本書は、新聞の内容は全て一書だと勘違いしている人にお勧めする一書です。
例え同じ記事であっても新聞社によって、見方が全然違うことが良く分かります。
特に、憲法、歴史認識、安全保障問題などに対する見方は180度異なっています。
本書が出版された2001年8月当時は、保守・読売VSサヨク・朝日の対立軸が明
確であったと思います。しかしながら最近では、なんと宿敵である、読売新聞主筆
・渡辺恒雄氏と朝日新聞論説主幹・若宮啓文氏が共著で、小泉首相の靖国参拝
に異を唱える、「靖国と小泉首相:論座編集部」を出版するような時代です。最早、
読売は保守の座を産経に譲り、中道左派に陥ってしまいました。
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読売vs朝日: 社説対決50年 (中公新書ラクレ 15) 新書 – 2001/8/1
- 本の長さ316ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2001/8/1
- ISBN-104121500156
- ISBN-13978-4121500151
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2001/8/1)
- 発売日 : 2001/8/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 316ページ
- ISBN-10 : 4121500156
- ISBN-13 : 978-4121500151
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,048,163位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 838位中公新書ラクレ
- - 1,233位ジャーナリズム (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年9月24日に日本でレビュー済み
2011年10月31日に日本でレビュー済み
読売vs朝日とのタイトルですが、各社の歴史なども踏まえた大きな視点での内容を期待していました。
しかし読んでみると読売側の人間が読売側の視点で、読売をヨイショすると言ったつまらない内容でした
取り上げているテーマも朝鮮問題の両社の社説のみで、ひたすら強硬論ばかりを唱える読売側のと、それでも対話は必要だと主張する朝日側のを比べて、読売の方が正しいと主張する、そんな感じです。特に柘植パートはその傾向が強いです
読売が好きで好きで溜まらない層にはまあ良いのかもしれませんが、私には読むに耐えない、105円の価値も無い(ブックオフで買った)だなと思いました
しかし読んでみると読売側の人間が読売側の視点で、読売をヨイショすると言ったつまらない内容でした
取り上げているテーマも朝鮮問題の両社の社説のみで、ひたすら強硬論ばかりを唱える読売側のと、それでも対話は必要だと主張する朝日側のを比べて、読売の方が正しいと主張する、そんな感じです。特に柘植パートはその傾向が強いです
読売が好きで好きで溜まらない層にはまあ良いのかもしれませんが、私には読むに耐えない、105円の価値も無い(ブックオフで買った)だなと思いました
2008年4月4日に日本でレビュー済み
理想をともなわない現実主義者は堕落した人間であり、現実をともなわない理想主義者は愚かな人間だ。
日本で言えば前者が自民党と読売新聞、後者が社会党と朝日新聞であり、この本を読めば、どちらがより性質が悪いか理解できると思います。
ある程度、理念や言動に縛られる政治家や政党と違い(現に社会党は崩壊した)、朝日新聞は時に「商業左翼」と揶揄されるほど突然、手の平を返す社説を書くことがあり(例えば、それまで同士だった社会党を突然、批判し始める)、この本のように過去の社説をまとめて読める本は、とても便利です。
自国民を弾圧して殺し、他国を侵略して他国民を殺す、共産主義国を擁護した社説と憲法を守り、兵役拒否までして殺すな、と主張する社説を同時に読めば、朝日新聞が「平和主義」の善良な新聞と勘違いされることもないでしょう。
日本で言えば前者が自民党と読売新聞、後者が社会党と朝日新聞であり、この本を読めば、どちらがより性質が悪いか理解できると思います。
ある程度、理念や言動に縛られる政治家や政党と違い(現に社会党は崩壊した)、朝日新聞は時に「商業左翼」と揶揄されるほど突然、手の平を返す社説を書くことがあり(例えば、それまで同士だった社会党を突然、批判し始める)、この本のように過去の社説をまとめて読める本は、とても便利です。
自国民を弾圧して殺し、他国を侵略して他国民を殺す、共産主義国を擁護した社説と憲法を守り、兵役拒否までして殺すな、と主張する社説を同時に読めば、朝日新聞が「平和主義」の善良な新聞と勘違いされることもないでしょう。
2001年12月25日に日本でレビュー済み
読売新聞論説委員会と井沢元彦氏の組み合わせから、朝日の批判になることは容易に想像がつくし、問題とは思わない。しかし、読売、朝日両紙の社説を長々と引用しておきながら、読売側の社説の解説が少なすぎる。朝日がだめだから読売が良いというような解説は稚拙すぎる。読売が優れていると断定するならば、その根拠をもっと明確にしてほしかった。また、そうしないのならば、読売の社説を引用する必要は無かった。
2005年6月7日に日本でレビュー済み
社説というものは、なんだか堅そうでとっつきにくくあまり読んだことがなかったのですが、この本を読むとこれからは社説も読もうと思いました。
本当に、言っていることが新聞によって全然違うのです。だからこそ、普段自分が読んでる新聞だけを鵜呑みにするのは危険だと思います。世の中、本当に色んなものの見方があるんですよね。
ただ、この本のはじめにも書かれていますが、この本は読売新聞社系列の中央公論分社が出版したものであるため、やはり読売新聞よりの解説(解釈)が多いような気がします。
朝日でもこういうものは出版していないのでしょうか?もしくは、全くの第三者的立場からの、解説本が出ると面白いなぁと思います。
本当に、言っていることが新聞によって全然違うのです。だからこそ、普段自分が読んでる新聞だけを鵜呑みにするのは危険だと思います。世の中、本当に色んなものの見方があるんですよね。
ただ、この本のはじめにも書かれていますが、この本は読売新聞社系列の中央公論分社が出版したものであるため、やはり読売新聞よりの解説(解釈)が多いような気がします。
朝日でもこういうものは出版していないのでしょうか?もしくは、全くの第三者的立場からの、解説本が出ると面白いなぁと思います。
2005年2月4日に日本でレビュー済み
過去の両社の社説を並べて見ると、いかに朝日が一時の感情に流されて記事を書いているか良く分かる。対して、読売の社説は「三十年後の批判に耐える社説を」という合言葉の通り、現在の地点から見ても違和感がない。この本に反論があるのなら同種の書籍を朝日新聞論説委員会も出版した方が良いだろう。
2001年10月5日に日本でレビュー済み
地方に来て、情報入手が前より難しくなったこともあり、新聞選びが楽しみになりました。社説はその新聞の核心というかポリシーがはっきり出てくるので、最近になって目を通すようになりました。この本は、読売側からテーマを選んでいるので、朝日には歩が悪いかもしれませんが、自分の知ってるテーマだけを拾い読みしてもそれぞれの対極にある意見が面白かったです。