博物館でよくお目にかかるものの、何が書いてあるのか
さっぱりわからないのですが、
この本の解説を合わせて昔の手紙を見ると、
やはり浅学の輩には解らないですね。
古文書学というもの、機会があったら受講したいと思います。
鬼武蔵、戦国きっての武闘派と言われ上州では泣く子も黙る非情な森長可、
彼の有名な死を覚悟した手紙、イメージと違って柔和な字と家族思いの
訥々とした文面が意外というか、素顔を見る思いがします。
吉川経家、山中鹿之助、彼らのは遺書に当たるものですが、
戦国武将のはかなさ、淋しさ、厳しさを感じさせられます。
信玄の手紙は、実務的ですがそつなく緻密さがうかがわれます。
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戦国武将の手紙を読む: 浮かびあがる人間模様 (中公新書 2084) 単行本 – 2010/11/1
小和田 哲男
(著)
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- 本の長さ247ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2010/11/1
- ISBN-104121020847
- ISBN-13978-4121020840
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2010/11/1)
- 発売日 : 2010/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 247ページ
- ISBN-10 : 4121020847
- ISBN-13 : 978-4121020840
- Amazon 売れ筋ランキング: - 392,746位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,705位中公新書
- カスタマーレビュー:
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2019年10月28日に日本でレビュー済み
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この本は写真版の原文、翻刻、読み下し、現代語訳が並べて表示されています。こういう形式の本は意外に少なく面白く読めて、崩し字の勉強にもなりました。
2013年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小和田先生のわかりやすい古文書学だと思いました。
古文書を読んでいる人は必見です。
古文書を読んでいる人は必見です。
2013年10月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
治家記録だけでなく手紙で本人の心 行動 考え方がよみとれ 隠れたところが読み取れて面白い。
2011年9月15日に日本でレビュー済み
すべて自筆の書状なので、どの武将がどんな字を書いていたか
わかって面白い。
直江兼続の手紙の、いかにも一気に書いた大胆さが良いし
石田三成のカクカクした文字は、なんだか好きだ。
秀吉の手紙は思っていたほど悪くなかった。
細川親子の手紙が載ってたら良かったなぁと思った。
上杉謙信の愛情あふれる手紙にはびっくり。
謙信は景勝のことをあんまり可愛がってなかったんじゃないの?
と思い込んでいたので、余計に。
なにより面白かったのが、
利家と政宗の手紙は、小田原参陣のエピソードでリンクしているところ。
この二人が書いた自筆の手紙はけっこうありそうなのに、
あえてこの手紙を選んでいる点が、この本の楽しさだと思う。
だから「浮かび上がる人間模様」なのね、と納得。
まとめ方が非常に良い本だと思った。
わかって面白い。
直江兼続の手紙の、いかにも一気に書いた大胆さが良いし
石田三成のカクカクした文字は、なんだか好きだ。
秀吉の手紙は思っていたほど悪くなかった。
細川親子の手紙が載ってたら良かったなぁと思った。
上杉謙信の愛情あふれる手紙にはびっくり。
謙信は景勝のことをあんまり可愛がってなかったんじゃないの?
と思い込んでいたので、余計に。
なにより面白かったのが、
利家と政宗の手紙は、小田原参陣のエピソードでリンクしているところ。
この二人が書いた自筆の手紙はけっこうありそうなのに、
あえてこの手紙を選んでいる点が、この本の楽しさだと思う。
だから「浮かび上がる人間模様」なのね、と納得。
まとめ方が非常に良い本だと思った。
2015年12月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦国武将の自筆文章ということで、当時の武将たちの息遣いが文章から伝わって来るようでとても面白かったです。歴史好きな方にはもちろん、江戸仮名などを学ばれている方も満足できる内容だと思います。
2012年12月22日に日本でレビュー済み
2年前に出版され、気になっていた本。期待どおり充実した内容だった。やはり、小和田先生の著書はハズレがない。
信玄、謙信、信長、秀吉、家康といったビッグネームだけでなく、光秀、三成といった敗者や、森長可、山中幸盛といった渋い武将の右筆書きや自筆の書状20を取り上げ、それぞれ実物の写真、翻刻(原文)、読み下し、現代語訳が付いていて、その内容から書状が書かれた背景や、武将の経歴、人となりまで掘り下げている。
例えば、小田原攻めの直前に、前田利家が伊達政宗に宛てた書状では、政宗から馬を贈られたことへの謝礼、政宗のことを秀吉にとりなしていることなどが書かれ、政宗に上洛するよう促している。政宗が小田原に遅参しながら命拾いしたのは有名な話だが、この書状からも分かるように、利家と通じていたことが幸いしたという。
写真を原文といくら見比べても、小和田先生いわく「みみずののたくったような字」はまったく読めないが、自筆の書状は「あの名だたる武将は、こんな字を書いていたんだ」という興味を覚えた。
ちなみに、あとがきによれば、小和田先生は指導教授が古文書学の大家で、先生自身も初めて大学の教壇に立ってから定年まで36年間、専門の戦国時代の講義の傍ら、古文書学を講義したきたという。本書で取り上げた書状も、講義のテキストとして使用したものが多いそうだ。
信玄、謙信、信長、秀吉、家康といったビッグネームだけでなく、光秀、三成といった敗者や、森長可、山中幸盛といった渋い武将の右筆書きや自筆の書状20を取り上げ、それぞれ実物の写真、翻刻(原文)、読み下し、現代語訳が付いていて、その内容から書状が書かれた背景や、武将の経歴、人となりまで掘り下げている。
例えば、小田原攻めの直前に、前田利家が伊達政宗に宛てた書状では、政宗から馬を贈られたことへの謝礼、政宗のことを秀吉にとりなしていることなどが書かれ、政宗に上洛するよう促している。政宗が小田原に遅参しながら命拾いしたのは有名な話だが、この書状からも分かるように、利家と通じていたことが幸いしたという。
写真を原文といくら見比べても、小和田先生いわく「みみずののたくったような字」はまったく読めないが、自筆の書状は「あの名だたる武将は、こんな字を書いていたんだ」という興味を覚えた。
ちなみに、あとがきによれば、小和田先生は指導教授が古文書学の大家で、先生自身も初めて大学の教壇に立ってから定年まで36年間、専門の戦国時代の講義の傍ら、古文書学を講義したきたという。本書で取り上げた書状も、講義のテキストとして使用したものが多いそうだ。
2011年2月28日に日本でレビュー済み
新書で原文、原文の文章を正確に説明、解説付き。
それぞれの武将の花押も見どころ。
有名どころの武将の達筆さを堪能出来ます。
秀吉の手紙は情熱がありあまり改行がよくわかりません。
武士のではないのですが、秀吉の手紙は人を動かしたと聞きます。
時代で一番をとった人の勢いがあります。
それぞれの武将に想いをはせましょう。
筆で書いてあります。
新書にでは小さいくてみにくいです。
もう少し大きければと思います。
しかし、電車や外出先で本を広げるチャンスをくれた
小さくてナイスな力強い本です。
それぞれの武将の花押も見どころ。
有名どころの武将の達筆さを堪能出来ます。
秀吉の手紙は情熱がありあまり改行がよくわかりません。
武士のではないのですが、秀吉の手紙は人を動かしたと聞きます。
時代で一番をとった人の勢いがあります。
それぞれの武将に想いをはせましょう。
筆で書いてあります。
新書にでは小さいくてみにくいです。
もう少し大きければと思います。
しかし、電車や外出先で本を広げるチャンスをくれた
小さくてナイスな力強い本です。