でレビュー済み
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以前から気になっていた作家の代表作に触れた喜びを噛み締めつつ、深い情感を読み取るのにそう時間はかかりませんでした。