中古品:
¥924 税込
配送料 ¥5 6月5日-6日にお届け(15 時間 16 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 【最短当日発送】使用感やいたみは少しありますが、中古品としては概ね良い状態です。◆原則24時間以内に発送いたします。◆清掃後丁寧に防水用の袋に簡易梱包して発送いたします。◆検品には万全を期していますが、ご連絡して頂ければ対応させて頂きます。◆付属品がある場合には、その旨を明記しております。説明に無いものは付属しないものとお考えください。◆Amazonの登録状況によってはカバーデザインが異なる場合があります。◆ゆうメールで配送の商品は土曜、日曜、祝日の配達はありません。お届け日が土・日・祝日の場合は翌平日の配達になります。◆発送後30日を過ぎた商品に関しましては、郵便物調査・返金対応はいたしかねます。◆当店ではトラブル防止の為、郵便物調査と返金対応は必ずセットで行っております。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

著者をフォロー

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

フレンチの王道 シェ・イノの流儀 (文春新書) 新書 – 2016/6/20

4.5 5つ星のうち4.5 30個の評価

商品の説明

著者について

井上旭(いのうえ のぼる)
1945年 鳥取県に生まれる。21歳で渡欧。スイス、ドイツ、ベルーを経て、フランスの三ツ星レストラン トロワグロ、パリのマキシムで修業する。1972年に帰国。31歳で銀座レカンの料理長として腕をふるう。1979年に京橋ドゥ・ロアンヌを開店。1984年に京橋にオーナーシェフとしてシェ・イノを開店。

神山典士(聞き手)
ノンフィクション作家。「全聾の作曲家はペテン師だった! 」で第45回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 文藝春秋 (2016/6/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/6/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4166610821
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4166610822
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 30個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
井上 旭
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
30グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう
五感鋭く未来を味わう一冊
5 星
五感鋭く未来を味わう一冊
「五感を意識して、この本を味わってみよう」そう、心を決めるまでは、なかなか読めない本だった。料理人でも、ソムリエでもない、一介の主婦である私が、この美食の世界に入り込んでもいいものか。場違いな感じがして、一読目は、砂を噛んでいるような読み心地だった。二読目、緊張がほぐれ、井上シェフの料理人生のシーンを、ページごとに読み込み、想像できるようになった。三読目、文字から、料理の香りや色、登場人物の心が浮き立ってきた。そうして、やっと「自分ごと」として、この本と向き合えるようになった。もっと、自分の感覚をフルに生かして読み、自身の心身の栄養にしたいと食指が動きはじめた。東京京橋にある「グラン・メゾンに入館」するには、それなりの気構えと勉強が必要である。実際に体験する前に、こうやって、井上シェフのご経験と精神を、前もって読み味わうことができる「本」って、やっぱりいいなぁと思う。ではどのように、各感覚にエッジを利かせ、読み進めていったのかお伝えしたい。ーーーーー1.視覚>>P23.なぜルセットの「記録」よりも、映像の「記憶」を優先したのか私は「ライフログ」という、日常で琴線に触れた物事を記録する習慣に、取り組んでいる。デジタル機器が発達した現代であれば、スマホ一つで、写真も音声もメモも、あらゆることをワンタッチで記録できる。しかし、井上シェフの「記憶を優先」という言葉に、ハッとした。新たな創造をする際には、記憶を元に、タクトを自ら振りデータを三次元化する必要がある。動作に満足せずに、本質を掴まねば…と目が覚めた。2.味覚>>P61.味覚の方程式身体に味覚の方程式を染み込ませる。その絶対軸を元に、相手方(素材、お客様、気候etc.)を把握しながら、一つの答えを導く。これは、コミュニケーション全般に汎用できる万能調味料のような、おいしい式だと感じた。3.聴覚>>P41.とっさに私は、日本で鍛えてきた日本拳法仕込みの足技で、相手の手を蹴り上げたのです「びゅん!」と空を切る井上シェフの気合が、聴こえてきそうなシーン。理不尽な扱いに対して、自分で自分の環境を変える。そんな「凛とした志」を際立たせる音に、勇気を貰った。4.触覚>>P53.自らの知識を豊かにし、その芸術を高めるという共通の目的に向かって共に進む料理人にとって、料理に国境はない山脈や海によって隔てられた各国が、米や魚や肉、果実といった様々な食材の育成・活用によって、そのラインを無くす。そんなイメージが、各食材の、トゲトゲ、つるつる、ふんわりetc.といった触覚と共に、思い浮かんだ。先日、デンマークの天才料理人レネのドキュメンタリー映画「noma」を鑑賞したからかもしれない(実に美しい自然と食材が克明に描かれていた)。井上シェフとレネシェフ。時と国を超えて、共通するスピリッツをお持ちだと、お見受けした。5.嗅覚>>P196. 舞踊と料理_、彼女は間違いなく私の料理の味覚、コク、そして余韻を楽しんでくださって「武原はん」という人物を、この本を読むまで全く知らなかった。料理の求道者である井上シェフが、心惹かれる人物とは、どんな方だろうと、YouTubeで拝見。たしかに無駄を削ぎ落とした美が、そこにはあった。その芳しき色香に観入り、私も、これから人生の女性美を、深く追い求め楽しみたいと思った。ーーーーー以上、私の五感を、鋭く深く進化させてくれたこの本に、感謝申し上げたい。その中でも、一番好きだったフレーズは>>P196.「考えてみれば、人生は無駄だらけです」この読書体験が、また、待ちに待った2016.7.23のシェ・イノでの初めての実食体験が、今後の私の人生に、どう影響を与えるか今はまだわからない。ただ一つ、おぼろげに期待していることがある。井上シェフとの出会いで、私の未来は、五感を研ぎ澄ませながら、おいしく変化していくのだろう。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
申し訳ありませんが、エラーが発生しました
申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした

上位レビュー、対象国: 日本

2016年7月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カスタマー画像
5つ星のうち5.0 五感鋭く未来を味わう一冊
2016年7月20日に日本でレビュー済み
「五感を意識して、この本を味わってみよう」

そう、心を決めるまでは、なかなか読めない本だった。料理人でも、ソムリエでもない、一介の主婦である私が、この美食の世界に入り込んでもいいものか。場違いな感じがして、一読目は、砂を噛んでいるような読み心地だった。

二読目、緊張がほぐれ、井上シェフの料理人生のシーンを、ページごとに読み込み、想像できるようになった。三読目、文字から、料理の香りや色、登場人物の心が浮き立ってきた。

そうして、やっと「自分ごと」として、この本と向き合えるようになった。もっと、自分の感覚をフルに生かして読み、自身の心身の栄養にしたいと食指が動きはじめた。東京京橋にある「グラン・メゾンに入館」するには、それなりの気構えと勉強が必要である。実際に体験する前に、こうやって、井上シェフのご経験と精神を、前もって読み味わうことができる「本」って、やっぱりいいなぁと思う。

ではどのように、各感覚にエッジを利かせ、読み進めていったのかお伝えしたい。

ーーーーー
1.視覚
>>P23.なぜルセットの「記録」よりも、映像の「記憶」を優先したのか

私は「ライフログ」という、日常で琴線に触れた物事を記録する習慣に、取り組んでいる。デジタル機器が発達した現代であれば、スマホ一つで、写真も音声もメモも、あらゆることをワンタッチで記録できる。しかし、井上シェフの「記憶を優先」という言葉に、ハッとした。新たな創造をする際には、記憶を元に、タクトを自ら振りデータを三次元化する必要がある。動作に満足せずに、本質を掴まねば…と目が覚めた。

2.味覚
>>P61.味覚の方程式

身体に味覚の方程式を染み込ませる。その絶対軸を元に、相手方(素材、お客様、気候etc.)を把握しながら、一つの答えを導く。これは、コミュニケーション全般に汎用できる万能調味料のような、おいしい式だと感じた。

3.聴覚
>>P41.とっさに私は、日本で鍛えてきた日本拳法仕込みの足技で、相手の手を蹴り上げたのです

「びゅん!」と空を切る井上シェフの気合が、聴こえてきそうなシーン。理不尽な扱いに対して、自分で自分の環境を変える。そんな「凛とした志」を際立たせる音に、勇気を貰った。

4.触覚
>>P53.自らの知識を豊かにし、その芸術を高めるという共通の目的に向かって共に進む料理人にとって、料理に国境はない

山脈や海によって隔てられた各国が、米や魚や肉、果実といった様々な食材の育成・活用によって、そのラインを無くす。そんなイメージが、各食材の、トゲトゲ、つるつる、ふんわりetc.といった触覚と共に、思い浮かんだ。先日、デンマークの天才料理人レネのドキュメンタリー映画「noma」を鑑賞したからかもしれない(実に美しい自然と食材が克明に描かれていた)。井上シェフとレネシェフ。時と国を超えて、共通するスピリッツをお持ちだと、お見受けした。

5.嗅覚
>>P196. 舞踊と料理_、彼女は間違いなく私の料理の味覚、コク、そして余韻を楽しんでくださって

「武原はん」という人物を、この本を読むまで全く知らなかった。料理の求道者である井上シェフが、心惹かれる人物とは、どんな方だろうと、YouTubeで拝見。たしかに無駄を削ぎ落とした美が、そこにはあった。その芳しき色香に観入り、私も、これから人生の女性美を、深く追い求め楽しみたいと思った。

ーーーーー
以上、私の五感を、鋭く深く進化させてくれたこの本に、感謝申し上げたい。その中でも、一番好きだったフレーズは

>>P196.「考えてみれば、人生は無駄だらけです」

この読書体験が、また、待ちに待った2016.7.23のシェ・イノでの初めての実食体験が、今後の私の人生に、どう影響を与えるか今はまだわからない。ただ一つ、おぼろげに期待していることがある。井上シェフとの出会いで、私の未来は、五感を研ぎ澄ませながら、おいしく変化していくのだろう。
このレビューの画像
カスタマー画像
カスタマー画像
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年6月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年7月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート