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なぜこの店で買ってしまうのか 新版: ショッピングの科学 (ハヤカワ新書juice 6) 単行本 – 2009/9/1

4.1 5つ星のうち4.1 31個の評価

この商品には新版があります:

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 早川書房 (2009/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 485ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4153200069
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4153200067
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 31個の評価

著者について

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パコ・アンダ−ヒル
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
"ショッピングの科学は目新しいものではないと、あらためて思う。闘争・逃走反応や、脳は息をどう制御するかといったことと同じように、ショッピングは人間のDNAに事実上、組み込まれているものだからだ。"2001年に国内紹介され、ベストセラーになった本書は、実店舗の小売担当やECサイト運営者必読の不朽の良書。

個人的には、自身も実店舗としての"意図的に変わった"本屋をしている事。また、スマホアプリでの買い物が常態化しているから今だからこそ、あらためて【リアルな場自体の在り方の変化】が求められている今を考えたいと思って本書を手にとりました。

さて、本書では徹底した現場でのフィールドワークによる調査結果により、例えば【試着室にもって入ったジーンズを実際に買う割合 男65%、女25%】【カゴを使う客が実際に物を買う割合75% 使わない客が品物を買う割合34%】などと豊富な事例にて、人の行動メカニズムや男女の心理差などを紹介しているのですが。技術がどれほど発達しても【手は2本しかない、右利きが多い】相手の立場や心境をイメージして考える大切さを確認させていただきました。(『尻こすり効果』も印象的)

また一方で、本書では約20年前に書かれたにも関わらず、高齢化社会の到来、オンラインショッピングの常態化についても予見して、それぞれに実店舗で求められていくであろう事についても提案しているわけですが。某国では【高齢者を死ぬまで働く労働者】とし、弱者に配慮しない社会へと着々と舵をきっている中、企業サイドでは【(若者の消費離れを追うのではなく)高齢者目線に配慮するサービスを提供すること】がより大切になってきている事、またオンラインショッピングには向かない商材を取り扱う事や【五感に訴えかける場づくり】の必要性が増している事には共感しきりでした。

"店には三つの要素があるということだ。つまり、設計(店舗の)、品揃え(仕入れる商品がなんであれ)運営(従業員の業務がなんであれ)"よい勉強になりました。

小売業界の方はもちろん、オンライン、オフラインで何らかの人を巻き込む場づくりをしている誰かにもオススメ。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
店舗での行動はデザインされており、様々な手段でお金を使わせようとしてきている事を知れました。
小売業に従事する方は必読だと思います。
男性は試着をした場合65%が購入するが女性は25%に留まる
等非常に面白いデータも数多く書かれています。私達がお店でお金を使う為に多大な労力が注がれている事を知っておいて損は無いかと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年7月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リテール企業の方には古典かもしれませんが、ショッパーマーケティングとしても示唆が多い良書。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
お客様にとって魅力的な売り場、店の作り方を解説した本です。
この本を読んでから店舗へ行くと、置かれている商品や什器、道具の意味や意図を理解できます。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
勉強になりました。開いたら、手で押さえなくても開いたままになっていればもっといい。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月19日に日本でレビュー済み
この一冊で、あなたの御客様を見る目が変わる。
漫然と見過ごしていたものの中に、宝の山があることに気がついてしまうからだ。
そして、自分達の商売の中に山のように潜む、売れない理由を見つけるようになるだろう。

地道に観察をし、膨大な観察結果から結論を紡ぎ出す文化人類学者が、
その持てる観察能力 −そしておそらくは強靱な忍耐力も− をショッピングの
分析に振り向けた結果、商売に携わるものであれば誰もが喉から手が出るほどに
欲しがっていたもの、買い物を科学する学問、いや、商売が出来上がった。

ショッピングとはそも何ぞや? その一つの解が、この中にある。

第1部 ショッピングの科学の誕生

* こうして科学が生まれた
* 小売業者が知らないこと

第2部 ショッピングのメカニズム

* 入口と移行ゾーン―ショッピングの始まり
* 手の問題の重要性
* 看板や掲示板を有効利用するには
* 買い物客は人間で、人間らしく動きまわる
* 固定観念で販売することの危険性

第3部 ショッピングの統計的研究

* 男性と女性のショッピングの相違点
* 女性が小売店に求めるもの
* 老眼鏡にはまだ早い
* 子供の領分

第4部 ショッピングの力学

* 意思決定をつかさどる感覚的な要素
* 三つの要素
* 買い物客の評価の物差し―待ち時間
* 会計/包装にまつわる憂鬱
* マーチャンダイジングとは何か

第5部 ショッピングの文化

* インターネット
* ショッピングの科学、世界へ
* 世界につながる窓
* 結論

本書はとことん現場主義だ。 本当に見事なまでに。
だから圧倒的な説得力がある。 腑に落ちる。
読めば誰だってフィールド調査の重要性をとことん再認識できる。
フィールド調査のやりかた、視点も自然に頭に浮かぶようになる。

自分達は、自分達で思っているほどには、自分達のことを理解していない。
自分達の商売のなんたるかを理解していない。
もっと言えば、御客様のことを考えてはいるが理解していない。
その無意識の行動の中に、宝が、チャンスがあるというのに。
・・・いや、違うな。 それはそんな良いものじゃない。

そこにあるのは、唯一の生き延びる道。 光り輝く道。
複雑に絡み合った迷宮に射す一条の光だ。

私達は、結論にある次の言葉を肝に銘じるべきだろう。

   脅威はどこからでもやってくる。 競争相手は同業者だけだと
   信じている商店主は、危険なほど視野が狭いと言わざるをえない。

そう、一歩間違えれば闇。 生き残るための道を歩くために、
もっと御客様を理解しなきゃならない。
わかったつもりじゃなく、本当の意味でわかるために。
まさに御客様自身が気づかない何かを発見するために。

   小売店の競争相手になるのは、消費者が時間と金を費やすもののすべてなのだ。

御意。

ひとりの消費者の財布はひとつ、そこを流れる時間もひとつだけなのだから。
椅子取りゲームで生き残るのは誰か、自分の代わりに椅子に座ろうとして
いるのは誰か。 それを見誤ると、誰もいないと思ってた椅子に、
誰かかちゃっかりと座っているのかもしれない。
そして私達は座る椅子が無くなって退場となってしまうのだ。

同じ努力をするなら、より効果的な努力を。 本書はきっとその助けになる。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年4月14日に日本でレビュー済み
まさしくショッピングの科学、学問といえるもの。

世界中での膨大なフィールドワーク調査を始め、Vカメラでの定点も含め
手間とお金をかけて調査して導き出された
消費者の導線に関する法則は、とても参考になります。

コンバージョン・レートを実店舗に落とし込んで、調査をかけていく過程も
目からウロコでした。

後半は、著者パコさんの大変だった日々の思い出だったり、パコさんの
世界予測だったりもして、散漫になってしまいますが面白かった。

ハヤカワのこのシリーズは、結構良いです。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年4月10日に日本でレビュー済み
ベストセラーの改訂版。

前の版は読んでいないので、今回、初めてこの「ショッピングの科学」に関する本を読んだ。この本で取り上げられている、数々の例やアイディアはそれ自体が特異なものでなく、言われてみれば、或いは、実際に目の当たりにしてみればごくごく当たり前の、難しくも何ともないことばかりだと思う。しかし、こういったことを業務とする会社が実際に存在し、活動していることからして、そんな当たり前のことすら気づかない人間が以下に多いかということの証左だろう。もし、もう少し店内の様子に、或いは買い物客の動きに気をつけてさえいれば、一体どれだけの利益につながるだろうか。

また、この本では、非常に多くの事例が紹介されているが、それら一つ一つが実際のものだからこそ、読んだときの説得力になるのだとも思う。インドからブラジルから、世界中の事例が挙げられているが、日本の事例の一つとして携帯電話のデコレーションを挙げているのが興味深かった。正直なところ、そんなものにこれといって関心がなかったが、そういう見方もあるのか、とちょっとだけ考えさせられた。加えて、インターネットとショッピングとの関わりに関しては、必ずしも好意的なばかりではなく、割と辛口のことを言っているのも印象的だった。

本としての印象はというと、これはアメリカのビジネス書の特徴の一つかもしれないが、実際の事例の紹介が非常に多いのが特徴だと思う。そのため、読んでみて、その状況をイメージ出来る。その点、読み易い点だと思う。しかし、最初からほぼ最後の方まで500ページ弱その調子で続くので、結構ボリューム的には疲れるとも思う。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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